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ちゃんとしたモノづくりが出来ないお店は当然ちゃんとしたクルマづくりも出来ません。ねじ山の下穴を間違えるお店はインジェクターの補正係数すら合わせられない・・・?

アイドリングからのレーシングでマフラーからモクモクと黒煙を吹くんです

・・・そう俯きながらオーナーが言います・・・

こちらのZN6 86の前期

86では有名な関東のショップさんで
スーパーチャージャーを付けてセッティングしたというのですが
オーナーが言うように軽くアクセルを煽るだけで黒鉛がモクモク・・・。

どこで付けたか聞いてみると

このタイロッドエンドを作って売っていたお店でした・・・。

あ~じゃ~多分、ダメでしょうね。

黒煙がやたらと多い原因は、とある部品のシール不良かと・・・

ここが破れてしまったりしてブローオフが正常に動かないと
押し込み式に変更されたエアフロが
通常以上の空気流入と誤判断し燃料を過剰噴射します。
結果、黒煙がモクモクになるわけです。

シール不良を直すと予想通り黒煙は治まりました。
どの部分のシールなのかは、また後程詳細を書きますが
それでもマフラーの後ろに立つと目がシバシバするような排気ガス・・・。

話を聞いていくと、納車時にインジェクターを渡されたと言います。

何色だったか聞いてみると、たぶんオレンジだったとの事。

えっ、この仕様でインジェクター替えてるの?
多分、250馬力ぐらいいしか出てないと思うけど・・・。

車両のエンジンルームをのぞき込んで診ると
ポートインジェクターが緑色のものに変わっています。

これはHKSが販売しているFuel UP Grade Kitですね。

このキットを使用した場合は現車セッティングが必須になっていますが
エキマニを見てもセッティングの時に使用した
A/Fセンサーのボス等が見当たりません。

そもそもセッティングしてあるのか?と思い

手渡されたフラッシュエディターにアプローチして診ると

パスワードだけはしっかり掛けてます・・・。笑

データーのロックがしてあると言う事はHKSの吊るしのデーターではなく
お店側で何らかのデーターを入れたと言う事です。
まあ、どんなデーターを入れたのかは想像が付きますが
そのデーターを入れたんじゃ~覗かれたくは無いですよね。

試しに試運転してみました。

遅っ!

論より証拠とパワーチェックしてみました。

250PS・・・。
でしょうね。

しかし250PSじゃ 300PS対応の
フューエルアップグレードキットを入れている意味が無いですね。

セッティングをしたと言うよりも
フラッシュエディターに入れるデーターを選択間違いしたのかな?
と言うレベルです。

恐らくインジェクターを大きくした際の補正が
純正のまま変わっていないのしょうね。
だから空燃比がダダ濃いになり排気ガスで目がシバシバします。

当初の納車時にパワーチェックグラフは渡されず
口頭で大体〇〇馬力ぐらいと言われたそうですが

なにを根拠に説明したんでしょうか・・・?

それにしてもタイロッドエンドを作らせれば途中で噛みこむわ
ZN6 86にスーパーチャージャーを付けさせれば
セッティングがクチャクチャな、このお店。

破れると黒鉛モクモクになるシールも含めて
その後が気になると言う方は・・・。


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