1学期の数学を生徒の声と共に振り返る
こんばんは。
中学校教員、うたういぬです。
明日は1学期の終業式。
今日は1学期最後の数学の授業になりました。
いつもはどんどん学習を進めるようにしています。
今日は節目の1時間ということで、いつもとは違う時間の過ごし方をしました。
夏休み=本番 という語り
生徒は決められた枠の中で学習しています。
公立中学校なら
・学校も
・制服も
・学校のルールも
・クラスも
・クラスメイトも
・担任も
・時間割も
・教材も
生徒が自分で決めることなく、学ぶことになります。
夏休みになると、自由度が高まります。
それは、社会に出て、自分の人生を自分の力で進むことと近いです。
どのように生きるか、考えることができる夏休みにしよう。と語りました。(内容はかなり省略)
アンケート
評価とは関係なく、2学期以降の学習を充実させるためにという観点でアンケートを実施しました。
4つの質問は点数化できる質問です。
どれも、私が力を入れて語ってきたことです。
以上、私が担当している2年生2クラス、3年生2クラスの結果です。
正直、3年生の方が数値が高い印象でした。
これは、昨年度も私が数学を担当したり、学級担任だったことも影響しているのではないかと思っています。
次に、自由記述の質問です
「教科担当うたういぬ先生に何かリクエストはありますか?」
に対して、
・わかりやすく教えてほしい
という回答がありました。
正直な生徒だと思います。
現状、動画コンテンツを中心に、解説動画などが流行しています。
短い時間で、分かりやすく理解するという手段を持っている生徒たち。
そんな動画に囲まれている生徒たち。
当然、このような回答も想定されます。
私は、自分で学ぶことに力を入れています。
つまり、このような回答が見られることから、まだ私の指導が甘い部分があるということがわかります。
生徒が自ら学ぶことができる仕掛け、価値づけを2学期も意識していきます。
★「学ぶ」という視点でうたういぬ先生の言葉で印象的なものはありますか?
・合理的
この回答が最も多かったです。
呪文のような、呪いのような勢いで、いつも口酸っぱく言っています。
無駄を省くという考え方は、社会に出ても活用できます。
・教科書に載っている問題にはどんな価値があるんですか?という問いかけ
この回答を読み、震えました。
これは、2次方程式の解の公式を学んだ際の出来事です。
教科書には3つの例題が載っていました。
その3つを並べて考えた際に、私が伝えた言葉です。
つまりは、解の公式を活用する練習なら、例題は一つでは良いのでは?
なぜ、他の二つが載っているのか?
その価値を見つけ出そう!
という意味合いで問いかけたものです。
生徒たちは、
・平方根の中を簡単な数にすること
・約分をすること
など、教科書の意図を汲み取ることができました。
つまり、与えられた数や課題をただ単純に解くのではなく、なぜこのような例題や資料が載っているのかと、深く考えることができるような第一歩を踏み出せたと思いました。
このような回答が見られ、多少ですが指導の成果を感じています。
2学期も頑張ります!
…その前にしっかり休みます。