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FF9・エクスカリバーIIなしでの最強育成パターン

パソコンの中のファイルを整理していたら、FINAL FANTASY IX(以下FF9)のエクスカリバーIIを取得しない状況でのキャラクターの最強育成方法について12年前に書いていたメモが出てきました。今更な~と思いつつインターネット上で調べてみたのですが同様の記事はないようですので公開することにしました。最強育成がネタになりやすいエーコの育成方法が未だに世に出ていないのは意外でした(一応攻略サイトの掲示板に僕が書き込んだので出ていないこともない)。エーコの育成方法を探すには、かなりの計算(数学)能力が必要なのであきらめる人が多数なのはしかたないかもしれません。約12000字の超ボリュームですので、興味のある方だけ読んで下さい。


FF9でのキャラクター育成基礎知識

FINAL FANTASY IX(以下FF9)では、レベルアップ時に装備していた装備品の能力上昇値がステータス上昇のーナスとして加算されるため、最強キャラクターを育てるためには、ステータス上昇が大きい装備が入手できるまでレベル1で進める必要があります。アルティマニアによるとレベルアップ時のステータス上昇の法則は以下の通りです。

①特定のレベルで上昇するステータス
 
素早さ :レベル10の倍数
 力・魔力:レベルの下1桁が0、4、7になった時
 気力  :レベルが7、14、20、27、34、40・・・になった時

②ステータス補正ボーナス値により上昇するステータス
 レベルアップした時に装備していた装備品によるステータス上昇量×1/32
 素早さ :基本ボーナスはなし
 力・魔力:基本ボーナスが3/32あります。例えばステータスが3上がる装備品を装備してレベルアップすると、6/32のボーナスが貰えます。
 気力  :基本ボーナスは1/32あります。

最強育成法決定の指針

では、この法則をもとに最強のキャラを作るには、どのような装備品を装備して何回レベルを上げればいいのでしょうか?

(1)各キャラクターごとに最大のボーナスが得られる装備品をチェック
ステータス上昇が低いものは除外します。例えばアンクレットは魔力+3・気力+1と高いボーナスですが、リボンが力+1・魔力+3・気力+1と力の補正が加わる分、アンクレットを選ぶ意味はなくなります。

(2)キャラクターごとに成長させたい能力値の優先順位を決める

(3)(2)で決めた装備品をずっと装備したとして、最終ステータスを出してみる

(4)最終装備を決める
気力は上限が50と低く、上限に達しやすいので、最終装備の能力値補正を考えた上で無駄のない育成を考えます。

(5)余りを分配して上げられる能力値を上げる
ボーナスは1/32単位ですので32回レベルアップすれば、ボーナス分の能力値のアップができます。つまり、32回装備してレベルアップを基本にすればよいのです。すると各キャラクターは98回のレベルアップがあるため、32回×3セットと2回の余りができます。この2回の余りを使えば能力値をもう1ポイントぐらい上積みすることが可能になります
ただし、基本ボーナスに関しては力:6・魔力:6・気力:2ポイントの余りが発生することは変えられないので微調整が必要です。
 
