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台湾マーケットの開拓
2019年の訪日客数3188万人。
当初、政府が掲げた目標よりも速いペースでインバウンドに成功した日本。
コロナ渦は仕方ないとして、
コロナが開けて、2024年は恐らく2019年の3188万人を越すだろう。
2024年6月の単月も過去最高の313万人。
政府は、旅行消費5兆円の目標を掲げている。
人口減少により衰退していく地方マーケットは仕方ないとして、地方が活性化していく1つにインバウンド需要を如何に獲得できるかは大きな鍵になる。
また、旅行には「食」がつきものであり、楽しみの1つであることも間違いない。
だとしたら、ここのマーケットの開拓は絶対に必要だ。
今年に入り、インバウンドに向けてあれこれと考えて、行政にかけあったり、色々と調べたりしていたが、結果、自分で直接営業に行って開拓するのが一番成果が速いと思い、7月初旬に台湾の旅行会社をターゲットに営業を敢行してきた。
台湾の最大手旅行会社から、中小の旅行会社まで10社へのセールス。
ある程度の費用感やニーズをリサーチし、プランを企画。台湾語の資料も準備。そして元同僚の台湾在住の優秀な通訳にも同行してもらい、しっかりとセールスすることができた。
直接のセールスにより、彼らの色々な事情を聞くことで、更なるニーズと準備すべきもの、既存の競合との差別化の必要性などが分かってきた。
結果的には、10社中、3社から9月と11月に大型団体の予約を頂き、7月29日には最大手の旅行会社が視察に来るという運びになった。
「しっかりと情報を届けることの重要性」
これが今回の学びだ。
日本国内にいると、何となく情報をキャッチし、分からなければネットで調べて、何不自由なく情報をキャッチできる。
しかしながら、海外の方に、私たちのような個店が情報を届けようとすると大きな障壁がある。また、時間もかかる。
だからこそ、BtoBを意識し、旅行会社の企画担当に直接会って情報を届けることに価値がある。海外から営業に来たとなると、先方も熱量を感じる訳で。
また
「既存の競合は独占状態だった」
ということも分かった。
地元の人は行かないが、観光客を相手にうまく商売をしているんだろうなと想像はしていたが、10社中10社が口を揃えて、ある競合店の名前が出てきた。
観光客を呼び込めるということは、大きなメリットが3つある。
①平日の閑散期に集客しやすい。
②30人規模の団体を集客できる。
③事前予約が故、人や食材を準備でき、ロスがない。
まだまだ始まったばかりの新しい台湾マーケットの開拓。
しっかりとニーズを汲み取り、彼らを喜ばすことのできる価値を作り、
インバウンド獲得に成功したと言えるように今後も取り組んでいきたい。