七福神日誌6
七時起床。
マウリオラという店で妻、義母と共に朝食。ホットドッグを食べる。
八時頃、リフォーム中の妻の実家に行き、ここの一階を使って商売をしている義母はそのまま出勤。
二階で、妻が来月から七福神に導入する勤怠管理アプリを調べてくれる横で、俺は設計士の小川先生につかまって兵庫の地理や、季節に応じた町ごとの一日の風の流れを教わる。
その後、衣類タンスを組み立てる。
義母は待ちきれず、昨晩からすでにこの二階で暮らし始めた。続々とやってくる大工たちが、まだ作業が残っている風呂場や寝室に義母の生活の痕跡を発見して驚いている。
妻と別れ、昼前に梅田へ。
歩いて北口を見物する。
七福神の二号店が入る予定のイノゲート大阪は、現在二階から五階の飲食フロアの内装を整備中。六階から上は全てオフィス階になるらしい。
来年の万博開催に合わせて、梅田北口にはこれからこの一帯の空地に人工フォレストや広場、ショッピングモールなどを内蔵したうめきた公園というものが出来る予定。
騒がしく工事の音が響く。
社長と合流して競合他社の偵察。
一番近い串カツ屋を訪れる。
適当に串とビールを頼み、気がつくと妻もいて一緒に食べている。
二、三軒回ってだいたいの相場価格がわかったので、あとは気がねなく酒を飲み、酔ってどこかへ去って行く社長を見送って、妻と阪急百貨店に入る。
七福神常連のアキさんという方から結婚祝いを頂いたので、そのお礼に商品券を購入。新品の手拭いに包んでお返しとする。
天神橋の、アキさんの職場まで渡しに行く。
梅田へ戻る道中、商店街の古本屋で檀一雄『檀流クッキング』を入手。妻も何か料理の本を一つと、高田郁の『みをつくし料理帖』シリーズから何冊か購めていた。
七福神に軽く顔を出し、大阪第二ビルのジャマイカという喫茶店でミルクセーキを飲む。妻はミックスジュース。
妻はこの一週間に三杯もミックスジュースを飲んでいる。
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