POWERとFORCEの違い

２０２２年も、最後の一日となりました。

国外では
ロシアによるウクライナ侵攻

国内に目を向ければ
福島の事故の過酷な状況に学ぶ気のない原発回帰
世界３位になり、アメリカの軍需産業に奉仕しようとする防衛政策の大転換

などなど、むき出しの暴力が目立った一年でした。

先日読んだ本にこんな一節がありました。

ともに「力」と訳される「パワー」と「フォース」だが、そこには本質的な違いがある。
「パワー」は内なる力だ。例えば、種子は木となる潜在的な力をもっている。仏教によれば、（中略）だれもがブッダのように偉大な者になれるパワーを秘めている。（中略）
一方、フォースとは外なる力だ。まずは規則、法律、軍隊、武器、政府などによって外からもたらされる強制力。それらにも増して、お金が大きな力を発揮するのが現代世界だ。
～辻信一氏のエッセイ「よきことはカタツムリのように」より～

成程と思いました。

パイの奪い合いではなく、ろうそくの灯の分け合いを

私の座右の銘の一つを、世界に向かって届けたい。

パワー、レジリエンス（復元力）、エラスティック・ハート（折れない心）を胸の内深く持って生きたいと思う年末です。

きたる年が、いい一年になりますように
皆さま、どうぞ良いお年を