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レッカー搬送してきたZN6 86はアイドリングや中負荷域での失火症状の為、走行不能となっていましたが原因を探ってみると・・・またあのパーツが付いていました。

いつも愛車のチューニングやメンテナンスを行わせて頂いている
ZN6 86のオーナーから電話があり
「アイドリングが安定しないのと
 アクセルを踏んでもボボボっと言って回転が上がり難いんです。」

との事。

症状からして失火だな~と思いつつも
症状って今日初めて出ましたか?
と言う問いに対して
「今日、初めてです。」
との事だったのでダイレクトイグニッションが逝くにしては
急すぎる様な気もしまして・・・。

ただ、あのメーカーのダイレクトイグニッションを使っていると
ほぼ確実に!と言う頻度で、ある日突然調子が悪くなります。

先日入庫していたZC33S スイフトスポーツも
同じような症状を訴えていて、プラグを外したら

ダイレクトイグニッションを外した部分に
緑錆の様な結晶が見受けられました。

プラグは掃除して元々装着されていた社外ダイレクトイグニッションを
純正に戻して診たら普通に症状が治まりました。

ECUチューンを施工する為に入庫して下さったLA400Kコペンのセロ

ECUを書き換えた後の試運転にて、いつもの様な加速が出来ないな~と

ダイレクトイグニッションを外して診ると
右のコイルの様に、またもや緑錆の様な結晶が・・・。

ちなみに左側は純正ダイレクトイグニッションでして
右側はZC33Sにも装着されていたのと同じメーカー製の物でした・・・。

純正コイルに戻すとばっちり速くなりました。

その差にはオーナーもびっくりしていまして
お金を出してわざわざダメなパーツを装着していたんですね・・・。
との事。

残念ながらそう言う事になりますね。

これらの不具合はすべて同じメーカー製の
社外ダイレクトイグニッションコイルによる仕業です。

タチが悪いのは
このメーカーのダイレクトイグニッションコイル
新品装着時にはそれなりにトルクが上がったような差を出してしまうので
有名なショップやレーサーの方々が、色々と宣伝をしてしまい
さぞ性能の良いコイルだと紹介をしてしまうのですが・・・。

数百㎞から数千㎞を走破しますと
プラグに緑錆の様な結晶を塗り付けながら
様々なトラブルを引き起こします。

今回レッカー搬送してきたZN6 86を積載車から降ろし

症状を再確認して診ると、やはり失火の様相を呈しています。

エンジンチェックランプまで点灯するようになり
診断機を繋げると3番はすでに末期症状のようです。

ダイレクトイグニッションコイルテスターを使い
ダイレクトイグニッションコイルを個別に診断して行くと
ん~、どのコイルもなんとなくおかしいのですが
特に3番コイルが重傷の様でして・・・。

ダイレクトイグニッションコイルを外して診ると

あっ、やっぱり、また、あのメーカー製です。

これだけ不具合が続きますと
恐らくこのメーカー製のダイレクトイグニッションコイルは
新品時には着火力が増すのかも知れませんが、それがすぐにおかしくなり
わずかな使用距離にて不具合を発症させると判断せざるを得ません。

本日の有料ページでは、メーカー名を開示する事で
これ以上このメーカー製のダイレクトイグニッションによる
被害が増えない様にして頂きたいと考えています。


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