ZC33S スイフトスポーツにHKS製パーツがてんこ盛りでしたが、走りは絶不調極まりない状態で入庫・・・。初めて現物診ましたが、コレはさすがにヤバいですね。
滋賀県の守山市からお越し頂いた
こちらのZC33S スイフトスポーツですが
HKSのデモカー?と言うほどにHKSパーツで てんこ盛り状態です。
事の発端は、他店にて新車の納車と同時にHKSタービンを組んで貰い
インテークキットやブローオフバルブ
メタルキャタライザーにマフラー
そしてインタークーラー等をすべてHKSで揃えた物の
ECUが出来ないお店だったので、セッティングだけは大阪方面の
小さいクルマが得意なHKSのパワーライター店にお願いしたそうです。
出来上がったクルマに乗ってみると、思ったほど速くないだけでなく
4500rpmから5000rpm付近でアクセルを全開にしない領域で
ブブブブと言うリミッターが入った様な症状が出てしまうとの事。
ECUセッティングを頼んだパワーライター店にて
何度か調整を試みてもらった物の
良くなるどころかどんどん症状が悪化したそうで・・・。
そこで我々ビークルフィールドのオリジナルタービンに交換するに当たり
不具合箇所をトラブルシュートして欲しいと言う依頼でした。
こんな感じの他店での作業の手直し
ブログやnoteで挙げる以上に多々入庫します。
入庫時にオーナーには助手席に座ってもらい
自分が運転をしながら
その症状が出るアクセルの踏み方や回転域などを探ります。
再現性が無ければ治すも治さないも
処置後に治ったかどうかの判断が出来ませんのでね。
「えっ実際に乗って頂けるんすか?」
あっ乗っちゃダメですか?
と聞き返すと
「いえいえ、その逆でして。
ECUセッティングをしてくれたお店では
一切乗って貰えなくてですね・・・。」
・・・その時点で、そのお店はアウトですね・・・
関西では名の知れたパワーライター店だそうですが
自分的には、そのお店の仕事に前から疑問を持ってまして・・・。
造るエンジンは弊社でセッティングするとすぐにブローするし
Vproでセッティングしてもらったら壊れなかった!
と言うデーターを診て見ると点火時期めっちゃ低いし・・・。
そのお店が今度はZC33S スイフトスポーツの
純正ECUを書き換えたと言うので、もう最初から不安しかなかったのです。
っが、まずは装着パーツ側に問題があるかも知れないと
弊社ではハイブーストで速攻連続ブローしたHKS製GT3タービンを
撤去して、我々ビークルフィールドオリジナルのタービンへ
交換!
プラグ交換や
インテークとブローオフバルブのノーマル戻しを経て
まずは一度エンジンを掛けて見ました。
暖機運転をしている最中、取り外した
インテークパイプの赤枠部分を診て見ると
・・・えっ!?・・・
絶句するようなその景色に、コレはさすがにヤバいだろ・・・