(6)決定した育成法に必要な装備品の入手時期を考える
強制的に経験値を入手してしまうパンデモニウム3連戦までに育成が可能なキャラクターがいるかを確認する

(7)パンデモニウム3連戦での経験値を請け負うキャラクターを選ぶ
 能力値の犠牲がなるべく少ないキャラクターを選びます。

育成するステータス値の意味

各ステータス値を上げればどのようなメリットがあるのかを説明いたします

素早さ
 ATBゲージのたたまるスピードが速くなります。
 ラケットの「たたかう」ダメージが増えます。

 HPの値は力の値に比例します。
 「たたかう」ダメージの最低値は力の値に比例します。
 例外はラケットと盗賊刀、騎士剣です。
魔力
 MPの値は魔力の値に比例します。
 魔法や召喚魔法のダメージの最低値は魔力の値に比例します(割合ダメージは例外)。
 ステータス異常を引き起こすだけの攻撃の命中率が上がります。
気力
 盗賊刀と騎士剣の「たたかう」ダメージに影響します。
 最低ダメージは(力+気力)/2に比例します。
 その他、様々なことに少しずつ良い影響を与えます。
 アルティマニアによると
 ・ステータス異常の効果時間を短くする
 ・リジェネでの回復のペースを速くする
 ・毒・猛毒のダメージを受けるペースを遅くする
 ・トランスゲージがたまりやすくなる
 ・トランス時にトランス状態で攻撃できる回数が増える
 ・クリティカルヒットの発生確率が上がる
 ・「ぜになげ」のダメージが増える
 ・蘇生時の回復量が増える
 ・カウンターの発生確率が上がる
 ・「ぬすむ」の成功確率が上がる
 ・「メテオ」の命中率が上がる

僕の育成指針

ではどのステータスを優先的に上げればいいのでしょうか?もちろん人によって優先したいステータスは違うと思います。

僕の育成指針はキャラクターの個性重視です
戦士系のキャラクターは「たたかう」によるダメージが多くなることを優先
し、魔法使い系のキャラクターは「まほう」によるダメージが多くなる魔力を優先することにしました。その次は、様々な効果のある気力を優先します。
素早さは重視しません。理由はいくつかあります。まずFF9ではFF8等と異なりアクションを実行中でもATBゲージは進んでしまいます。素早さをいくら上げても、行動回数を上げるにはウェイトモードで行動中にウィンドウを開けて待たなければなりません。しかも終盤に戦う多くの敵は素早さが45~50程度あり、敵の行動を追い越して2回行動するにはかなり高い値まで育てなければなりません。次の理由が、素早さは育成しにくいステータスであることです。アクセサリーを例に取ると、素早さのボーナスが最も高いものはエルメスの靴(早+2)です。ダークマター(力+3・魔+2)、リボン(力+1・魔+3・気+1)、バレッタ(力+3・魔+1・気+1)など合計5ポイントのボーナスがあるものが揃っているので、素早さを上げるためには他のステータスをかなり犠牲にしなければなりません。ただ、素早さは50まで育てるととんでもない速さでゲージがたまるらしいので育成するならとトコトンやった方いいと思います。

強制経験値獲得のパンデモニウム3連戦までに育成可能なキャラクター

(A)ダガー

武器 :魔法のラケット(魔+2)か星屑のロッド(気+2)
 頭 :司祭の帽子(魔+1・気+2)
 体 :ローブオブロード(全能力+1)
 手 :魔法の腕輪(魔+2)・ンカイの腕輪(気+2)
アクセ:リボン(力+1・魔+3・気+1)、ダークマター(力+3・魔+2)
    パールルージュ(魔+2・気+4)

余りを使って力を上げるか、気力を上げるかはお好みで。
パールルージュを使っても2上げることがギリギリ出来ないのが残念です。

最終装備の候補としては魔法のラケット・サークレット・ローブオブロード・ブレイサー・リボンにしておきます。

武器:魔法のラケット(魔+2:98回)
頭:司祭の帽子(魔+1・気+2:98回)
体:ローブオブロード(全能力+1:98回)
手:魔法の腕輪(魔+2:92回)、ンカイの腕輪(気+2:1回)、
アクセ:リボン(力+1・魔+3・気+1:87回)、ダークマター(力+3・魔+2:11回)

ここまで育てて、各種宝石を99個集めれば、弱点を的確につく必要がありますが、召喚魔法はたとえショートバージョンでも確実に9999ダメージになります。最終装備として、武器は魔法のラケット以外にも、個性重視で鯨の髭、ダメージ重視で猫の手ラケットという手もあります。アクセサリーもリボンでなくても、守りの指輪でかまいません。

(B)ビビ

ビビの育て方は単純です。魔力と気力の余りを力のアップに回します。
最終装備は、メイスオブゼウス・サークレット・ローブオブロード・ブレイサー・リボンをひとまず考えます。気力は50に達します。

武器:何でもよし
頭:司祭の帽子(魔+1・気+2:98回)
体:ローブオブロード(全能力+1:98回)
手:魔法の腕輪(魔+2:93回)、ンカイの腕輪(気+2:1回)、
パワーリスト(力+2:1回)
アクセ:リボン(力+1・魔+3・気+1:88回)、ダークマター(力+3・魔+2:10回)

