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兄の不登校 弟に与えた影響

上の子と下の子は、どちらも男の子で、
年齢差は7.5歳。
かなり離れている方だと思う。

上の子が不登校になった小学4年生の時、
下の子はまだ2歳だった。

保育園へ通っており、日中は兄ちゃんと顔を合わせる事はなかった。

兄ちゃんが何となく学校へ行けてない。
というのは分かっていたみたいだが、
それについて私や兄ちゃんに聞いた事も
触れた事もなかった。

しかし、小学校に上がってから、自分も学校を休みたい。と度々言うようになった。

その時はもう、兄ちゃんは父親と暮らして中学校へ行っていたので、
私達と一緒に暮らしてはいなかった。
(過去記事参照)

理由を聞くと、眠たくなるとか、
めんどくさいとか、何となくとか、
そんな感じ。

学校での様子を先生に聞くと、
特に何か変わった様子もなく
友達ともよく遊んでいるし、勉強も普通に出来る。

学校は行きたくなければ休めるところ。
との間違った認識を、
不登校の兄ちゃんを長い事見てきて
彼の少し賢い頭はそう覚えてしまったのだと思う。

まずい。
こういうタイプが1番厄介だ。

頭ごなしに怒っても反発するし、
兄ちゃんは行かなかったじゃん。と言われれば理由の説明にも困った。

そこで仕方なく私は彼とルールを作った。

月に2回ほど好きな時に休める制度。
その名も勝手に名付けたが、
小学生有給を与える事にした。

但しそれ以外はちゃんと行く。
そして休んだ日は、買ってきた問題集を授業数のページ枚数家でやる。
というルールにした。

有給を使わなかった月は、買い取りも可能にした。
1日500円だ。

結局この制度は2年生で転校してからも引き継がれ、
彼はちょいちょい有給を使って休みながらも学校に行った。
友達も沢山いるし、勉強も普通。
今年6年生でやっと卒業する。

良かったのか悪かったのかは分からないが、
彼は変に賢い為、この方法しか思い浮かばなかった。

また子供が不登校になる苦しみを私が味わいたくなかったのかもしれない。
先に予防線を張ってしまった。

絶対反対される、というか呆れられると思うので、学校の先生にはもちろん言ってない。

私が子供の時は真面目?だったし、
親も厳しかったので、休みたい時があっても
親に嘘ついてドキドキしながら仮病を使ってたけど(と言っても年に1回あるかないか)

うちの子は堂々と休んでたので、
自分に対して休んでる罪悪感は無かったと思う。
休んでしまった自分を責めたりという事がないので、それは良かったのかなとは思う。

学校って本来は楽しい所なのに
なかなか伝わならない。
友達と他愛もない話しをして、
何がおかしくてずっと笑ってるのか
毎日そんな感じだったし、
部活で暗くなるまで運動するのも大好きだった。

勉強だって、今この歳になって学ぶ楽しさに気付いたけど、
当時もっと必死にやってたらな、と本当に常々思う今日この頃。

これから中学生になってそれに気付いてくれたらな。と、親としては思ってやまない。

※お兄ちゃんの不登校については下記過去記事参照











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