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ZZW30 MR-Sに於けるパワー不足事情。打開する為に2ZZエンジンに換装すると今度は違った落とし穴があり・・・。極端に遅いMR-Sはココを診ろ!

ミッドシップライトウェイトスポーツとして
今でも人気の高いZZW30 MR-S

ただ先代のMR-2には3S-GTEと言うハイパワーモデルがありましたが
MR-Sは1ZZと言うNAエンジンオンリーとなった事もあり
エンジンのパワー不足は多くのオーナーが感じる部分だったと思います。

そこである程度定番化したのがZZT231 セリカなどに搭載された
2ZZエンジンを換装すると言う手法なのですが
当然公道で胸を張って乗るには公認車検に合格する必要があります。

こちらのMR-Sも2ZZエンジンに換装した上で

公認を取得した個体だったのですが、載せ替えや公認車検そのものは
前オーナーが他店にて依頼した物を車体ごと買ってきたと言うパターン。

まあ、公認取ってあるなら、問題無いでしょ!
って疑いもせずに陸運局に持ち込むと、普通にアウト・・・。

えっ?なんで??

同じMR-Sでも

こちらは1ZZエンジンをそのまま載せているZZW30なのですが
オーナー曰く
「ディーラーでダイレクトイグニッションの修理をして貰ったのですが
 帰ってきたら滅茶苦茶遅くなっていて・・・。
 何度も診てもらったのですが原因特定出来ずなんです。」

との事。

パワーチェックを行ってみると

TCF1.2計測で90馬力に届かないと言う結果でした。
6000rpm付近のトルクなんて7K弱しかなくて、軽自動車よりショボい・・・

さすがにこれはどこかが壊れているだろうと

空燃比を測ったり、診断機にて

センサー類の断線や故障を調べるものの、特に異常なし。

挙句の果てにはサーモカメラまで持ち出して診て見るものの
特に高温すぎたり低温すぎたりする箇所はエンジン上部には見受けられず。

圧縮値を測って診ても、特に悪い数字ではないんです。

いよいよ絶望感漂う雰囲気でプラグを元に戻そうとしたら

ノッキング起こしてるよね・・・。

確かにパワーチェック中の音を聞くとノックの音が混ざってますが
90ps 点火時期20度 AFR12でノックなんかする・・・?

・・・。

シルバーのMR-Sが車検に落ちた理由も
緑のMR-Sが大幅にパワーダウンした理由も
個所としては同じ部位が原因です。

これらのMR-Sが抱えていたトラブルとは!?

有料ページにて開示して行きます。


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