最強装備としては通常攻撃・魔法の威力が若干下がりますが、武器を八角棒、アクセを守りの指輪にしても防御能力はあまり変わりありません。水属性強化もつきウォータの威力が増す分、八角棒の方が好きです。

(C)クイナ

クイナは初期能力値が低く、最終能力値も低くなります。育て方は魔力重視でいくか、力重視でいくかで考えものです。僕はリボンよりも魔力と力の合計値が高いダークマターを選び、腕輪は魔力重視で魔法の腕輪をメインで採用しました。HPを上げたければパワーリストに変えてもいいと思います。
そこは好みの分かれるところです。ただ、クイナの場合、力を上げても通常攻撃はランダム要素が強くて頼りありません、単体攻撃ならカエルおとし、全体攻撃でもアースクエイクやツイスターの方がダメージの期待値は大きく、クイナの個性を生かすなら青魔法を有効にする魔力を上げる方がいいと判断し、MPを上げるためにも魔力を上げることを選択しました。今回は魔力>力>気力>素早さですが、力はあきらめ、魔力と気力に振り分ける方法もあります。但しパワーリストはDISC4でないと入手できません。
必要になるのはレベル90以降なので、パンデモニウム3連戦は大丈夫です。

[その1]
武器:何でもよし
頭:司祭の帽子(魔+1・気+2:98回)
体:ローブオブロード(全能力+1:98回)
手:魔法の腕輪(魔+2:89回)、パワーリスト(力+2:9回)、
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2:98回)

[その2]
武器:何でもよし
頭:司祭の帽子(魔+1・気+2:98回)
体:ローブオブロード(全能力+1:98回)
手:魔法の腕輪(魔+2:89回)、パワーリスト(力+2:9回)、
アクセ:リボン(力+1・魔+3・気+1:96回)ダークマター(力+3・魔力+2:2回)

ここでいう最強装備とは、ガストロフォーク・サークレット・ローブオブロード・ブレイサー・守りの指輪です。ブレイサーは風属性のツイスターをパワーアップさせてくれるのが嬉しいです。頭防具はアクアブレスをパワーアップさせてくれる黄金のスカラーという手もあります。

パンデモニウム3連戦について

強制的に経験値の入る戦闘が3つあります。
初戦:アムドゥシアス  →ジタンorフライヤorサラマンダー
2戦:アバドン     →ジタンorスタイナーorクイナ
3戦:シェルタドラゴン →ジタンorダガー 

2戦目・3戦目はここまでに育成が可能なクイナとダガーに経験値を請け負わせればいいですが、初戦をジタン・フライヤ・サラマンダーの誰に請け負わせるかが問題です。では3人の育成に必要な装備を考えます。

【ジタン】
武器:マサムネ(魔+2)→DISC4
   オリハルコン(早+1) 
頭:グリーンベレー(早+1・力+1)
体:力だすき(力+2)
  黒装束(気+3)→実質DISC4
手:パワーリスト(力+2)→DISC4
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2)か黒帯(力+2・気+2)

となり、育成にはDISC4にならないと手に入らない物が多く、ジタンに経験値を負わせるとステータスの犠牲が大きくなります。

【サラマンダー】
武器:何でもよし
頭:グリーンベレー(早+1・力+1)
体:力だすき(力+2)
  黒装束(気+3)→DISC4
手:パワーリスト(力+2)→DISC4
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2)

サラマンダーは力を限界まで上げることで唯一HPを9999にすることができます。そのためにはパワーリストは必須なので、ここで経験値を振りたくはありません。

【フライヤ】
武器:何でもよし
頭:カエサルヘルム(力+1・魔+1)→DISC4
  バルビュータ(気+2)
体:ミネルバビスチェ(力+1・魔+2)
腕:ベネチアシールド(力+1・魔+1)
アクセ:バレッタ(力+3・魔+1・気+1)、ダークマター(力+3・魔+2)

