学校給食について考える|パブリックオピニオン
学生時代、いちばん好きな給食は何でしたか?
揚げパン?
カレー?
それとも、ときどき出るコーヒー牛乳?
給食に纏わる自身の記憶を辿っていくと…、
余ったおかずやデザートをジャンケンで争奪した記憶が蘇りました。
みなさんは何か、給食にまつわる記憶ってありますか?
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日本の学校給食は栄養バランスが良く、全児童・生徒が平等に、かつ安く食べることのできる点において、非常に優れたシステムだと思います。
一方で、食育という観点から、「全員が同じものを食べる」ことや「残さずに食べる」ことを教員側は指導する必要が出てきます。前述した利点に加え、同じ価値観や食文化を共有する点においては意味のあることですが、アレルギーや宗教、価値観の多様性などを考えると、まだまだ改善の余地があると思っています。
アメリカ、ニューヨークの学校では2019年9月から同市内の学校に通う全生徒110万人にベジタリアンの食事を提供する政策「ミートレスマンデー(Meatless Mondays、肉抜きの月曜日)」を実施しています。
最大の目的は、「肉の消費を少しでも減らすことでニューヨークに住む人々の健康改善と、温室効果ガスの排出量削減」にあります。
欧米の変化に右へ倣いをする必要はありませんが、戦後から変わらない学校の給食システム、多様化が進む現代においては見直しが必要だと思います。
実は明日まで「食育推進基本計画」に関するパブリックコメントが実施されています。この基本計画は食育の推進に関するもので、学校給食についてのみなさんの意見を政府に届けることができます。「オーガニック食材を使用して欲しい」「環境に配慮した食材を使用して欲しい」など、普段考えていることを意見として伝えることができます。(👉リンク)
学校給食を毎日食べている児童・生徒のみなさん、彼らの保護者のみなさん、そして教員のみなさん、ぜひこの機会に意見を届けてみませんか?
いつの時代も、社会を動かすのは一人ひとりのアクションです。
vegielab🌱
【参考】