宮田 大 チェロ・リサイタル 2024 with ジュリアン・ジェルネ
新浦安駅から程近い素敵なコンサートホール「J:COM浦安音楽ホール」にてチェロとピアノの美しい響きを全身に浴び、一日たった今も、うっとりしています。
『宮田大チェロ・リサイタル2024 with ジュリアン・ジェルネ』です。
<演奏曲目>
マルチェッロ:オーボエ協奏曲 ニ短調より 第2楽章
ドヴォルザーク:私にかまわないで ~4つの歌曲 op.82 第1曲
R.シュトラウス:明日 ~4つの歌曲 op.27 第4曲
サン=サーンス:あなたの声に私の心は開く ~歌劇「サムソンとデリラ」
ストラヴィンスキー:イタリア組曲(1.序曲 2.セレナータ 3.アリア 4.タランテラ 5.メヌエットとフィナーレ)
カプースチン:チェロ・ソナタ 第2番 op.84
<アンコール>
ラフマニノフ:パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏
村松崇継:紙について思う僕のいくつかのこと
「時代を超えて」がテーマと宮田さんが曲間に仰った通り、バロック音楽に始まり、19世紀後半の歌曲、20世紀バレエ音楽の大家の曲、つい数年前まで存命だったウクライナ出身の作曲家によるソナタと、さまざまな曲調の音楽を楽しませていただきました。
さらにアンコール。また雰囲気の全く異なる2曲で、一段と素晴らしかったです。
『パガニーニ…』は元から好きでしたが、現在46歳だという村松崇継さんは存じあげない方だったので、帰宅後に早速ネットで調べ、公式サイトなどをブックマークしました。『紙について…』、とても格好いい曲でした!
小編成のクラシック音楽向きの大きさで、壁面や床の色・材質も吟味されていて、シャンデリアなどもお洒落。そんな上質な空間に、チェロとピアノの音が互いの良さを引き立てあいながら響き渡り、美しい音楽♪を堪能できて幸せでした。
またクラシックのリサイタルには珍しい曲間のトークは、表面的な曲紹介にとどまらず、分かりやすく曲の魅力や聴き所を伝えてくれて、宮田大さんのお人柄も窺い知れ、クラシックに詳しくない私などには有難かったです。
熱のこもった長い拍手、終演後のサイン会に並ぶ聴衆の列の長さ、そして、本編終了後(アンコールの前)にジェルネさんがいったん下がった舞台袖で嬉しそうにぴょん!と跳びはねた姿が、この日の演奏の、奏者と聴衆両方の満足度の高さを示していたのではないでしょうか。
勿論、一緒に行った母と二人それぞれに違うCDを買い、列に並んでサインもいただきました。
宮田さんに「つややかで温かみのある音色が大好きです」と言えましたし、拙い英語ながら、ジェルネさんにも感動したことを伝えられてよかった♪
最後に、写真はありませんが、この日の美味しいもの。
開演前のランチは「串と水炊 旬や」にて昼限定人気メニューの親子丼を、終演後には「浦安ブライトンホテル東京ベイ」のラウンジでケーキセットを楽しみました。
お昼はあまり目立たない小さなお店ながら、職人気質を感じる和の設えで、お茶をしたラウンジの方は、吹き抜けの広々とした空間に、薄いベージュを中心にした、程よい明るさと落ち着きのインテリア。
どちらも寛いだ気分で過ごせました。
いい一日でした♪♪