見出し画像

本日も無料記事!アフターパーツメーカー製タービンの裏話。HKS製トラスト製ブリッツ製TOMEI製と様々なメーカーからタービンが出ていますが・・・。我々ビークルフィールドが絶対に使わないタービンは・・・?

IHIと言えば、最近、結構な勢いでテレビや週刊誌を賑わせていますが
自分たち世代としては当時最強と言われた
RX6タービンのインパクトが未だに強いです。
通称F1タービンとも言われ、その名の通りF1でも採用されていたそうですが
小さなタービンブレードからは想像も出来ないパワーを
これまた当時としては想像出来ないようなブーストを掛けて発揮!

PS13シルビアやBNR32 GT-Rだとブースト1.0kかな?
1.5k掛けると壊れるよね・・・??なんて言っていた時代に
制限されて2.5k
最大だと6.0kものブーストを掛けて使われていた当時のIHI製F1タービンは
チューニング大好きな若者からはあこがれの的でした。

そんなIHIのタービンは主に自動車メーカーに供給されますが
アフターパーツメーカーにも積極的に供給される時期があったり
「お前らなんか相手に出来ね~よ」
って言う塩対応になったり・・・。

アフター向けのIHI側担当者が変わるごとに
その対応が180度変わるので、各チューニングパーツメーカーは
「IHIとは深く関わらない方が、そっぽ向かれたときのダメージが少ない。」
と言う意見が多数派でした。

それを表す案件として、EJ20や4G63用のRX6タービンを使ったキットが
とあるメーカーから大々的に発表されたのですが、すぐに廃版・・・。
その後、そのメーカーも社名が変わり・・・と言う事件が発生。

IHIに関わると痛い目を見ると言う
良くない例として掲げられる様になりました。

そんな中、IHIはアフター向けタービンの窓口として
クローバーターボと言う会社を設立し
アフター向けの販売はこの会社を通して行う様になりました。

これが当時のクローバーターボプレートの入ったタービンです。

今ではIHIターボサービスと言う呼称に社名を変更していると思います。

こう言ったアフター専門の窓口が設置される事で
様々なアフターパーツメーカーが少しづつIHI製のタービンを
自社ブランドとして販売するようになっていった訳ですが
その販売時にあたかも自社で1から造ったような宣伝の仕方をするので
訳の分からない情報が独り歩きして様々な誤情報をまき散らす訳です。

こう言う宣伝の仕方を見てIHI側も疑問を抱くのかもしれませんね。

このタービンは

ツインスクロールを採用した後に登場したスバル系タービンの中では

純正採用品中、最強と言われるインプレッサ S204限定車用タービンです。

そして

これがTOMEIさんがT400Mと謳うツインスクロール式タービン。

アクチュエーターこそ異なりますが
ハウジング含めてVF42と酷似していますね。

HKS製
トラスト製
ブリッツ製
TOMEI製と様々なメーカーからタービンが出ていますが
ターボチャージャーを内製で造ると言う事はまずしません。

HKSが一時期GTⅡタービンと言う物を内製品として世に出しましたが
組み立てているのはHKS内であったとしても
そのコアな部分はどこで作ってる?みたいな疑惑があり
結構な勢いでぶっ壊れたので
今ではGTⅡと言うラインナップはほぼ消滅しましたね。

続いて発表されたGTⅢタービンは基本的にはMHI製
日本語にすれば三菱重工です。

トラストさんがよくTDタービンってのを前面に出してましたが
TDはトリプルダイヤの略、日本語にすれば三菱です。

ブリッツさんは最近IHIのタービンを使う事が多いようですね。
R35GT-Rのボルトオンタービンは非常に評判が良いですが
物を見ると、あ~、そう言う事ね。と納得です。

っでTOMEIさん。
ARMSと呼ばれるブランドのほとんどは未だに・・・。

はっきり言いますが
我々ビークルフィールドではTOMEI製のタービンは一切使いません。

なぜ使わないのか?
その詳細は以前に一度noteに書き綴ったのですが

疑惑の記事の一つとして、削除されました・・・。

今はサルベージして

同じ内容を再掲載していますが
その後は消される事なく掲載され続けています。

我々ビークルフィールドがなぜTOMEI製の製品を使わなくなったのか?
過去記事を再度読んで頂き、その理由に納得して頂ければと思います。

今時のダウンサイジングエンジンとは
切っても切り離せなくなったターボチャージャー。

そこにはさまざまなノウハウがあるからこそ
サードパーティーメーカーが
小手先でどうこう出来るレベルではありません。

だからこそOEMにて販売するのでしょうが
その売り方と言う物に気を付けないと、正確な情報が伝わりませんよね。

それでは皆さん、また明日!