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ちばアクアラインマラソンを舐めるな!
2024年11月10日千葉県木更津市で開催されたちばアクアラインマラソン2024に参加した。初フルマラソンで2〜3回の皇居ランのみという、ろくに準備をしない舐めプしてしまった。
筋肉痛からようやく解放されたので、忘れないうちに思い出を書き記しておこうかなと思っているのと、これからフルマラソンに挑戦する誰かの参考になったら幸い。
※初心者向けにマラソンを解説するような親切な記事ではありません。
フルマラソンに出ようと思った経緯
参加した理由は新卒6年目となり、ダラダラと酒を飲みダラダラと不摂生を続けてきた。
何か何かを変えなければという思いを悶々と抱えていたところ、女友達のある子がフルマラソン(以下フル)に出るという話を聞き、「俺らも出ちゃおっか、へへっ」的なキモいノリと「フル走りきれる人に不摂生な人いない説」を提唱し、5月に大学時代の友達を誘い出場を決めた。
結局、ろくに練習をせずに当日を迎えることに。
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大会当日
駅集合〜会場へ
大会当日8時に木更津駅に集合した。
他のランナーたちを見ていよいよだなという実感が湧いてきた。
ただ、とにかく人が多く全く前に進まない。徒歩15分の荷物預け場所まで45分ほど要した。「走りきれる確率何%だと思う?」などヘラヘラしながら会場へ向かった。(たかひろ予想は15%、こばやし予想は40%、けんと予想は60%。※尚、練習はしていないので根拠は何もない。)
会場到着〜着替え
会場到着、フルマラソンに出るといっていたあの子がいないかなとか話していると、窓なりでレジャーシート敷いて準備していた。奇跡すぎる。
じゃあ、次はゴールでとスポコンアニメ風の約束をかわした。
ちなみに着替えといってもランニングウェアの上にきていたジャージを脱いだだけである。手荷物を預けてスタート時間の40分前には準備を終えた。
いざ、スタートラインへ
スタートラインへ向かう(手荷物預け場所からスタートラインは徒歩15分ほど)前にトイレへ。ここでトイレ待ちで20分ほど時間を費やしたため、結果的にスタートラインに着いたのは第3ウェーブスタート時間の5分前であった。
第3ウェーブの中でも最後尾よりでのスタートとなった。
マラソンスタート!〜5キロ地点
レース開始直後はマラソンというよりはパレードといった感じ。
人も多く走れない状況なので、最初10分くらいはほぼ歩き状態だった。
ゲストの方がマイクで応援メッセージをくれた時に「ウルトラマラソン級の応援ありがとうございます!」と司会の方が言っていて、ウルトラマラソンという言葉を知らない私は何適当なこと言ってんだ!と突っ込んでいた。
1キロを過ぎたあたりから、集団がばらけはじめ走りやすくなった。
沿道からの応援も凄く非日常感がすごい!
最初の5キロは楽に走り切ることができた。
トイレ休憩の恐怖
5キロを過ぎたタイミングでトイレ休憩を挟むことに。(トイレは1キロ毎に設定されている。)トイレ列に10分ほど並んでいるランナーが通り過ぎ、どんどん疎(まばら)になっていく。走っている人もランニングウェアびっしと揃えてます。的な感じからあ!この人も俺らと同じマラソン初心者かな(#^.^#)という雰囲気になっていく。並びながら最後尾になっちゃうんじゃない?とかヘラヘラしていたら、本当に最後尾の交通整備をしているパトカーが。
ヘラヘラしている余裕ないんじゃないか?と。ようやく現状を理解した。
関門を越えろ!
トイレ休憩後3キロほどペースを上げて走ったため、なんとなく人がいるところまで追いついた。気持ち的にひと段落して走っていると「マイペース、マイペース!」と声援がうんうん頷きながら走ったその数分後、「急げ!あと10分!」と声援の雰囲気が変わった。そこで関門の存在を初めて認知した。大人が3人もいながらも誰も関門の存在を把握していなかったのだ。
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アクアライン走ろう(〜20キロ地点)
第一関門を越え、アクアラインへ突入。普段、車で走る場所を走る感覚は不思議で、フロントミラーがない分視界が広くて爽快感がすごかった。
ただ、慣れてくると景色自体は単調なのが地味にきつい。ここで気分をリフレッシュするための方法を共有したい。「ぴゃ〜」「ひゅう〜」「ぴえ〜」など奇声を裏声で出してみてほしい。不思議なことに身体がめちゃくちゃ軽くなる。
尚、この時点でこばやしは靴擦れを発症。
タイムリミットとの戦い(〜32キロ地点)
アクアラインを超えてからは3人全員が常に自己最長距離を更新する状態に。言葉数も減ってくる中で、応援は本当に力になった。ところどころスピーカーで爆音で応援ソングを流している人や、プラカードやうちわを持って応援してくれる人、声援と共にタッチを求めてくる小学生。
「がんばれ」の一言がこんなに力になるんだと心から実感した。
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ありがとう。覚悟してたので踏ん張れました。
たかひろは小学生のハイタッチ、こばやしは野球部集団の応援が心に沁みたらしい。
第7関門までは全員でゴールしたが、靴擦れを起こした小林が膝の調子も悪くなり徐々に遅れるように。
時間との戦い!(〜39キロ地点)
残す関門は第8関門と第9関門の2つのみ。ただし、常に制限時間まで10分ない状態。ここで、こばやしを置いていく決断をした。正直、こばやしとはレース中会えないと思っていた。がしかし、こばやしは各関門にギリギリのところで滑り込みもう無理だと思ってから2度も合流することができた。
フェニックスこばやしである。
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ラストスパート(〜42.195キロ地点)
その後、再度こばやしとは逸れてしまったが、こばやしの分までゴールしようという気持ちを持ってラスト3キロを走った。同じ1キロなのかと思うくらい前に進まなかった。そして、6時間タイムリミットで5時間55分49秒でゴール!こばやしにこのメダルを見せて報告しようなんて話していると、こばやしからLINEが
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無事3人でゴールすることができた。
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全員にドラマがあるマラソンって素晴らしい
今回マラソンに出てみて感じたことは、何にもない日常の刺激にすごくなった。社会人になってから思い描いていたものとは違うことの方が多いかった。そんな中久々に感じられた達成感だった。
隣でゴールしたお兄さんはゴールした瞬間叫んでいた。きっとこの人にもドラマがあったんだろうなと思った。
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「爛奴那(ランナー)」次のチャレンジは
マラソンの即日も興奮が冷めやらず、次のチャレンジを考えてChatGPTに聞いたところ、
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ウルトラマラソンって造語じゃないんだ。
次回はウルトラ挑戦もありかも。
最後まで見てくれた方ありがとうございました!