本日もネオクラな日産車ネタです!BNR32 GT-Rでアテーサがおかしい!!って言う場合はココを診て上げて下さい。フロントトルクメーターのタコ踊りが直るはずです!!!
発進の際、フロントトルクメーターが振り切ったり0になったりして
それに伴ってクルマの動きもギクシャクすると言う
こちらのBNR32 GT-Rは、どうやらアテーサトラブルの様です。
第二世代GT-Rと言えばアテーサ、アテーサと言えば第二世代GT-R
と言えるほど、当時は日産の技術の結晶みたいな存在でした。
常に4WDとして走らせるのではなく
必要な時に必要なだけフロントにトルクを掛けると言うアテーサは
慣れるまではアクセルの踏み方に戸惑いますが
リアが滑っても若干のカウンターでアクセルを踏み続けて待てば
フロント側が引っ張ってくれる事でリアの滑りが破城には至らないと言う
当時の攻めるクルマとしては画期的なシステムでした。
このアテーサシステムはR35になっても継続して使用され
2WD時々4WDと言うGT-R独特の駆動配分により
GT-RにはGT-Rの走らせ方があると言わせしめている気がします。
っで、そのアテーサが本格的に搭載されたのが
このBNR32 GT-Rからだったと思うのですが経年劣化により
まともに動いているアテーサが少ないのもBNR32が故です。
アテーサの回路図を見ながら疑わしきところを探りますが
まずは安価な部分と言うことで
モーターへの電源供給部分のリレーを疑います。
っが、一応正常に動いています。
念のため新品には交換しますが
(製品廃版になる前に・・・)
根本的な原因では無いようです。
っとなると、今度は定番箇所のアキュームレーター
を疑うわけですが、デフを降ろして
ポンプASSYを診て見ると
お~・・・かなり使い込んだ感じのアッセンブリーが下りてきました。
走行7万キロの中古良品を手配して
新品アキュームレーターとのハイブリッドで組み替えて行きます。
これで症状が消えてくれると良いのですが
その前にデフを降ろした際に発見してしまった
デフマウントの破れを直さないといけません。
純正品は単品供給されないので、社外品にて交換するのですが
25年以上前のデフマウントブッシュが
素直にメンバーから外れてくれるかどうか・・・。
まずは作業スペース確保の為、ガソリンタンクを降ろします。
ここまでなにも無くなればSSTを正確に使う事が出来るので
失敗する可能性は ほぼなくなります。
おかしな固着はなくスムーズにギコギコと抜けてくれたので
SSTを逆にして、今度は新たなブッシュをグイグイ圧入してOK。
ガソリンタンクを元に戻し、アテーサの作動油としてATFを注入したら
アテーサポンプ直下とミッション側のブリーダーから
エア抜きを行い試運転へ。
さあ、これで直るのか?
それとも他の個所にも原因があるのか?
アキュームレーターや中古ポンプASSYとは別のパーツ交換を経て
より今時っぽい制御を手に入れる事が出来るのか?
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