ZN6&ZC6 86&BRZのFA20エンジンにピストンの守り神を埋設する! 純正では採用されなかったオイルジェットを後付けした我々ビークルフィールド。
我々ビークルフィールドでは幾多のFA20を組み上げ
その内の大半は過給機を装着して回してきました。
ノーマルのNAの状態でもボッコボコ壊れるFA20・・・。
ドノーマルで乗っていてもトヨタ純正オイルを使い続けると
10万キロを境にオイル消費が激しくなったり
メタルの流れや削れによる異音が発生しやすくなります。
そんな脆弱なFA20に過給機を組み合わせたら
一瞬で壊れるんじゃ・・・?
はい、未対応だと一瞬で壊れます。
当初、我々ビークルフィールドで作成したFA20Tエンジンは
レガシーターボ用のピストンを使ったにも関わらず
こんな感じにバラバラになってしまいました。
NAよりも遥かに負荷の大きい過給機
しかもタービンの装着となれば、熱の問題も加わるようになり
NAベースのエンジンではなかなかその耐久性を担保出来ません。
そこで、まずはピストンだけでもバラバラにならないようにと
とある加工を行っていました。
この加工を行ったエンジンは
比較的空燃比を薄めにセッティングしていっても
すぐに壊れる事がありませんでした。
では、その加工とは・・・?
新車には搭載されなくなって、すでに20年以上が経過する
SR20やRB25&RB26 そしてトヨタの名機1JZ&2JZエンジン
これらのエンジンにはピストンの裏にオイルを噴射する
オイルジェットと呼ばれるものが付いてます。
ピストンにクーリングチャンネルがあると、
このオイルジェットから噴射されたオイルが
チェンネルを通って冷却してくれるので
耐ノッキング性が上がったり
ピストン自体の熱に対する耐性があがります。
でもFA20エンジンにはオイルジェットと言う仕組み自体が無い・・・
NAで200PS前後で使われる分には、
オイルジェットなんて必要ないかもしれませんが
タービンを装着して400PSオーバー
時には500PSオーバーさえ目指そうとする場合は
無いよりあった方が良いのでは?という事で
オイルジェット自体をFA20エンジンに組み込んでみました!
それがこの画像です。