カエサルヘルムはDISC4になってしまいますが、代替のバルビュータは気力+2と高補正。フライヤに経験値を負わせるのがベストでしょう。

(D)フライヤ

パンデモニウムの戦闘ではレベル1からだと22までレベルが上がってしまうので、最低でも21回はバルビュータを装備してレベルを上げる必要があります。その条件で育成をすると

武器:何でもよし
頭:カエサルヘルム(力+1・魔+1:48回)、バルビュータ(気+2:50回)
体:ミネルバビスチェ(力+1・魔+2:98回)
腕:ベネチアシールド(力+1・魔+1:98回)
アクセ:バレッタ(力+3・魔+1・気+1:90回)、ダークマター(力+3・魔+2:8回)

最強装備とは龍の髭・グランドヘルム・グランドアーマー・ベネチアシールド・守りの指輪を指します。ホーリーランス+転生の指輪(聖属性強化)も強力です。

(E)ジタン

ジタンの武器で最強なのは盗賊刀のアルテマウェポンですが、盗賊刀は(力+気力)/2の値がダメージに影響するため、力だけでなく気力も上げなくてはなりません。そこで育成時に装備する体防具は力だすきか黒装束かの選択が必要になります。また、マサムネで魔力を上げるかオリハルコンで素早さを上げるかどうかは好みが分かれるところです。

[その1]
武器:マサムネ(魔+2:91回)余り7回
頭:グリーンベレー(早+1・力+1:98回)
体:力だすき(力+2:24回)、黒装束(気+3:74回)
手:パワーリスト(力+2:98回)
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2:98回)

ここでいう最強装備とはアルテマウェポン・サークレット・ブレイブスーツ・ブレイサー・リボンを指しています。(力+気力)/2=65となり攻撃力が非常に高くなります。このパターンのメリットはリボンを黒帯に換えることで(力+気力)/2=66にでき、「たたかう」の威力を最大化できることです。マサムネをオリハルコン94回に変えて素早さを上げるのも手です。

[その2]
武器:オリハルコン(早+1:94回)、余り4回
頭:グリーンベレー(早+1・力+1:98回)
体:力だすき(力+2:55回)、黒装束(気+3:42回)余り1回
手:パワーリスト(力+2:98回)
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2:34回)、黒帯(力+2・気+2:64回)

ここでいう最強装備とはアルテマウェポン・サークレット・ブレイブスーツ・ブレイサー・守りの指輪を指します。ジタンには魔力が影響するステータス異常を引き起こすだけの攻撃がない上(刀魂放気は魔力関係なし)、盗賊技は消費MPは低く、大量のMPが必要なのは裏技ぐらいなのでMPは必要ないと思うのであれば、これくらい思い切った育成もありなのではないでしょうか。

(F)サラマンダー

サラマンダーは単純です。気力よりも力重視で黒装束よりも力だすきを選択します。力を最大限上げれば、HP+10%・HP+20%のアビリティをつけることでギリギリHPを9999にすることができます。サラマンダーの加入時レベルは(パーティの平均レベルか)最序盤に仲間になるブランクの最終レベルなので、ブランクのレベルを1にキープして別れなければなりません。

武器:何でもよし
頭:グリーンベレー(素早さ+1・力+1:98回)
体:力だすき(力+2:88回)、黒装束(気力+3:10回)
手:パワーリスト(力+2:98回)
アクセ:ダークマター(力+3・魔力+2:98回)

ここでいう最強装備とは、ルーンの爪・サークレット・ブレイブスーツ・ブレイサー・守りの指輪ですが、ブレイサーには風属性強化がついているので、風属性武器であるカイザーナックルが実際には最強装備です。風属性を吸収する敵(ティアマット・いただきキャット)と戦う場合はルーンの爪にしなければなりません。

最序盤でマーカスをレベル99に育成する必要があるエーコ

(G)エーコ

エーコは全キャラクター中最高の能力値に育ちます。というのもストーリー前半で仲間になるマーカスが得たボーナス値も引き継ぐので、単純に二人分の成長が得られるからです。成長ボーナスを2人分得られるエーコの場合、何も考えず能力値補正が高い装備品だけで成長させると能力値の上限が来てしまうため注意が必要です。

