おひさまの下、川辺に腰かけ、友達と電話をしながら木ベラを彫る。ぼくがあえて時間をかけてでも手作りすることが好きなのは、なんでも効率性に支配され、物に溢れた世の中にあって、生きている手応えを感じられる貴重な時間だと思うからだ。非効率に思える"手間"そのものにも豊かさがつまっている。
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