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1学期の数学を生徒の声と共に振り返る

こんばんは。
中学校教員、うたういぬです。

明日は1学期の終業式。
今日は1学期最後の数学の授業になりました。

いつもはどんどん学習を進めるようにしています。
今日は節目の1時間ということで、いつもとは違う時間の過ごし方をしました。

夏休み=本番 という語り

生徒は決められた枠の中で学習しています。
公立中学校なら
・学校も
・制服も
・学校のルールも
・クラスも
・クラスメイトも
・担任も
・時間割も
・教材も
生徒が自分で決めることなく、学ぶことになります。

夏休みになると、自由度が高まります。
それは、社会に出て、自分の人生を自分の力で進むことと近いです。

どのように生きるか、考えることができる夏休みにしよう。と語りました。(内容はかなり省略)


アンケート

評価とは関係なく、2学期以降の学習を充実させるためにという観点でアンケートを実施しました。

4つの質問は点数化できる質問です。
どれも、私が力を入れて語ってきたことです。

学びの見通しを持つ力
教科書を正しく活用する力→自学の力につながるは
実力差がはっきり現れる教科なので、学び方も柔軟に
大切な振り返りタイム 授業の最後は5分間必ず取り組んできました。

以上、私が担当している2年生2クラス、3年生2クラスの結果です。

正直、3年生の方が数値が高い印象でした。
これは、昨年度も私が数学を担当したり、学級担任だったことも影響しているのではないかと思っています。

次に、自由記述の質問です
「教科担当うたういぬ先生に何かリクエストはありますか?」
に対して、
・わかりやすく教えてほしい
という回答がありました。

正直な生徒だと思います。
現状、動画コンテンツを中心に、解説動画などが流行しています。
短い時間で、分かりやすく理解するという手段を持っている生徒たち。
そんな動画に囲まれている生徒たち。

当然、このような回答も想定されます。

私は、自分で学ぶことに力を入れています。
つまり、このような回答が見られることから、まだ私の指導が甘い部分があるということがわかります。

生徒が自ら学ぶことができる仕掛け、価値づけを2学期も意識していきます。

★「学ぶ」という視点でうたういぬ先生の言葉で印象的なものはありますか?

・合理的
この回答が最も多かったです。
呪文のような、呪いのような勢いで、いつも口酸っぱく言っています。
無駄を省くという考え方は、社会に出ても活用できます。

・教科書に載っている問題にはどんな価値があるんですか?という問いかけ
この回答を読み、震えました。

これは、2次方程式の解の公式を学んだ際の出来事です。
教科書には3つの例題が載っていました。
その3つを並べて考えた際に、私が伝えた言葉です。

つまりは、解の公式を活用する練習なら、例題は一つでは良いのでは?
なぜ、他の二つが載っているのか?
その価値を見つけ出そう!
という意味合いで問いかけたものです。

生徒たちは、
・平方根の中を簡単な数にすること
・約分をすること
など、教科書の意図を汲み取ることができました。

つまり、与えられた数や課題をただ単純に解くのではなく、なぜこのような例題や資料が載っているのかと、深く考えることができるような第一歩を踏み出せたと思いました。

このような回答が見られ、多少ですが指導の成果を感じています。

2学期も頑張ります!
…その前にしっかり休みます。

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