最強装備の候補としては、

武器:魔法のラケット(魔+2)天使の笛
頭:サークレット
体:ローブオブロード(全能力+1)
腕:ブレイサー(力+1)
アクセ:リボン(力+1・魔+3・気+1)守りの指輪(気+1)

が考えられます。

まず一番に上限に達しやすい気力に注目すると、最強装備ではいずれにせよ+2されるので装備なしで48になるまで育成すれば十分であることが分かります。僕のこだわりとして魔法キャラクターは魔法の威力を上げたいので魔力を上げることにしたいのですが、最強装備候補で最も魔力が上がる組み合わせをすると魔力は+6されることが分かるため、無駄をなくすために魔力は93まで上げることにします。あとはこの条件下で最も力が上がるよう成長を工夫します、、、と簡単に言いますが、この育成パターンを発見するのは非常に難しいです。なぜならボーナスの余りがほとんどなくギリギリだからです。余りは気力の2ポイントしかなく、どの装備を1回でも装備し忘れると失敗になります。

マーカス
武器:何でもよいが実質ブラッドソードでオートレベルアップ
頭:バンダナ(早+1・気+1:94回)・とんがり帽子(力+1:4回)
体:チェインプレイト(力+1:98回)
腕:ボーンリスト(力+1:98回)
アクセ:パワーベルト(力+3:98回)

ボーナスはガラスのバックル(力+1・魔力+1・気力+2)の方が一見良さそうですが、気力が無駄に上がるので実はパワーベルトの方が優秀です。

エーコ
武器:魔法のラケット(魔+2:98回)
頭:司祭の帽子(魔+1・気+2:96回)・グリーンベレー(早+1・力+1:2回)
体:ミネルバビスチェ(力+1・魔力+2:66回)ローブオブロード(全能力+1:32回)
手:魔法の腕輪(魔+2:68回)、パワーリスト(力+2:30回)、
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2:98回)

ここでいう最強装備とは魔法のラケット・サークレット・ローブオブロード・ブレイサー・リボンです。魔法のラケットは聖属性のホーリーやマディーンをパワーアップさせてくれます。魔法を唱える際にエーコの笛の音を聴くのが好きという方には、天使のふえ+光のローブでも魔力・素早さは下がりますが聖属性強化の恩恵を受けられます。アクセサリーに関しては、聖属性強化があればそれほど魔力は重要ではないので守りの指輪でも十分でしょう。ただ、このステータスだとリボンも聖属性強化もなくてもラストダンジョンのモンスターには「ホーリー」で最低でも9682ダメージを与えられます。(唯一の例外がアッシュ、8366ダメージが最低値になります)

意外と奥が深いスタイナー

(H)スタイナー

スタイナーはダイヤアーマー(力+1・魔+1)かマクシミリアン(気+3)かで選択が必要ですが、力重視でダイヤアーマーを採用します。また、騎士剣は(力+気)/2の値で威力が決まります。ディフェンダー(気+3)があるので気力はかなり高くなります。

【その1】
武器:ディフェンダー(気+3:98回)
頭:カエサルヘルム(力+1・魔+1:98回)
体:ダイヤアーマー(力+1・魔+1:80回)源氏の鎧(魔+2:1回)
マクシミリアン(気+3:8回)余り9回
腕:ベネチアシールド(力+1・魔+1:98回)
アクセ:ダークマター(力+3・魔+2:98回)

最強装備とはいくつか考えられますが、ここではラグナロク・グランドヘルム・グランドアーマー・ベネチアシールド・リボンを指しています。
攻撃力重視ならリボンを黒帯に変えるという手もあります。聖属性を吸収されない場合、エクスカリバー+ミスリルヘルムもしくは転生の指輪というのも面白いと思います。転生の指輪を装備した場合は気力+4が無駄になるので、ミスリルヘルム(気+1)の方が個人的には好きです、魔法防御が低くなりますがリボンもしくは守りの指輪で属性防御をカバーでき、気力がちょうど50になります。力を1犠牲にすれば、魔力と気力が+1できるパターンもあります。能力値の合計値としてはそちらの方が高いですが、HPが下がる上に、気力を49に上げても逆にミスリルヘルムを装備した場合に気力がオーバーしてしまうため却下しました。武器はエクスカリバーⅡが最強なのですが、あれば凄まじい攻撃力になります。鎧もブリキの鎧が防御性能は最強です。ただステラツィオを全部揃えて持っておきたいので考えていません。

