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2025振り返り② 激務
中学校教員、うたういぬです。
2025年にたてた抱負・目標の振り返りを毎月行うことで、自分を律することができればと考えています。少しお付き合いください。
2025年の目標の確認!
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❶校内研修(左上)
評価:★★★★☆ 4点
数学の授業を通して、「生徒が主体の学びの場」を作ることを狙いとします。
・生徒が目標をつかむこと
・目標達成のために多様な手段を選択できるようにすること
・日々の振り返りを通して、学習の調整をする力を高めること
・数学を通して「学ぶとは何か」について生徒が向き合うことができること
・私の授業実践を校内で広めることで、校内全体で学び続ける生徒へのアプローチを広めること
担当している中学3年生は最後の数学の授業に向けて、各生徒が自分の実力を高めるために学習をしました。入試に向けた受験勉強、高校進学を見据えた復習。これまでのテストの問題の解き直しをしたり、デジタルドリルに取り組んだり、それぞれが自分でデザインした学びに没頭していました。また「大振り返り」と称して、数学全体の学びを振り返りました。「できるようになったこと/まだ苦手と感じること」「数学を学ぶ価値」「これまでの振り返り記述で印象に残るもの」など、じっくり時間をかけて言語化しました。私自身の授業実践の振り返りにも関連づけることができるので、この「大振り返りシート」は大事につなげたいものです。
また、校内では、研修推進委員として次年度の研修の構想を話し合いました。子どもを見る力を高めること、学び続ける授業デザイン、生徒の育成について思いを語り合いました。研修主任の先生の姿勢がとても素敵です。「けテぶれ」「心マトリクス」など、積極的に取り入れようとしてくれます。「悩んでいることがあるので、聞いてください」と気軽に話しかけてくれるので、私の存在意義があるように感じてありがたいです。3月は次年度につながるような研修のまとめに力を尽くします。
❷学習・学区(左下)
評価:★★★★☆ 4点
中学校で生徒の学びを見ていると、小学校の学びの積み重ねがとても重要であることを改めて実感しています。昨年度の3学期に、校区の学習構想図を作り、校区の3つの小学校と共有しました。目指す姿は「学びをつくることができる児童・生徒」です。
かなり久しぶりに、中学校区の小学校の研修主任さんとオンラインでミーティングをしました。目指す子どもの姿について、現状はどうか、次年度以降の構想について話し合いました。同じ校区にいながらも、地域の実態は異なり、研修のスタイルも異なります。そんな中で目指す姿を共有してアプローチをすることは簡単なことではありません。しかし、各小学校では子どもたちに実態に応じて積極的に実践がされていて、話を聞くことができて嬉しかったです。特に、形式的な宿題やテストを変えながら子どもが主体的に学ぶことができるような指導をしようと考えていることが印象に残りました。中学校の教師として、中学校の学習の情報を共有しつつ、より良い学びの機会を作り出せるように続けて頑張りたいです。
❸学級・学年経営(右上)
評価:★★★★☆ 4点
小学校と中学校の学級経営の違い、難しさを感じたことをきっかけに、中学校ではどのように学級経営を進めたら良いかと悩んでいました。現在は、「生徒のリーダーシップを高めること」が柱になっています。
今年度の研究をまとめるために、生徒を対象にした最終アンケートを実施しました。リーダーシップやフォロワーシップを点数かしたり、日常の生活を振り返ったりしました。最終のアンケートは、追加の質問もしました。生徒会活動や学級の活動は、どのようにリーダーシップに影響を及ぼしているかを問うものです。
1年間の実践のまとめをしました。アンケートでの生徒の言葉で印象に残るものを紹介します。
・リーダー以外の人がだんだん呼びかけてくれるようになって、クラス、学年が良くなっていると感じた。
・学年の雰囲気も変わり、自分の動きを見直すことができた。
・1年前より様々な動きが素早くなり、役割を考えて動いている人が多くなったと感じる。
生徒の意識が変わり、雰囲気も良くなったと感じる状態まできています。実践の成果を感じることができてほっとしています。
特別なことをしているわけではないと思っています。日常生活の中にあるチャンスをいかに活用するか、いかに価値づけるかが重要だと考えています。
❹地区の研究会(右下)
評価:★★★★☆ 4点
地区の学級経営研究会という同好会の事務局を務めています。
リーダーシップに関する研究については、2月の研究会で発表しました。オンラインでの研究会、参加してくださった方は少数ですが、発表を通して気づくことがあったようで、ありがたいフィードバックをいただきました。
今年度の研究会は、私の実践の経過報告をするばかりでした。定期的に参加してくださった方については、研究の経過を聞くことで得られるものも多かったかもしれませんが、参加者は参加するだけになってしまうような会ばかりでした。
次年度は、オンラインでの開催ではなく、集合開催形式で実施して、参加した方々の参加度を高めるような研究会にしていきたいと思っています。この辺りの構想を立てたり、知り合いの地区の先生と互いの実践を紹介しつつ一緒に構想を立てたりすることができるような3月にしたいと考えています。
バタバタすぎて、2月の最終日には記事をまとめることができず、気づいたら3月…それでも、1月に目標を具体的に作ったからこそ、振り返りがしっかりできていると感じています。