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本日は無料記事!ZC33S スイフトスポーツがファイナルエディションを持って販売が終わるに際して、この7年間を振り返る。前編。
色んな噂が流れたZC33S スイフトスポーツのファイナルエディション
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蓋を開けて見れば、あちこちの色が変わっただけで
エンジンやパワートレーンには なんの変更も無く売り出されました。
新型スイフトにもスイフトスポーツが準備されると
なにを根拠に騒いでいるのか分からない方々が
あちこちで記事を挙げていますが
スズキの営業マン達に正式に知らされた内容は
「現行型スイフトにスポーツの設定は無い。」
だそうです。
なので、スイフトスポーツはこのZC33S型が最終型になる訳ですね。
2017年の9月にセンセーショナルなCMにて発表されたZC33Sは
今迄のM16Aエンジンを捨てK14Cと言うターボエンジンを採用しました。
ホンダのシビックタイプRに乗るエンジンがK20C
K20Cを制御するECUはBOSCH製で
ZC33SのK14Cを制御するのもBOSCHのECU。
その手の筋の人が見れば、あ~そう言う事ね・・・。
と言うエンジンと制御で発売されたZC33S スイフトスポーツは
スズキが思っていたよりも売れまして、発売後一定期間は
我々業者が購入する事が出来ませんでした。
実際に注文が出来る様になって納車されたのが2018年の1月
![](https://assets.st-note.com/img/1734755372-ubsUCrBa0qleFfAI2dc71i93.jpg?width=1200)
ここから我々ビークルフィールドのZC33S開発がスタートしたのでした。
![](https://assets.st-note.com/img/1734755404-cMw2QWZtvLeiEmlu4gKqGy97.jpg?width=1200)
しかし初めてK14Cエンジン用のECUを手掛けたのは、このZC33S用ではなく
![](https://assets.st-note.com/img/1734755525-OvHwDJ2uj8YfkNnFaPQ6lpRh.jpg?width=1200)
YEA1Sと言うエスクードのK14Cエンジン用ECUでした。
スイスポとは異なり、このエスクードはレギュラーガソリン仕様ですので
ECUのデーターをハイオク用に置き換える事で
大幅なパワーアップが可能でしたし、ECUが非常に
![](https://assets.st-note.com/img/1734755639-vX8kIfdBhopKQGUsD1eW0unA.jpg?width=1200)
取り外し易い部分に固定してあったので脱着も楽でした。
ZC33S スイスポも同じような位置にECUがいるだろうと予想していたら
まさかのバルクヘッド内に納められまして
![](https://assets.st-note.com/img/1734755838-shHNK5iv4m2oCrYfqnZte30D.jpg?width=1200)
取り外しにはワイパーブレードや
カウルトップパネルを外さなければいけないと言う
![](https://assets.st-note.com/img/1734755855-A5xOu7KCnwYTLRgJNQ4vSrt6.jpg?width=1200)
一般の方では なかなか作業したがらない位置に鎮座してました。
さらに開発当初は書き換え毎にECUの蓋を取り外し
![](https://assets.st-note.com/img/1734755896-RMJKBYW31SQViZgszctjhwCP.jpg?width=1200)
基盤に直接アプローチをしなければいけないと言う手間があり
試したいデーターの度にECUを取り外して蓋を取り・・・。
非常に面倒臭い手間が、都度掛かっていたのです。
この時期からECU開発を手掛けられていたのは自分が知る限る
2~3社だけじゃないでしょうかね?
あの大手M社がZC33S用ECUを手掛け始めるのはこの数か月後となります。
我々ビークルフィールドはこのエスクードやスイスポのECUを弄る前に
AUDI S7やメルセデスのA45にて、BOSCH製のECUを取り扱っていたので
データーの癖と言いますか制御の流れをなんとなく掴んでいました。
っが、今まで国産メーカーのECUしか触った事が無かったショップや
日本のツール卸しメーカーは
このECUの制御を十分に理解する事が出来なかった訳です。
そこで、こんな事件が勃発するのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1734756463-PeEHSqzkg1macGCK73os5VWp.jpg?width=1200)
とあるショップさんが大騒ぎを始めた事で全国的な事件に発展したのですが
怨恨から来る復讐とでも言いましょうか?
それにスイスポが利用された様な・・・。
今考えればECUの書き換えが原因な訳では無く
![](https://assets.st-note.com/img/1734756686-nmJfkNxXEpQMrvIR1elO90PL.jpg?width=1200)
ブーストロックと呼ばれる
ある意味ユーザー側の使い方に起因する原因かと。
それを
「〇〇〇〇が準備した書き換え気を使って
ZC33SのECUチューンをしている所は全部ダメだ!」
みたいな事を言い散らかし始めたので
収集がつかない状況になっていたんですよね。
〇〇〇〇の中身が知りたい方は
![](https://assets.st-note.com/img/1734757928-I2Vgxt3B95a674dT0lRnSZwu.jpg?width=1200)
こちらのnoteをご覧ください。
この中でクチャクチャなセッティングをしているのが〇〇〇〇です。
確かに〇〇〇〇が提供したツールやソフトでセッティングされた
ZC33Sは調子が悪くなることが多かったのも事実なんです。
大手のM社が最初は〇〇〇〇製のツールを使っていましたが
どうにもならなくて途中で替えたのは内緒の話です。
そんなトラブルを目にしながらも、ショップ間同士の
縦のつながりも横のつながりも希薄な我々ビークルフィールドは
独自路線を突き進み、世の中の大騒ぎは蚊帳の外状態でした。
それよりも意味不明なチェックランプ点灯現象と闘っていまして
![](https://assets.st-note.com/img/1734758695-A5zE3lJubiKnyerIQDVCWHpS.jpg?width=1200)
各オーナーからの情報提供もあり
あ~それをしてはいけないんですね・・・みたいな。
ラリー車やダートラ車両で多く点灯する事に納得した訳です。
ECUチューン用のデーターを造ったら、はい、それで御終い!
みたいなショップが多かった中、我々ビークルフィールドでは
1型6速MT 2型6速MT 4型6速ATと3台のZC33Sをデモカーとして所有し
その都度様々なテストや商品開発を行っていました。
そんな商品開発中に大変だった出来事や裏話などは
本日も無料記事!
ZC33S スイフトスポーツが
ファイナルエディションを持って販売が終わるに際して
この7年間を振り返る。後編。
にて紹介して行きます。
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