【その2】(没案)
スタイナーの素早さを上げ、「たたかう」ではなく「いあいぬき」で一撃必殺を狙うというのもかっこいいと思います。敵より先に行動するのだけが大事なので素早さと魔力以外の能力値は要りません。ラストダンジョンのモンスターは基本2万以上のHPをもつため、ダメージを与えて倒すには3発の攻撃が必要ですが、「いあいぬき」なら1発です、行動モーションも短いしスカッとします。

魔力が「いあいぬき」の成功率に影響するようです。

僕が各種モンスターに1000回以上「いあいぬき」をする調査を実施したところ、魔力は2上がると成功率は1%上がるようでした。レベル1の時だけ特殊でレベル1で魔力が初期値の場合のみ成功確率にボーナスが付くようです。最強育成に低レベル攻略が必須なので、救済なのかもしれませんが、確率が上がることを期待して魔力が上がる装備をすると逆にマイナス補正が入るという鬼畜仕様になっています。低レベル攻略で経験値回避のために成功させなければならないビビの「ストップ」も同じ仕様だったら皆でキレていいと思います。

「いあいぬき」の成功率=30(基本命中率)+自分のレベル-相手のレベル+魔力÷2 (%)

成功率は101%以上にはならず、そこから相手の魔法回避率だけ成功率が下がるのではないかと思います(DISC4のほとんどのモンスターは魔法回避率9%)。レベル99まで育成してもレベル6のラミア(魔法回避率3%)に回避されることがあるからです。

素早さを最大化する育成は以下の通り

武器:ディフェンダー(気+3:98回)
頭:グランドヘルム(早+1:98回)
体:キャラビニエール(早+1・気+1:98回)
腕:ガントレット(早+1:98回)
アクセ:エルメスの靴(早+2:93回) 余り5回


最強装備とはラグナロク・グランドヘルム・キャラビニエール・ガントレット・エルメスの靴です。47が素早さの最高値となりましたが、魔力は50しかなく、ラストダンジョンのレベル72のクラーケンには成功率は30+99-72+50/2=82、82×0.91=74%程度になってしまうでしょう。クラーケン相手の素の成功率を最高にするためには魔力の値が84必要になります。しかし、レベル72なのはクラーケンしかおらず、他のモンスターには、ここまで上げても無駄になってしまいます。とりあえず、レベル66のアッシュに基本成功率を100%にするには74あればいいです。つまり、「いあいぬき」の成功率に無駄が生じない範囲で最高にするには最初に示した育成案に源氏一式+リボン装備で達成できるということです。

「いあいぬき」成功率最適化装備 ラグナロク・源氏のかぶと・源氏の鎧・源氏の小手・リボン

これで魔力74になりますから、素早さを上げる育成をするよりも、装備品で魔力を上げて先制攻撃率アップと組み合わせるのがいいと思います。

最強装備(アクセサリー)をどう割り振るか?

僕の中ではアクセサリーは、全属性を半減し防御力の高い「守りの指輪」か、防御力は守りの指輪には劣るものの土・闇以外の属性を半減または吸収してくれ(サークレットの土属性無効でカバー可能な上、闇属性は使ってくる敵はほとんどいない)、何よりステータス上昇の大きい「リボン」の2択で決まりなのですがいかがでしょうか? 

