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【ダイヤ1構築】幻影勇者の構築(Dなし)【マスターデュエル 11月環境】

【所感】11月のマスターデュエル環境

制限改定について

 マスターデュエルは10月末に制限改定が実施され、ありがたいことにティアースケイルがめでたく釈放されました。同時にふわんだりぃずと謎の地図や烙印開幕、相剣軍師-龍淵が規制されることでトップメタがわずかではありますが弱体化されることで、幻影騎士団もかなり戦いやすくなりましたね。

ダイヤ帯のトップメタ

現在のダイヤ帯の環境ですが、以下のような分布になっている印象です。
【トップメタ】
ふわんだりぃず、烙印デスピア
【準トップメタ】
エルド(アンワ)、相剣、コードトーカー
【その他】
マリンセス、電脳堺、イグニスター、幻影騎士団、アダマシア etc..

 制限改定はあっても依然ふわんだりぃず、烙印デスピアがかなり多い印象です。安定感どちらもリソースが循環し始めると、無限にアドバンテージを稼ぎ続けるため、悠長にゲームを進めるといかにリソース回復力に優れた幻影騎士団でもまず勝てません。またどちらもデスフェニが刺さりづらいテーマですので今季は無理してデスフェニを入れないほうが強いと思います。
 今環境ではこの2デッキを中心にデッキを構築する必要がありますね。
 次点としてはふわんだりぃずに対して強く出られるアンワ採用のエルドや、強貪が採用でき、安定して固い盤面を作れる相剣、コードトーカーが多かった印象ですね。

デッキ構築

デッキレシピ

幻影ギミック

モンスター:ブーツ×3、ティアスケ×3、ローブ×2、グローブ×2、グリーブ×1
罠:霧剣×3、翼×1、ブリガンダイン×1

 3枚採用はブーツとティアースケイルですね。先行後攻問わず引きたい初動になるカードです。ティアースケイルが3枚になったことで安定感が上がり、Gに対する受けも強くなりました。
 2枚採用はローブとグローブの2種類です。初動としてはブーツや未開域と組み合わせた2枚初動となりますが、これらを2枚引いても初動にならない点から3枚は採用したくないカードです。ただ墓地効果が優秀で初動の展開に絡むこと、2ターン目以降も使いたいカードなので2枚採用しています。
 ピン刺しはグリーブですね。初動や展開には絡みませんが、手札に幻影モンスターがだぶついたときに使えたり、誘発を乗り越える際に一手伸ばせたりと一枚刺しておくと便利なカードです。

 罠カードは霧剣が素引きしても妨害として機能したり、コストで落とすと展開を伸ばせるこのテーマ最強のカードなので3枚採用です。ふわんやデスピアにも有効な優秀な一枚です。
 翼は墓地効果で幻影剣と同じ蘇生効果を持っているため、未来龍皇を出すときに展開を伸ばす役割や幻影剣を節約する役割があります。素引きしたら弱いのでコストで落としましょう。
 ブリガンダインはケルビーニからバルディッシュへ繋ぐ一枚です。優秀ですがこのカードを使うために抱擁が入れづらいのが悩ましいところ。

勇者ギミック

モンスター:水遣い×1、グリフォンライダー×1
魔法:アラメシア×2、旅路×1、ドラゴバック×1、おろかな埋葬×1

 勇者の役割として、ケルビーニから水遣いを落としてグリフォンライダーにつなげる、ケルビーニにつなげるためのレベル3を供給する2種類の意図があります。が、水遣い制限によって水遣い素引きからだとレベル3が供給できなくなりました。またふわんやデスピアにはニビルが全く刺さらないのでニビル自体ほとんど採用されてませんので重要度は下がった印象です。しかしその代わりに罠で妨害を構える幻影騎士団にはとってもつらい羽箒やツインツイスターの採用が増えています。グリフォンライダーを添えることでこれらを守れるので、添えられるものは添えておきましょう。
 ドラゴバックのバウンスもスキドレを剥がせたりめちゃくちゃ頼りになります。 素引きしたくないカードが増えますがリターンのほうが大きいと思います。
 旅路でサーチするカードはケルビーニが作れそうならグリフォンライダー、作れなさそうなら水遣いです。アラメシアにGを貰った時もグリフォンライダーにしときましょう。

