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この数日間でわたしの身に起きたこと。コロナと咽頭炎は同時に起きるのか
0日目 夜中に悪寒
①日目 悪寒、だるさ、関節痛の自覚症状
午後、電話で予約して近所のHクリニックへ
細いこよりの先に綿棒状のものが付いたあれ(結構長い。20㎝ぐらいに見える)を鼻の奥に入れて検査。
動くなと言われていたが、喉がむせかえり、マスクを抑えながらゴホゴホする
「陽性」
アセトアミノフェンをもらう(解熱と関節痛)
この日の症状は軽く、仕事のキャンセル連絡で一日終え、うどんを普通に食べる。
よりによって講演本番月間で、1週間内にあった講演会2つとシンポジウム1つをやむなくキャンセル。
いずれも行政の大きな大会で準備の打ち合わせなど進めて来て多大な迷惑をかけたが、コロナなのでどの先方も嫌な対応はなく、むしろ気遣うやさしい返信を頂いた。
②日目
昼前ぐらいから喉の痛みが始まる。
しかし気づくと、Hクリニックはきょう午後は休診。何かあったら電話してと書かれた番号へ
12:35に電話しても、既に出ない。
明日まで待つには、喉の痛みが激化。もらっていたアセトアミノフェン飲んでも喉の痛みは全く効果なく、
じっとしていられず、病院を探す。
・・・・・・・・・・・・・・・
この時思い出したのは、2年前、
2020年11月、「はじめての咽頭炎」事件。
じつはこの時も、冒頭のコロナ対応している内科Hクリニックへ行った。
しかし喉が痛いのに「扁桃腺は腫れてない」と言われ、通りいっぺんの処方をもらう。
翌日、のどの痛みが全く改善せず激化。
土曜になり、休日診療を探し、内科へ行くが、また、扁桃腺は腫れていないと同じ反応。
改善どころか悪化。
喉がこんなに痛いから炎症はあるはずなのに、炎症はないと言われる。
土日をはさんだため、結果的に、初診から5日目。はじめて「A耳鼻咽喉科」へ。
A先生(女性):「喉の奥に浮腫ができて気管がふさがる直前=咽頭炎、
大きな病院に行ってもらうかもしれないが、ともかくステロイドの強い薬使います。呼吸はできていますか」とのこと。
ネブライザーという吸入器で、気管支へ直接薬を噴霧。
ステロイドのプレドニンを霧状のものを喉へ直接吸入。
「3時間後に電話しますから、経過を教えてください、それ次第で病院紹介する」との緊急性のある話しぶりでした。
その後、みるみる劇的に回復した。ということが2年前にあった。
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扁桃腺は肉眼でわかるが、咽頭炎は喉の下というより、ちょうど死角にあたり、それを疑って診ないと気づけないのだ。
でもA先生は、木のさじを舌に充てて覗いただけですぐ咽頭の炎症に気づいたけどね。。。
5日間の間に2人の内科医と1人の耳鼻咽喉科医の態度を見比べたので、
素人なりに、もしかして、と意識的に診ないと気づけないのだろうと思った。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ともかく、わたしの症状は、2年前の「咽頭炎」のときに酷似していた。
唾を飲むのも激痛。
水を飲みこむのも激痛。
なにもしなくても痛い。
唾をのむたびに、ガラスを粉々に砕いたものを飲み込むような激しい痛み。
もう唾を飲み込みたくないために、飲まずに済むよう、
ティッシュペーパーに包んだり、台所のシンクにはきに行ったり、
ともかく悶え苦しんだ。唾を外に吐き出すと水分もなくなると思い、
涙を流しながらアクエリアスをまとめて何度か飲んだ。泣くほど激しい痛み。
2日目の続き
そんなわけで一番の頼りはA耳鼻咽喉科だったのだが、
電話すると、コロナ対応していないと受付電話であっさり断られる。
それ以上何も言えず、ほかを探す。
コロナ×咽頭炎で、かなりいろんな検索をしたが、コロナの後遺症に咽頭炎がある、という記事はあったが、併発のようなものは見当たらない。
調べた限りでは、
コロナの自宅療養1週間が明けてからでないと、他の病院へは診てもらえない。
つまりわたしの異常を診察してもらえる耳鼻咽喉科へ行く手立てはない!ということだ。
この痛みをおとなしく1週間我慢するのは、あり得ないことだった。
世田谷区のHPに「コロナ対応の病院の一覧」はあるが、
耳鼻咽喉科を見つけることができず、ともかくその日、午後からやってて、来てもよいと言われた
Nクリニック(内科)へ。
Nクリニックの先生に、前にやった咽頭炎の気がする、と前回のA耳鼻咽喉科のときの「薬手帳」の処方を見せると、
「こんな強い薬、使わない方がいい」と言われる。
いや、尋常じゃないからここへやって来たんですよ、、とは言えなかった。。。
そして、やはり木のさじで、喉を見て、「扁桃腺は腫れてない」・・・
違うんですよーーーーー
と、言えなかった。。。(自分が悪いのだが、言えなかったのだ。。。)
男性特有というのか、威圧的とまではいわないが、こちらの言い分を聞く姿勢はなく、コロナは心配することない、といわれ、
