ER34スカイラインでエアコンが効かない。っと言うかアイドリングでエアコンコンプレッサーのマグネットクラッチがカチカチと切れたり入ったり・・・。なにが起こってる!?パワーFCでは起こらなくても純正ECUとVproを組み合わせると発症するこの症状。
今迄はAPEXのパワーFCで制御されていたER34 スカイラインを
Vpro+純正ECU制御にしたらエアコンのマグネットクラッチが
アイドリングでカチカチ切れたり入ったりします。
APEXのパワーFCって、色んな意味で凄い?フルコンでして
汎用性を高める為なのか、純正では受け付けないような制御を
パワーFCに付け替えると動いてしまうようなことがあります。
その一例として日産の燃料ポンプコントローラーFCPM問題。
パワーFCは基本的にFPCMを使わない仕様なので
燃料ポンプの駆動は一律です。
っが、その状態から純正ECUに戻すとFPCMを介すことになります。
正常に稼働するFCPMなら問題ありませんが
パワーFCを使っている間にFCPMが逝ってしまうと言う事があり
純正ECU制御に戻したら燃料ポンプが動かない・・・。
と言う事件に巻き込まれたことがあります。
当初は戻した純正ECUに問題があるのかと
燃料ポンプの制御グランド端子を点検しましたが異常なし。
配線をテスターでチェックして行くと
FCPMですべての信号が遮断されていたと言う結果でした。
でもパワーFCだと、この状態でも燃料ポンプ動くんですよ。
ある意味、すごいフルコンです。
その代わりダイオードの入れ方とかが純正ECUとは全く異なるので
万が一、一瞬でもバッテリーの+-を逆接すると
パワーFCは瞬殺されます。
逆流遮断回路が設計されて無いようです。
純正ECUだとちょっとの間なら耐えます。笑
こんなパワーFCで制御されていた
ER34 スカイラインをメインの制御はVproで行い
エアコンやエンジンスタート等は純正ECUにて制御する仕様にしました。
すると、冒頭の文章で説明したように
エアコンのマグネットクラッチがアイドリングで
カチカチ切れたり入ったりする症状が発症。
まず疑うのがエアコンガスのガス圧ですが
特に問題となる様なガス不足は見受けられません。
そこでエアコンのカット制御について
整備書ではなく新型解説書を見てみると
こんな文言を発見
全開加速時(スロットルポジション67度以上)には
5秒間マグネットクラッチをOFF・・・
そう言う事か!
実はこの車両、スロットルの位置を変更したついでに
少しでも大きいスロットルを組みたいと言うことで
SR用のスロットルを流用しています。
当然スロットルポジションセンサーもSR用なのですが
RB用とは出力特性が逆になるのでVproのスロットル入力学習にて
全閉電圧と全開電圧を学習させて動かしています。
VPROのER34用車種別ハーネスのスロットル入力は23番の信号ではなく
37番の信号が入力されている関係で
分岐されて純正ECUに入っていくスロットル信号が
変な値になってしまいます。
ちょっと分かり辛いですね。
実際に
純正ECUのデーターを確認するため
コンサルタントからの信号を見てみると衝撃の事実が・・・。
これじゃ~ダメだわ。笑
どんなスロットル信号になってしまっていたのを
どんな方法で対策したのかは有料ページにて開示して行きます。