手札誘発

うらら×3、ドロバ×2

 増殖するGを採用していません。はじめは採用していたんですが、ふわんには全く刺さらず、デスピアにもあまり刺さらない。次点のエルドすら刺さらないのでかなり使いずらくて抜きました。
 うららは誘発としての役割だけでなく、増Gのケアやレベル3なので初動に繋がったりと最強なので3枚です。
 ドロバの枠はヴェーラーと迷いどころ。ふわんを重く見るならドロバ、デスピアのことも考えるとヴェーラーのほうがいいかなと思います。

後攻捲り用の札

一滴×3、ツイツイ×2、(墓穴×2)

 誘発をあまり入れていないこともあり、相手の先行展開は大体フル展開で通すことになります。大体たっぷり妨害を構えてターンを返されるので、後攻で捲るための札として、一枚で2枚以上の妨害を踏める一滴とツイツイを採用しています。どちらもコストを要求するカードですが、幻影にとってコストはアドバンテージにつながるため、問題ありません。
 ここでも一番に対策すべきはふわんだと思っています。スタンバイフェイズにツイツイを使用することで夢の町と謎の地図を無力化することができ、一滴は魔法を捨てることで旅支度での逃げをケアしつつ制圧効果を無力化することができます。
 デスピアに対してはどちらも微妙に刺さり切らないので結構苦しいですが墓穴をもってると赫の烙印に対策できるので勝機が見えてきます。
 

未界域ギミック

モンスター:ツチノコ×2、ジャッカロープ×2

 幻影騎士団の縁の下の力持ちです。特殊召喚できるレベル3なので、このカードと組み合わせることですべてのレベル3のモンスターが初動になります。また、ティアースケイルやツイツイのコストとして捨てられると特殊召喚されるため、手札コストとしても優秀です。デッキを40枚にしたかったのでツチノコは2枚にしてますが、3枚入れてもいいと思います。
 注意点としては特殊召喚は「捨てられたとき」なので墓地に送る運命の旅路や禁じられた一滴のコストで捨てると特殊召喚できません。

EXデッキ

枠がなくかなり枚数は難しいです。調整の余地ももう少しあるかと思いますが最終的にはこんな感じになっています。

ケルビーニ×1、バルディッシュ×1、ブレイクソード×2、リヴァイエール×1、アルミラ×1、未来龍皇セット×1、ヴェルズナイトメア×1
 初動で使用するカードたちです。リヴァイエールは2枚入れてもいいかと思います。アルミラは手札の幻影を墓地に落とすために使います。
 ヴェルズナイトメアは今環境微妙ですが、代わりがいなかったので入れています。他にいいカードがあればそちらでもいいですね。

レイダースナイト×1、アークリベリオンエクシーズドラゴン×1
後攻のワンキル用です。アクセスコードのほうが便利な場合もありますが、一滴との相性も良く、最低レベル3×2で出せるというハンドの要求値の低さからこちらにしています。あと幻影と言えばやっぱりこのカードっていうのもありますね!。

ダルク×1
ケルビーニが通らなかったときにバルディッシュにいくルートです。デスピア相手には奪う効果が強かったりもするので入れとくと便利です。

アーゼウス×1、ダウナード×1
あまり使いませんが、入れておくとなんか安心感があります。

ユニコーン×1
入れ替え候補。アクセスも入っていないのでほとんど使いません。たまにデッキバウンスが強いタイミングがあるので入れています。リヴァイエールやリダンなどにしてもいいかもです。

展開

先行展開

 目指す最終盤面はバルディッシュ+霧剣+(グリフォンライダー)+(未来龍皇(ヴェルズナイトメア))です
 墓地と盤面を見ながら柔軟に展開していく必要があるテーマですが、一応基本展開は以下の通りとなります。

・ティアースケイル1枚+(コスト1枚)
 →バルディッシュ+霧剣×2枚
一枚初動の展開です。羽箒で死にます。召喚したティアースケイルの効果を使うとアラメシアの儀を使用することもできないので、基本にして一番弱い展開だと思います。

・幻影騎士団(グリーブ除く)+サイレントブーツ
 →バルディッシュ+霧剣+グリフォンライダー+ヴェルズナイトメア(+墓地霧剣+ブレイクソード)
サイレントブーツを絡めた2枚初動の展開です。最もよく使用する展開になります。ヴェルズナイトメアがふわんに刺さらなかったり、タイミングを逃しまくったりとおちゃめですが、妨害強度としては結構高めです。
 初手がグローブ以外か手札に未界域や霧剣、翼があるとヴェルズナイトメアが未来龍皇になるので、ふわんだりぃずに強くでることができます。

