
まじめに生きすぎたHSPは、何の病気だったのか
大学進学をきっかけに都会に出て、一人暮らしも1年が経った頃、私は急に電車に乗れなくなった。
動悸がして冷や汗が止まらなくなり、頭の中がぐるぐる回る、、
うまく空気が吸えなくて、"このままじゃ死んでしまう、、!"という恐怖感。
特急や快速電車は、何かあってもすぐには降りられないからと、不安で乗れない。
病院での診断結果は、「パニック障害」。
それまで精神的な病気を経験したことがなかった私は、その後10年も経たないうちに、いろんな病院でいろんな診断を受けてきました。
自律神経失調症
過敏性腸症候群
強迫性障害
(重度の)うつ病 etc.
「休職してみる?」と職場で上司に勧められたのは、うつ病の診断を受けて少し経ったときのこと。
日本でもコロナ感染が始まり、社会が急に変わってしまったことのストレスも考慮してくれたのだと思います。
田舎にある実家に戻ってすぐの頃は、体を起こした状態でいることすら難しく、ほぼ寝たきりの状態に。
血流が滞ってしまったのか、目が覚めると首から下が全く動かないこともありました。
母曰く、死んだようにキンキンに冷え切ってしまっていたらしく、その後しばらくは私が寝た後に息しているか確認していたそう。
そんな絶望していた状態から5年ほど経ち、
最近ではとても体調がよくなりました。
入院はせずに済み、薬物療法では西洋の薬の副作用がきつくて漢方に変えてもらうなど、いろんな病院でいろんな治療を試してきたので、
結局私の病気はこれです!とはっきり答えることはできません...。
すぐ貧血状態になってしまう私は、最終的に鉄剤を継続的に服用することで、それまで何年も続いていた辛さから自然と解放されました。
もしかすると精神的な疾患というより、貧血が原因でうつ症状が出ていたのかも...と思うこの頃です。
心身を回復させるために、環境を変え、仕事を変え、治療方法を変え、そして自分を助けるためにたくさん本を読みました。
この経験はこれから、私と関わってくれる方の心身の健康のために、活かしていきたいと思っています。