ZN6 86&ZC6 BRZのスーパーチャージャー装着車両でブーストを落としてパワーを上げる!?ブーストについて多くの人が勘違いしている現実。
ターボ車におけるブースト値は高ければ高いほど凄い!
なんて感じの風潮が強く、ブースト2㎏って言っても
今じゃ驚かれさえしませんが、ブーストって高ければ高い方が良いの?
ブーストを掛ける
と言う言い方と
ブーストが掛かる
と言う言い方があり、同じようで異なります。
今回はZN6 86にHKSのスーパーチャージャーキットを装着し
ECUをセッティングした際の事を書き綴っていきますが
ターボと違ってスーパーチャージャーは
エンジンの軸回転から動力を取るのでエンジン回転数にかなり依存します。
よく馬鹿なチューニング雑誌が
立ち上がりに優れたスーパーチャージャー
高回転にパワーが出るターボチャージャー
みたいなことを1990年代から書き続けてきましたが
真逆っすね。
スーパーチャージャーはエンジンの回転数が上がらないと
軸回転から取り出す動力が増えないので回転数が低いとブーストは掛からず
エンジン回転数の上昇に伴ってブーストも上がって行きます。
なので立ち上がりなんて言うのはまったく優れてません。
逆にターボチャージャーはエキゾーストブレードを回すだけの
風量さえ取り出せれば低回転だろうが
しっかりと過給が出来ブーストが掛かります。
同じ300PSぐらいが取り出せる
タービンとスーパーチャージャーがあり
ZN6 86に装着した場合の3000rpm前後のトルクは
タービンから取り出せるトルクの方が大きく
スーパーチャージャーの3000rpmなんて
NAに毛が生えたようなトルクです。
それをなぜかチューニング雑誌は長年の間、真逆の情報を垂れ流し
間違った情報が独り歩きしてました。
だからチューニング雑誌って嫌いなんですよ。
ダメなパーツでもお金払って広告出せば良い事書いてくれるし・・・。
っで、今日の本題はブーストを落としてパワーを上げると言う件。
まずはこのグラフを見て下さい。
明らかに赤いグラフより水色のグラフの方がブーストが低いです。
最大値で見比べると赤、0.83k 水、0.79k
一般的に考えれば赤いグラフの方がパワーは上のような気がしますが・・・