・幻影騎士団(ブーツ、グリーブ以外)+未界域
 →バルディッシュ+霧剣+未来龍皇(素材ブレイクソード)
ブーツや追加で特殊召喚できるモンスターがいないとケルビーニでブーツを落とす必要がでてくるので、グリフォンがでません。霧剣が墓地になく、ブレイクソードが素材になっているので、バルディッシュの破壊効果は未来龍皇の後に使うことになります。

・アラメシア+幻影
 →バルディッシュ+霧剣+未来龍皇(素材ブレイクソード)
アラメシアが初動の場合でも旅路で水遣いをサーチすることになるのでグリフォンがでません。

・幻影以外のレベル3×2
 →バルディッシュ+霧剣
手札事故の場合の展開。デスフェニ不採用型なのでこちらの展開がかなり弱くなってしまいます。1妨害構えられるだけでもマシと考えましょう。


後攻展開

妨害次第なので何とも言えませんが、まずは基本展開を狙いながら妨害を踏みまくり、最終的にはレベル3を2体並べてアークリベリオンでワンターンキルを狙いましょう。勇者ギミックが妨害を踏むうえで優秀なのでまず勇者で牽制してから幻影につなげるのがいいですね。

各対面

ふわんだりぃず

 先行で未来龍皇まで到達できればまず勝てますが、ヴェルズナイトメアで止まってしまうと結構つらいところです。またアトラクターがきつかったりとやや不利な展開になることが多いです。ただ、ツインツイスターや一滴を引いていれば、先行、後攻問わずかなり戦えると思います。
 意識することとしては、
・未来龍皇は攻撃表示だとえんぺんで無効化されるので守備表示で出す
・一滴を使用する場合には旅支度ケアで魔法をなるべくコストにする
・後攻時、ツインツイスターはスタンバイで使用する
・フォッグブレードはえんぺんまで待つのが丸い

烙印デスピア

 先行であれば妨害が機能するのでかなり戦えると思います。後攻時は妨害が分散するので一滴が機能しづらいです。ただ対象をとらない効果なのでガーディアンキマイラを狙えるのはうれしいですね。
 かなりパワーはありますが、うららが烙印融合、墓穴を赫の烙印にあてるとイージーウィンになるので結構極端なゲームになることが多いかもです。
 意識することは
・うららは烙印融合まで待つ
・闇霊使いダルクでミラジェイドを奪える
・バウンスの手段はドラゴバックのみなのでミラジェイドワンキルできなさそうな場合には妨害を踏んでから使う

エルド(アンワ型)

 幻影にはアンワはほとんど刺さらないので普通のエルドよりもやりやすいです。永続罠に関してはスキドレ、サモリミが痛いですが、御前割拠は耐えられます。ツイツイも採用しているのでやりやすいほうかと思います。
意識すること
・スキドレはドラゴバックではがせるので勇者をなるべく守る。
・バルディッシュか水遣いを落としたケルビーニ+翼で強化されていないエルドを戦闘破壊できる。

相剣

 一滴、霧剣が刺さる対面です。基本は赤霄+バロネスなので普通に妨害を踏んでも展開できるレベルですので、アークリベリオンでワンキルを狙いましょう。ただ、プロートスで闇宣言されると終わるので、後攻時は有利か微妙なところです。うららは刺さりづらいですが、龍淵が準制限になったのもあり、ドロバで赤霄単体になることが多いです。

コードトーカー

 ヒートソウルが入り今季環境に増えたテーマです。こちらもツイツイが刺さりますので、本当に今季はツイツイが強いですね。誘発としてはドロバが結構ささるので、うれしいところです。一枚で終わるカードがなく、幻影騎士団が妨害を乗り越えやすいテーマであることあり、やりやすい相手かと思います。

最期に

今季の幻影騎士団は安定感が上がり、かなり勝ちやすくなったと思います。ダイヤ帯でも勝率7割近くを維持してダイヤ1まで行くことができ、トップメタに対しても有利とまでは言えませんが相性は悪くないので、皆さんも今期は幻影騎士団でダイヤ1を目指してみませんか?


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