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だから私、公務員に向いてなかったんですね

別の記事でも書いたのだが、私は地方公務員と国家公務員(ノンキャリ)、合わせて5年ほどの経験がある。(詳しくはこちらから。
断っておくが、最初からすぐ辞めてやろうという気持ちで入ったわけではない。
だけど続けられなかった。
ああ、自分には向いてない。そう気付くのに、5年もかかってしまった。

翻って、「こんなあなたは公務員向いてます3選」を発表していきたいと思う。
当然ながら、個人の独断と偏見であることをご了承いただきたい。

1.細かい確認や、コツコツ作業に達成感を感じる

公務員の仕事には、必ず根拠となる法令がある。
そして一文字、1円たりとも間違えられない。
これが意味するところは、法令のチェック。文字のチェック、数字のチェック。
公務員の人生、それすなわち、チェックの人生。

私は細かい作業が大の苦手。
そりゃ向いてないわ!

2.変化よりも継続。攻めより守り。

「もっとこうした方がいいのでは?」
と、改善案や新しいアイデアが思いつく人がいる。
こう言うと怒る方もいらっしゃるかもしれないのだが、
アイデアマンは、公務員の世界では嫌われる。
新しいことをしようとすると、1でも出た確認作業がめちゃくちゃに増える。
お伺いを立てる人の数も増える。

良い悪いではない。アイデアより継続力が公務員の世界では求められるというだけのことだ。

3.目上の人を敬うことができる

「当たり前じゃん」と思うだろう。
仕事をしない、謎の上から目線、個人の好き嫌いで仕事している・・・
そんな上の人でも、あなたは敬えますか?

私はこれがどーーしてもできなかった。
私は優秀な方には年齢関係なく、見合うだけの役職と処遇が与えられるべきだと思っているし、それが一緒に働く人も幸せにすると信じている。
でも、公務員の世界は違う。
今年は何年に入った人が課長になれる年、というのが決まっている。
若手から大抜擢はあり得ない。
この人事制度の副作用として、年下に追い抜かれる=革命が起きることがないので、自分より上の人にだけゴマをする奴らを爆誕させている。
年下にはどんなに嫌われようが、人事に通報されようが、自分の権威と出世ロードはゆるがない。
そんな暴君が、有望な若手を潰すパワハラ人間になっていく・・・
書いていて悲しくなってきた。でも、そういう人たちをたくさん見た。

私はそういうやつらには絶対におべっかを使わなかったし、何を思われても知るか!という謎の強マインドだったので、
かわいくないやつだと嫌われていた自覚がある。

(あ、もちろん、優しい先輩もたくさんいましたよ!)

「どんな人にも尊敬するところはある」という素晴らしい心をお持ちのあなた!
向いてます、公務員!


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