【もやもやが晴れた実験記録】アーモンドフラワーの代用品はいかに
卵や乳製品などの動物性原材料を使わず、かつ小麦粉を使わないグルテンフリーのお菓子作りをはじめて2,3年(2023年3月現在)。
初期はふわふわのケーキは作らず、しっとりもっちりどっしりしたケーキばかりを作っていたものの、あるときをきっかけに「しっとりふんわり」した仕上がりのスイーツ作りに目覚めた私。
とあるイベントのお土産でいただいたアーモンドフラワーを使って色々と試作をし、お菓子のレパートリーがかなり増えました!
より体に合っている素材を求めて
アーモンドフラワーがもうすぐなくなるというタイミングで、今後どの素材を使っていくか見直しをしたくなりました。
よくよく考えれば、アーモンドフラワーはアーモンドを粉末状に加工したもので、アーモンドフラワーをスイーツに使って食べれば、アーモンドを大量摂取しているようなものになる。
元々脂物に弱い私は、アーモンドやカシューナッツなどがゴロゴロ入ったスイーツでお腹を壊しがちで、アーモンドフラワーを使い続けることに恐怖と違和感を覚えていました。
かといって、アーモンドフラワーの代わりになるパウダーといえば、大豆粉やおからパウダーがあるけれど、
これにしてしまうと大豆の過剰摂取になりかねない。(味噌・きな粉・醤油など、普段お菓子やおかずで大豆製品を取り入れているところにプラスしてしまうのは、多すぎる気が・・・)
しかも、有機・無農薬なども考慮すると、あまり商品がなかったりあったとしてもかなり高価になってしまってなかなか手が出ない。
そんなもやもやを晴らしてくれたのが、「ココナッツフラワー」でした。
新しい食材で実験スタート
今までの経験上、ココナッツならアーモンドやカシューナッツなどよりも私に合う方だし、
ココナッツフラワーはオーガニックのものでも比較的買いやすい値段だとわかって、
早速試してみることにしました。
ということで【黒ごまバナナケーキ】で実験してみました。
アーモンドフラワーをココナッツフラワー同量と置き換えると、
しっとり感&味わい深さが増して、より私好みに仕上がりました。
一般論を踏まえて考察
一般的にはどうなんだろうと、他のメーカーのココナッツフラワーの商品パッケージやブログ(経験談)を見ると
"吸水性が高いので水分量を多めにするのがおすすめ "という趣旨のことがかかれていました。
確かに焼く前はもったり固い感じの生地でしたが、
焼いてみるとアーモンドフラワーのものよりも味も食感もよくなったという結果だったので、
一緒に混ぜている他の材料や混ぜ具合、その日の温度・湿度などによっては、そこまで水分を多めにしなくてもいい感じに仕上がるのかも、という考えに至りました。
まとめ
今回の実験で分かったのは
ということでした。
レシピを作って発信している立場上、なぜその素材を使っているのかちゃんと説明できるようにしたいし、
それ以前に、自分の体に取り入れるものがどういうもので、身体にどういう影響があるのか理解して納得した上で素材を使いたい。
今回のような実験は、正直時間も手間もかかりますが、上に書いたような理由があるから、こだわって取り組んでよかったと思っています。
世の中で一般的に使われている素材を当たり前のように使うのではなく、
私の体に合うのか、実際使ってみたらどうなるのかなどを考慮したうえで選んで使う、ということを、これからも続けていきたいと思います。
あいり