まったく、とんちんかんに思えた。
咽頭炎の話をすると、助手の女性が、もう1本、木のさじを先生の机の上に置いてくれたのを、
わたしは見逃さなかった。
よく喉の奥をみてほしい。
しかし、N医師は、2本目の木のさじを持つことはなく、診療は終った。
こういうときに、意思表示のできない自分に嫌気がさしながら、
内科医はだめだと、あきらめていた。。
わたしは絶望していた。
あの感じでは、改善する薬はもらえない。
喉のここにまちがいなく、爆発的な炎症を抱え、おそらく化膿もしている浮腫があると、
これほど自覚症状があるのに。
今のコロナは喉に来るといわれるが、尋常でなく
引きちぎれるほど痛いから、わざわざ、別の病院へまでこうして来たのに。。。
中途半端な、漢方と、適当な喉の痛み抑えの薬のみもらう。
この日は、もう絶望し、久しぶりに不眠症の薬を飲んだ。
痛みで眠ることさえできないのだ。
おまけに、保健所から電話があり、症状や薬はなにかと問われる。
ハーシスというのに登録して入力している情報がうまく伝わっていないらしい。
初日に発注した食料一式やパルスオキシメーターは3日目なのに届いていない。
薬が全然効かず、その夜にコロナ対応してくれる耳鼻咽喉科をやっと探し出し、M耳鼻咽喉科へメールする。
③日目
翌日の朝8時半、病院の開業前、8時頃、Mの先生(女性)から電話あり、電話で診療。
もはや声がかすれて出ない。
前の咽頭炎とネブライザーの処方箋を伝え、抗生物質ほしいと伝えて、電話を切る。
昼前に薬局から連絡あり、ようやくM耳鼻咽喉科の薬局へ取りに行く。
欲しかった抗生物質「プレドニン」2日分やポンタールをもらう。
その夕方、保健所の看護師から電話、もう声が出ない。
プレドニンに期待したが、昼と夕方では効果の気配がまだない。
夜にしてもらう。
昼に続いて夕食後のプレドニンを服用。
食事といっても、喉が痛いだけなので豆腐を2きれほど泣きながら飲み込む。
19時過ぎまた保健所から電話あり、薬や症状を聞かれる。
もう相手の質問にだけ合わせるのは無理なので、
「あのぅ、、、た、助けてください。」と伝える。
わたしは咽頭炎だと思う。
ネブライザーで前は助かったと伝える。
入院を検討したいが、命に関わる人優先だからといわれる、、
ただ、
医師に直接診て欲しいことがやっと伝わった。
ネブライザーの訪問治療はできないと言われるが、
ともかく、耳鼻咽喉科の先生に咽頭炎の患部さえ、診てもらえばわかると伝えた。
わたしの状態が、一般的なコロナの症状ではなく、喉の激痛が尋常じゃないことは伝わった。
訪問ドクターの手配はできるが、何時になるかわからない、
医師が決まった時点で、また一から問診されるという。
保健所の看護師との電話やりとりは、すでに40分。
もうこれ以上、喉を使うと本当に血が出そう。
また、耳鼻科医を指名はできないといわれ、
内科医に深夜にこられても、また元の木阿弥、期待できない。
喉が引きちぎれそうで、夜になってまた一から問診で話すことは無理と思い、今夜は訪問ドクターは不要、明日の容態でもう一度考えたいと伝えた。
電話を切ったら44分であった。
喉を酷使して痛みが激化し、涙がとまらない。
不眠の薬を飲んで寝る。
深夜1時に目が覚め、3回目のプレドニンを服用。
朝昼晩の服用だが、翌朝まで待てなかった。
4日目
起床。
喉は痛い。しかし、
我慢できる痛みである。
我慢できる。
オミクロンは喉に来るというが、これぐらいの痛みならわたしだって泣いたりはしないのだ。
これだー!
昨日正午に飲んだプレドニンの効果は、18時間必要だったのだー!
5日目
すぐに咳き込むのと、痰のかたまりが出る。
化膿していた証拠である。
まだ喉は痛いが我慢できる。
6日目
痰はほぼなくなり、咳き込むのはまだ続くが、
のどの痛みはほぼ解消。
ゼリー、うどん、なんでも食べられる。
いまこここです。
ともかく、きつかった。
あり得ない苦しさでうつ病が再発しそうだった。
これは、コロナ・オミクロンの症状なのか、
咽頭炎だったのか、病名や合併の有無はわかりません。
ただ、いろいろ毎日ググッていると、
喉の酷使で咽頭炎は起きること。
ウィルスが喉に転移したとかどういう動きなのかはわからないが、
ともかく先週、わたしの身に起きたことです。
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参考資料
のどの痛みだけでなく全身に影響!?「慢性上咽頭炎」とは
https://kenko.sawai.co.jp/prevention/202212.html
2020年7月7日 / 最終更新日 : 2020年12月25日 今井 一彰
コロナ後遺症は慢性上咽頭炎に酷似している
2022年 「新型コロナ後遺症 慢性上咽頭炎 と うつ状態の関係について~うつの東洋治療」
https://tsujido-3387.com/column_sick/column_sick-820/
ベジアナ@あゆみ