至福のひととき。
日本からアメリカに遊びにきた母が、私のお気に入りの小説を2冊持ってきてくれた。
ひとつは、「木曜日にはココアを」。
もうひとつは、「月曜日の抹茶カフェ」。
どちらも青山美智子さんという方が書かれた本で、友達がおすすめして貸してくれてからこの人の書く本がとても気に入っている。
久しぶりに読む日本語の安心感が嬉しくて、
昔よく友だちとやってたように、好きな言葉に付箋を置いていくのが楽しくて、
まだ読み出したばかりだと思っていたら、いつの間にか最後の章まできてしまっていた。
この貴重な本が、夢の時間が、もう終わってしまうのか。
終わるな終わるな、と思いながらも読み進める手は止まらなくて、あっという間に一冊読み終えてしまった。
暖かいココアと、机の上の照明と、一冊の本で、こんなに幸せな時間を味わえるなんて。
この感動はきっと、日本に住んでる日本人にも、ここにいるアメリカ人にも味わえない、私だけの特権。
もう1冊は、明日のバス移動で読もうかな〜
いや、次のテストが終わるまでとっておいて、カフェでゆっくり読むのもありかな〜
そんなことを考えながら過ごす、母との最後の夜です。
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