実家の温もり
おはようございます。
中学校教員、うたういぬです。
珍しく朝に投稿します。
寒くなってきたので、ファンヒーターを出しました。
灯油を入れて、いざ使用開始。
ほのかに香る灯油の匂い。
母の実家を思い出します。
私の実家は1年を通して雪が降らない暖かい地域です。
実家の近くに母の実家もありました。
そこは、かなり古い日本家屋でした。
まず、土間が広く、自転車が10台くらい入るスペースがありました。
トイレは汲み取り式、掘りごたつ、足踏みミシンがあるような家でした。
居間と台所の間が広く、そこに昔ながらのファンヒーターがありました。
チャッカマンで点火するシステムでした。
私が子どもの頃に知っていたファンヒーターはこの1台だけだったのです。
実家にもなく、学校にもなかったため…(なんて暖かかったんだ)
そのため、灯油の匂いを嗅ぐと、母の実家を思い出します。
兄弟と母の実家に泊まりに行くと、暖かく迎え入れてくれました。
近所の自動販売機でジュースを買えるように小銭を持たせてくれました。
祖父は、必ず日本酒を飲んでいました。
刺身を食べる時は、醤油と生姜。個性的な祖父でした。
祖母はいつも優しく、家ではなかなかできない「おかかご飯」を食べさせてくれました。今でも「おかかご飯」が好きなのは、祖母のおかげです。
正直、夏の方が好き。
寒いのは苦手。
新居は雪が降るような地域なので、ここから先の数ヶ月は本当に辛い。
でも、ファンヒーターが体も心も暖めてくれる気がします。