LotusExige350 SportのECUセッティング! 純正採用された最悪なパーツを取り除きフルスロットル!! 全開パワーチェック動画あり。
以前のnoteに書き綴りました
ロータスエキシージ350スポーツ。
入庫時に煽ったアクセルペダルの反応に違和感を感じ
エンジンルームの、とある場所を確認すると
やはりアノ物が鎮座していましたので、撤去してダイナパックへ
まずはアノ物を取り外した状態でのパワーチェックを行い
その後はパワーゲート3+と言う端末を使い、純正データーを確認します。
ロータスで造られる車両はECUの内容が出鱈目なことが多い事で有名です。
嘘か本当か確認する手立てはありませんが
「どうせ各国に到着した際に
その国のインポーターが正しいデーターを入れるんでしょ!」
って事でお国違いのECUでも
筐体さえ合っていればそのまま付けちゃう・・・。みたいな。
要は日本に入った際、インポーターであるLCIさんが主導して
日本仕様のデーターを、専用の診断機を使ってリプロするので
日本に出荷するに当たっては、北米仕様のECUだろうが
EU仕様のECUだろうが、なんだっていいでしょ~と言う感じです。
なので、SWがクチャクチャな事があるんですよ。
SWapgはソフトウェアアップグレードナンバー
SWはソフトウェアナンバーで、ECUに最初に入力されたデーター。
通常はこの二つのデーターには関連性がありますが
ロータスの場合、この2つが全く違うという事がボチボチあります。
そうやって日本に入ってくる度にLCIさんに準備されたSWapgが
次から次にリプロされていくので、どんどんと新しいROM内容が増え広がり
我々はその車種の生産が終了するまでの間
気が気じゃないと言う状況が続く訳です。
そう、古いモデルであったとしても、リプロされてしまえば
ECU内のデーターは新しくなってしまい
今まで作成して来た定義付けがズレてしまいます。
その場合は・・・すべて最初からやり直し、です。
さて今回はどうか?と言うと、問題なくECU内データーと通信し
その中身が既存のデーターと一致したことが確認出来ました。
ホッと一安心です。
このデーターをベースに、各マップを精査し
空燃比、バルタイ、点火時期に加え
トルクデマンド制御の根幹となる部分を変更して行きます。
T6Eと呼ばれるEFI製のECUを採用するV6エキシージは
マップのDamosやmappackが無い事で有名です。
Bosch製のECUであれば、何らかの出口から・・・。
あっ ここからはちょっと面白い内容になるので。