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HKS製ECU書き換えツール フラッシュエディターの光と闇・・・。HKS製の排気と組み合わされたGVBインプレッサにてPHASE2データーとNormalデーターを比較パワーチェック!そこから診えたスバル車の落とし穴とは?

我々ビークルフィールドへの入庫率が割と高い車種として

GVBやGRBインプレッサが上げられますが
この型式のインプレッサは
ノーマルECUの段階でかなりの爆弾を持ってます。

さらに純正で空燃比センサーが装着されているのですが
暖気時間がかなり長く、エンジンを掛け直すたびに5~10分間
空燃比センサーからの信号がECUに入力されません。

その為、ECUセッティングをする際は

極力フロントパイプを取り外して

セッティング用の空燃比センサーが装着出来るボスを
追加溶接させて頂くと言う いわゆる問題児に分類されます。

純正ECU書き換えにてセッティングする際、エンジンを掛ける度に
5~10分待って空燃比センサーが動いてからパワーチェックするなんて
面倒臭くてやってられないですからね・・・。

空燃比モニターと言う意味合いよりも
空燃比フィードバック用として装着されている意味合いが強く
始動直後の空燃比を診ると言うよりも
暖気後のフィードバックの為の空燃比と言う捉え方なのでしょうが
我々からすると、早々にモニターしてくれよって思っちゃう訳です。

そして、この右側のGVBに関しては

HKSのフラッシュエディターが導入されており
オーナー自らECUデーターを変更してあるそうなのですが
オーナー曰く
「低負荷域がギクシャクする。」
との事・・・。

実際に乗って診ても低負荷域のイマイチ感は明らかですので
今回はフラッシュエディターには暇を与えて
純正ECUを直接書き換えるセッティングにて進める事となりました。

以前にもGRBでHKSのフラッシュエディターを使っていた車両が
低水温時と極低負荷時にアクセルを少しだけ踏むと
クルマがジタバタすると言う症状を抱えていました。
フラッシュエディターによるデーター書き換えを辞め
純正ECUを直接書き換えることで症状が消えたと言う事がありました。

フラッシュエディターのデーターを専用のWriterで覗きますと
AVCSの制御マップが2面しかありません。
しかし、純正バイナリーを解析すると3面見つかるはずです。

マップサイズが異なるので、あまり重要視されませんが
書き換えられたメインのAVCSの制御マップと
このマップサイズの異なるAVCSマップの整合性を合わせないと
どうも特定の領域でAVCSが誤動作を起こし
オーバーラップの急激な変化でクルマがギクシャクするようです。

簡単に言うとフラッシュエディターにてセッティングする為に
HKSが準備したマップだけじゃ足りないって事です。

なのでGVBやGRBインプレッサの場合
弊社ではフラッシュエディターは使いません。
フラッシュエディターにて書き換えられているECUは
ノーマルに戻したうえで、再度直接書き換えて行きます。

でも折角フラッシュエディターにてデーターがインストールされているので

どんな結果の違いになるのか、ノーマルデーターと比較しつつ
パワーチェックして診よう!という事になりました。

現在入力されているPHASE2データーと
Normalデーターにてダイナパックを回し
その違いを診ようと言うイジワルです。

私の嫌いな みんカラ民によると
このフラッシュエディターは神ツールらしく
自分でECUが書き換えられて、その違いがはっきりと分かる上に
必要とあらばノーマルにも戻せる。
フラッシュエディターを使わない理由が分からない!

ぐらいの事まで書いちゃってる人がいますが
果たして
その違いって奴は
はっきり出るんですかね~ニヤニヤ。

あっ、後はノーマルECUだとしてもかなりの爆弾を持つ。
と言うその爆弾とはっ!?

残念ながら有料記事内での開示となります!!

ではパワーチェック、行って見ましょう!


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