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『ハーヴェステラは“いいとこ取り“のゲームだった』
今日は久しぶりのゲーム記事。
先日のNintendo Directで、ハーヴェステラの体験版が配信開始となりました。
これ、別記事でもお話しましたが、ルーンファクトリー5に絶望した私が、ここ最近で1番楽しみにしているゲームなのです。
これまで公開された映像を見る限り、私はこのゲームを“スクエニ版ルーンファクトリー“だとずっと思ってきたのですが、体験版を触ってみたところ、ちょっと違うかも?と思い始めました。
ルーンファクトリーどころじゃない。
世界樹やペルソナ、クロノトリガーの吐息をそこかしこに感じられる、すごいゲームなのかもしれない……と。
※体験版のネタバレがあります!
1.美しい世界観
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まずこの映像の美しさよ。
発光するシーズライト(中央の石)、幻想的に舞う蛍のような光、灰色に染まる世界。
文句のつけどころのないキャラモデリング。
ゼノブレイド3のキャラとはまた違った美麗さというか、こちらのほうがよりリアルさがあります。
てかこの衣装デザイン考えた人神だろ。
造形や塗りは人形っぽいのですが、まるで美しく作られた人形達が本当にこの世界で暮らしているみたいな。
息遣いを感じるんですよね。
私の貧弱な語彙ではとても言葉が出てこない。
とにかく綺麗、の一言です。
2.どこか悲しげなBGM
音楽は椎名豪さんが担当されているそうなので、テイルズ好きな私的にも馴染みがある方。
どの曲も少しもの悲しげなんですけど、決して陰鬱じゃなくて、儚い感じ。
夜の遠見の丘のBGMと、ワールドマップの音楽が好き。
農作業って結構長々とやったりするから、それを邪魔しないようにあえて静かな曲調にしてるのだろうけど、のんびり出来てとても良い。
雰囲気的には聖剣伝説LoMとか、クロノクロスっぽい感じかな。
ちょっと郷愁を感じる、懐かしい音楽。
3.魅力的なキャラクター
この世界で“独りぼっち“だと思っているから、誰かに頼ることを知らないアリアちゃん。
“魔族“と呼ばれて忌み嫌われてるはずなのに、スーパー常識人のディアンサス。
常に偉そうで思い込みが激しいけど、憎めないユニコーン。
![](https://assets.st-note.com/img/1663218481273-lx8txNEYx8.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1663218481223-NttCfuxhnD.jpg?width=1200)
もちろんクレス先生も、リフォーム屋のお兄さんも好き。
声がほとんどつかないので、ディアンサスは最初の戦闘まで女性だと気づかなくて、声を聞いてビックリした。
ロボっぽいし絶対男だと思ってたのに。
個人的に1番好きなのはこの人。
![](https://assets.st-note.com/img/1663218722148-wFFPrMVwCq.jpg?width=1200)
こういう田舎の村の村長って嫌な奴多いけど(偏見)、この村長めちゃくちゃ優しいんですよ。
突然村に現れた主人公やアリアちゃんを受け入れてくれるし、家まで与えてくれる。
優しく見守ってくれる感じがもう癒される。
人格者、って感じ。
時折手紙をくれたりして。
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体験版の範囲ではまだまだ全キャラクターに会えないので、製品版がとても楽しみ。
巡礼師のシュリカちゃん気になる。
4.世界樹エッセンスのある冒険
スクエニ版ルーンファクトリーだから「まあそうだろうな」とは思っていたけど、メインは冒険と探索です。
農業と生活感は少なくとも序盤は薄いかな。
調理台もまだ持ってないし、クラフトはアイテムメインだし、農作業は金策になるから大事だけど、採れる農作物の数が少なすぎて、序盤の畑じゃ限界がある。
雑貨屋に売ってる種もそこそこ高いですし。
たぶん早めにズッキューリの種を買って、継続的に収穫出来る野菜を植えるのがいいのかも。
でも作物に水やりしてる時めっちゃ癒される。
しゃわわ〜って、水をまいている感じがルンファクのジョウロより好き。
冒険、戦闘に関しては回避が出来ないのと、レベルを上げてゴリ押しすれば何とかなる感じがちょっと不満ではありますが、まあ、使えるジョブもまだ少ないし、これは製品版やってみないとなんとも言えなさそう。
転移モノライトの数も、もう少し増やしてもよかったですね。
簡単に作れるリターンベル(即座に自宅に帰れるアイテム)があるとはいえ、スキップポイントは多いほうがストレスが少ない。
でもちゃんと転移出来る場所、手段は用意されてるから、Twitterに上がってるコメントみたいに、「気楽に自宅に帰れない!探索がめんどくさい!」っていうのは大袈裟かな、と。
冒険をしてて私が「おおっ!」と思ったのはコレ。
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例えばこの画像みたいに、川を流れてくる“何か“に手を伸ばしてみようかどうしようか、とか、道端に生えている毒々しいキノコを食べてみるか否か、とか、何かがありそうな草むらがあるけど、手を突っ込んでみるかどうか、とか。
プレイヤーに選択肢を委ねるポイントがある。
これ、めちゃくちゃ世界樹っぽいですよね。
小さいことだけどこういうワクワク感大事。
![](https://assets.st-note.com/img/1663226403693-6q2MgeVH7J.jpg?width=1200)
5.いろんなゲームのいいとこ取り
例えば夜、疲れてきたからもう寝よう、となる演出はペルソナっぽかったし、ワールドマップはクロノトリガーっぽいし、戦闘中に倒れてクレス先生に治療してもらって有無を言わさず金をぶん取られるところはルンファクだし、パクリとかじゃなくてちょっとしたエッセンスって感じで、色んなゲームの雰囲気が散りばめられたゲームだな、と。
時間経過がいくらなんでも早すぎる(特にワールドマップ移動時)とか、ストーリーが思ったより薄味とか、想像以上に声がついてないとか、スタミナ制嫌だな、とか細かい不満点をあげつらねたらキリがないんだけど、
個人的には面白さを保ったまま体験版クリア出来たので、そのまま買おうと思います。
まだ出てない他のキャラも楽しみだし、アリアちゃんとこれからも冒険したいし。
まあ今時のゲームなんてアプデありきだから、細々とした不満点は少しくらい解消されるでしょ、という期待も込めて。
時間経過には文句言ってる人が多いイメージだけど、そもそもこういうゲームは時間制限ないんだから、1日にやれること全部やろう!じゃなくて、今日は農作業、今日は冒険って感じで、焦らずにのんびり進めていくのがいいんじゃないかなぁ。
冒険重視、農作業重視、って感じで、特化した面白さではないから、どこかに重点を置いていると肩透かしを喰らうのかもしれない。
クソゲーじゃないだけマシだし、こういうジャンルがもっと発展して欲しいから私は買います。
発売日有給取るの忘れたけどね。
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