海上保安庁第一管区~第五管区について
海上保安庁各管区について
今回は海上保安庁の管区についてお話させて頂きます(^^
前回の記事でも少し触れましたが、海上保安官は国家公務員であり、
転勤族と言われるくらい転勤の多い職業となっております!
海上保安学校を卒業すると、
各採用管区おいて平均2~3年毎に転勤があります。
旅行が好きな人は案外メリットに感じる方もいるかもしれません!
逆に地元LOVEの人はデメリットに感じるでしょう・・・
そんな人生をどこで過ごすのかが大きく左右される
採用管区については、海上保安学校に合格した際に決定します!
受験の際に3つの希望を出し、
どの管区に採用されるかは受験生の実力と運に掛かってきます(^^
ただ各管区についてそんなに情報がない。。。
そんな方おられませんか?
そういった疑問を解決するために今回は管区について
まとめていきたいと思いますので是非ご覧ください!
今回は第一管区~第五管区までご紹介します!
海上保安庁は全国を11(十一管区)に分けて
海の治安維持のため活動しております!
11の分け方は画像の通り↓
第一管区
北海道全域が担当区域となります!
高級水産物を狙った密漁が多く、
日本だけでなく外国漁船による密漁も多いみたいです!
ロシアと隣接する国境管区ということもあり、
北方四島周辺海域や宗谷海峡付近において、
ロシア警備艇による日本船舶の被だ捕・被銃撃などの防止のため、
巡視船艇により常時監視活動を行っています。
一方で、密輸・密航などの不法活動の取締りや海難救助などの
分野において、ロシア当局と相互に連携・協力しています!
だ捕なんて怖すぎ( 一一)
余談ですけど保安学校時代に教官が
だ捕された話を聞いたことがありました🐟
第二管区
青森県、岩手県、秋田県、山形県、福島県、宮城県が担当区域となります!
世界三大漁場の一つである三陸海岸が含まれる管区です!
こういった漁場が含まれる管区はもちろん他管区にもあるのですが、
世界三大漁場の一つが含まれているということもあり、
やはり密漁事案は多いみたいですね(‘_’)
逆に漁師の方が安全に漁を行えるように警戒配備をするなど、
海上の交通整理をするのも海上保安庁の業務でもありますので、
そういった業務も多いみたいですね!
🐟は青森県しか行ったことない。。。
第三管区
東京都、神奈川県、千葉県、茨木県、静岡県が担当区域となります!
東京湾の入り口には、東京湾海上交通センターがあり、東京湾を航行して、東京・千葉・横浜などの首都圏へ出入りする1日約600隻の船舶に対し、
東京湾内における航行管制と、東京湾及びその付近を航行する船舶への
情報提供を行っています。
そして羽田特殊救難基地があります!
目標にされている方も多いかと思われる特殊救難隊の基地ですね(^^
1隊6名、6隊の特殊救難隊が配属されており、
全国各地での海難事故に対応しています!
ちなみに採用管区が3管区でないと特殊救難隊にはなれない
ということはございませんので注意してくださいね!
特殊救難隊になれば羽田特殊救難基地に配属ということです(^^
その他にも横浜機動防除基地があるなど、
やはり首都があるという事もあり色々詰まってますね!笑
多忙なイメージがあるので仕事をやりがいに
感じれる方は三管区がいいでしょうね!
第四管区
愛知県、三重県が担当区域となります!
転勤の範囲でいうと2県のみなのでどちらか出身の人は嬉しいかも(^^
とは言いつつ名古屋港と伊良湖水道が担任区域に入っています!
名古屋港は国内でも大きいと言われている港の一つという事もあり、
関係機関との合同テロ対策訓練を実施し、
テロ事案発生時の迅速且つ的確な対応の強化を図っているみたいです。
救助だけでなくテロ対策などの警備業務も海上保安庁の業務の一つです!
海路による密輸・密航を水際で阻止するため、
積極的な情報収集活動の推進や関係機関との協力体制の強化を図る一方、
巡視船艇、航空機による集中的且つ効果的な取締りを行っています。
どちらかというと警備業務が結構大変そうですね(‘_’)
第五管区
兵庫県(南部)、大阪府、和歌山県、徳島県、高知県が担当区域となります!
第五管区は管区独自の警備研修を行うなど
他管区よりも警備業務に力を入れている管区です!
瀬戸内海では漁師の数も多い分、密漁の数もかなり多いでしょうね(‘_’)
関西出身の方は五管区希望される方が多いですが、担当区域の中には
高知県全域まで含まれていますので、ほぼ九州ですやん!みたいな所に
配属される可能性もあると思っていて下さいね(笑)
そして最近ニュースで見ましたが、
神戸海上保安部の巡視船せっつが
海賊対策のためソマリアに派遣されてましたね!
こういった海外派遣や尖閣諸島の派遣など
瀬戸内海以外での業務も少なくはないみたいですね('_')
まとめ
いかがだったでしょうか?
私も色々と調べてみたんですが
海上保安庁の業務はやはり警備業務よりだなと感じました!
もちろん現場では救難業務も行っておりますし、
潜水士や特殊救難隊など救助に特化されている方もおられます!
ですが救難業務が毎日あるってわけでもないんですよね!
普段は密漁などの取り締まり、事案が発生したら事案対応
というのが海保の普段の業務なのでどうしても
警備業務よりになっちゃいますよね('_')
その他にも海上の交通整備や灯台の点検など、
海上のことは全てやってんじゃないかと
思っちゃうくらい幅広い業務内容があります!
今回紹介したのは現海上保安官からすると
ほんの一部分かもしれませんが是非参考に
して頂ければ幸いです(^^♪
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では次回
「海上保安庁第六管区~十一管区について」で!
さようなら~🐟
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