息子の看病をしながら思うこと
こんにちは。
中学校教員、うたういぬです。
こども園に通う次男が体調不良のため、看病の1日です。
昨日は妻がお休みをいただき、今日は私の番です。
6時間の授業のうち、5時間私の担当の数学があり、休みを取りたい気持ちと、授業をどうしようかと悩む気持ちが戦っていました。
しかも、昨日は進路に関する学年の打ち合わせをする必要があり、遅くまで仕事をしてしまった状況。
5時間分の自習を計画、準備するのはかなり大変な状況でした。
日々の学びの作り方の大切さ
結論から申し上げると、私は自習の準備を大してしなくて大丈夫でした。
2年生も3年生も、教科書を読んで自分で取り組む、その後正答を生かしながら学びを深め、振り返りをして授業が終了です。余った時間については、いつも配付している追加課題が書かれたレポートか問題集(またはデジタルドリル)に取り組むように計画しました。
日々の授業においても、なんでも私が解説してしまうのではなく、まず生徒が教科書を読んで理解すること、例を参考にしながら解いて技能を身につけることを要求しています。この指導を継続してきたからこそ、生徒の学習力も高まっていると感じています。そのため、今日のように自習になったところで、その学び方は大きく変わりません。
補教を考える教務の先生に相談した際も、Teamsで指示・説明をしておくので大丈夫ですと伝えました。プリントの印刷は必要ありますか?と聞かれましたが、断りました。いつも通りでも十分学ぶことができると信じています。
私がやったことといえば、生徒に指示した問題の正答を作成して、Teamsに貼り付けることくらいです。
子育て世代の悩み
子どもたちは、ちょっとしたことですぐに体調不良になると言っても過言ではないほど、急に体調不良になります。そのため、急に仕事を休む必要が生じることがあります。共働きが多いから時代ですから、お互い様の精神で堂々と休みたいところですが、自分の担当の授業や仕事が止まってしまうことに対する焦りの気持ちも大きくなってしまいます。
そこで、日々の授業においても、教師の出番が少なくても良い状態、つまり生徒が自ら学ぶことができる状態を作り出すことが重要です。「教える立場の教師」の存在から離れ、「新しい教師像」を作り出したいところです。さて、これからの時代、教師の役割とは何なのでしょうか。
子育て世代の先生は、学校の中でも主要な役割を担うことも多いはず。しかし、子どものことでお休みをしてしまうことも多いです。適切な人材配置ができれば、お互いの力を発揮できると思うのですが。
きっと学校では生徒たちが自ら進んで学んでいるだろうと信じて、我が子の看病に力を注ぐことができます。
寒暖差が体に辛い時期です。皆さんも体調にはくれぐれも気をつけて、大事な時期を乗り切ってください。