【食育】こどもの味覚の育て方
こんにちは。管理栄養士のyukariです。
子育て中のママさんに質問です。
お子さんのおやつ、何を与えていますか?
また、何を好んで食べていますか?
未就学児のお子さんの場合、
おにぎり、パン、蒸したさつまいも、ヨーグルト、くだものなど食事系のおやつだったり、
外出の時にはおせんべいやクッキー、ゼリーなどママさんが管理をしながらお菓子の選択されているかもしれません。
では、小学校に入学してからはいかがですか?
ポテチ、チョコレート、飴、グミ、アイス、ジュースなどのおやつが身近になると思います。
お友達と一緒に駄菓子屋さんやコンビニなどでおやつを買うとなると、そのようなおやつが簡単にてにはいりますよね😅
たまにならいいのですが、毎日となるとお子さんの健康への影響も気になると思います。
市販のお菓子の味はとても強いです。
ポテチ、チョコレート、クッキー、アイスクリーム、フライドポテト、チーズバーガー、ピザなどは超加工品と呼ばれ、激しく体が欲して自制心を抑制できないとミシガン大学心理学部准教授のアシュリーギアハートが発表しています。
タバコと同じような効果があるとも言われています。
そんな超加工品が味覚にどのような
影響を与えるのかをおつたえしていきます。
味覚を感じる『味蕾』の話
人間の味覚は舌にある「味蕾」で感じています。
この味蕾は生まれたての赤ちゃんに1万個、成人で7000個、高齢者で3000個あり、年齢と共に減少して行きます。
りんごは何個も食べられない。
味蕾の機能の話。
果物や野菜などの天然のものを食べると、味蕾が喜びます。尚且つ、味蕾は別の味も欲しがるような機能も兼ね備えているため、バランスよく食べることができます。
りんごを1個丸ごと食べた後、お腹がまだ空いていたとしても3個4個続けて食べられる人は少ないと思います。それは味蕾がしっかり機能して、別の味をほっしているからなのです。
しかし、超加工品はどうでしょう。
依存性があるため、次から次へと欲してしまい辞めたくても辞められない現象が起こります。
ポテチを1袋開けて半分だけでやめよう!と誓ったとしても、辞められなくて気づいたら1袋あっという間に食べちゃったという経験は誰しもあるかと思います😂
超加工品は味蕾の機能を破壊する
子どもの頃から毎日繰り返し刺激の強い超加工品の味に慣れてしまうと、天然のものを食べた時に味を感じにくくなったり、食べた気にならないようになります。
常に欲してしまうことで肥満に繋がりやすくなり、生活習慣病などの病気を引き起こす可能性があります。
子どもの頃に覚えた味は大人になっても根強く残る。
おやつが止まらない現象は、私たちや子どもの意思が弱いからではありません。
超加工品は硬化油、添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物を付与して機械的に作られています。
これらは長期保存をするために必要なものではありますが、強い依存性を引き起こしてしまうものでもある事をぜひ覚えていてください。
子どもの頃に覚えた味は、大人になっても根強く残ります。
今一度、お子さんが何気なく食べているおやつを見直して頂き、味覚を破壊させない、育てるという視点からぜひ、食べる頻度や量などを一緒に考えてみていただけたら嬉しいです✨