僕は水・風のガーディアンとの戦いでも重宝するリボンの方が好きなのですが、いかんせん3つしか入手できません。パーティの装備品を一切いじらないと仮定すると、リボンはジタンとスタイナーに装備させるのが良さそうです。残りの1個は、イベントもあるエーコでいいかな? 他は守りの指輪で十分でしょう。水・風属性を吸収するという点ではビビに八角棒は有効だと思います。

その他の育成法

ここで紹介した他の育成法について述べます。

A:最終装備が異なる場合
防御力を考えず、ステータスの値の最高値を追及するパターンがあります。例えばステータス補正が最大のアクセサリーは、魔力+2・気力+4のパールルージュです。このようなステータス値上昇の大きなアクセサリーを最終装備として考える場合は、上限を超えないよう工夫する必要があります。

B:重視するステータスが変わる場合
余りのボーナスでどのステータスを上げるかを変えたりできます。魔力の高いスタイナーとか、力が99のエーコとか、自分の好みで育成するといいと思います。

(I)素早さ50ジタン(St.Mオリジナル)

ジタンは素早さを上げることがキャラクターイメージ的にも合います。キャラクターイメージも重視し、素早さを50にすることを考えます。まず、他のステータス値もなるべく犠牲にしないためには、まず育成時に装備させる頭防具をグリーンベレー(早+1・力+1)からシーフの帽子(早+2)に変えます。すると最終能力値の素早さが38から41に、力が79から76になります。次にどこを変えるかというと、パワーリスト(力+2)→盗賊の小手(早+1)か、ダークマター(力+3・魔+2)→エルメスの靴(早さ+2)で選びます。ダークマターの方が能力値の犠牲が大きいですが、「たたかう」のダメージに影響する力の減少と上がる素早さの比率を考えると優位です、パワーリストは力を1犠牲にしても素早さは0.5しか上がりませんがダークマターは力を1犠牲にすることで素早さが0.67上がるのです。ダークマター32回をエルメスの靴32回に変えると素早さが41から43に、力が76から73に、魔力が58から56になります。おおまかな育成法の変化はこのようになります。そして最終装備としてオリハルコン・シーフの帽子・盗賊の小手・忍びの衣・エルメスの靴と装備させることを考え、微調整すると。

武器:オリハルコン(早+1:98回)
頭:シーフの帽子(早+2:98回)
体:力だすき(力+2:55回)、黒装束(気+3:42回)余り1回
手:パワーリスト(力+2:98回)
アクセ:エルメスの靴(早+2:29回)・ダークマター(力+3・魔+2:2回)、黒帯(力+2・気+2:64回)余り3回

となりました。余りが合計4回もあります(18ポイント)。
そこで力を1ポイント犠牲にして、気力を2ポイント上げられるかどうかを調べます。まず、アクセサリーを必要なエルメスの靴以外の育成をすべて黒帯にします(69回)。その場合に気力を13ポイント上げるためには黒装束を何回装備すればいいかというと
(13×32-98-69×2)÷3=60回となります。
体防具の残り38回をすべて力だすきにすると力は
(98×3+38×2+98×2+69×2)÷32=22.00となり
ちょうど22ポイント上がることになります。つまり力を1犠牲にすることで気力を2ポイント上げることができることが分かりました。

【ジタン素早さ50最強育成】
武器:オリハルコン(早+1:98回)
頭:シーフの帽子(早+2:98回)
体:力だすき(力+2:38回)、黒装束(気+3:60回)
手:パワーリスト(力+2:98回)
アクセ:エルメスの靴(早+2:29回)・黒帯(力+2・気+2:69回)

力は下がるものの、ボーナスの余りが実質ないのでこちらの方が好きです。この育成法を紹介しているサイトは他にはないように思います。

最後に

FF9ではキャラクターの最強育成とエクスカリバーIIは両立いたしません。残念ながら私は、運動神経もいい方ではなく、タイムアタック的なのは厳しかったので(挫折した)、マーカスをレベル99まで上げるのはオートレベルアップで160時間前後かかるので、やろうとする人はなかなかいないのかもしれませんね。FF9のリマスターでは戦闘中は時計が進まなくなったため、低レベル攻略とエクスカリバーIIは両立しやすいので、エーコとジタンのみの最強育成をあきらめてエクスカリバーII(アイテムコンプ)を目指すのがプレイ難易度としてはいい感じです。

今回のは時間をかければ誰でもできるものではありますが、育成プランとしてはネット上では見かけないものがいくつもあるはずですので、今回レポートとして公表した次第です。

長文ですがここまでお読み下さり
ありがとうございました
ではまた!

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St.M
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