【発達障害】どうやら知識のインプットが好きらしい
みなさんこんにちは。
そしてこんばんは。
前回はかなりライトな自己紹介をしたのですが、
今回は若干ヘビーな自己紹介(?)をしたいと思います。
と言っても、過酷な内容を書いてるわけでもなく、
当事者や支援者の人からしたら簡単にわかるような内容ばかりです。笑
全部見ると長いので、気になるところだけでもぜひ見ていただけますと幸いです。
診断を受けた時の話
私が、発達障害者の診断を受けたのは、2023年の12月でした。
そのため、自分が"定型発達"というマジョリティの世界から、”発達障害”という非マジョリティ側の世界に移ったのは本当につい最近のことです。
ADHDに関しては、初診の時点で「あなたはADHDです」と断言され、
ASDに関しては、生育歴的にはガッツリ黒だけど(おうむ返し・クレーン・低体重出生など)、ここ最近の様子だと特性はあるけど黒とは言い難いみたいなことを言われました。なんか記憶が曖昧で、すみません。
元々、教職課程を受講していたこともあって、発達障害に関する勉強は大学でもしていたので、この時は自己受容が比較的スムーズに出来たと思います。(後に自己受容に関して鬼のように悩むともこの時は分かっていない笑)
また、初診の時点でストラテラが服用され40mg飲み始めました。飲み初めは、とにかく身体が鉛のように重く、吐き気もあり、食事も思うように取れなかったことを今でも覚えています。あと、めっちゃ眠い。びっくりするほど眠い。元々ADHD由来の過集中があったので、若干不眠気味でしたがこの日からよく寝るようになったと思います。
そして、この日からお酒を禁止にしました。理由としては、薬剤師さんにストラテラによって悪酔いすると言われたからです。変に酔って吐き戻すのも後から挽回するのが大変ですからね。というか、副作用が激しすぎて酒なんか私には要らんッと思っていました。^^
検査の話
そこから、2,3回今お世話になっているクリニックに通ううちに、
WAIS検査を受けることを主治医の先生に提案していただきました。
ただ、検査を受けるためには、
近くの市民病院の初診の予約を取る(電話がとにかく繋がらない)→市民病院の初診を受け、検査の日程を決める→検査を受ける→検査結果を貰う
ということをしなければなりません。検査結果を貰うまで大体3ヶ月ぐらいかかったと思います。
WAISは検査の特性上、ここでは詳細に記述することができませんが、
私の場合とにかく興味がないものに対して集中できていないこと、不注意が見受けられました。
ただ、数字の処理と、学校での学習内容に関する内容に関しては能力が長けていたため、知識のインプットが得意という所見もいただきました。
検査の結果を踏まえて過去を振り返る
(1)主治医と心理士の所見
市民病院の心理士さんからは、ASDの可能性は低いと言われましたが、
大学で感覚過敏を最たるものとした配慮願を出す予定があったことから、主治医の先生からADHDとASDの診断名が記載された診断書をいただきました。(配慮願に関する話は、また今度別で詳しく書こうと思っています。)
そこから、私は過去を”特性”という面から照らし合わせる作業をするようになりました。多分、当事者のみなさんは普段からよくやられていることかと思います。ざっくりと「今思えば特性だったな〜」と思うことを下に記載するので、もし良かったらご覧ください。
※当てはまるのが多いからといって必ずしも、発達障害だとは限りません。もし、気になることが多いのであれば、変にネットなどで検索するのではなく、学校のカウンセラーや精神科へ行くのをオススメします
(2)特性一覧(小・中・高)
【ADHD編】
・とにかく物を無くす(不注意)
→小学校一年生の初めての授業日から教科書を忘れて、怒られた記憶があります。中・高ではプリントはもちろんのこと、共通テストの志願票(?)すら道路に落としてきました。あと財布も月1で無くしていました。なんならゴミ箱から見つけたこともあります。なんなら大学に入ってからも、課題で使う道具や、提出しなければならない図面などを道中によく置いてきました。泣く子も黙るぐらいに物無くしに関する武勇伝は無限に出てきます。^^
・飲食バイトができない(刺激に弱い・ワーキングメモリの低さ)
→高校の時からことごとく飲食バイトが出来ず、初めは店長や指導してくれる人が原因だと考えていましたが、どこに行っても怒られるので自分って使えない人間なんだと思うようになりました。臨機応変に動けないこと、あちこち仕事をやらねばと目移りしてしまうこと、さっきまでやっていたことを思い出せないことなどが原因かなと思います。大体三つぐらい飲食バイトを経験し、ホール・キッチンどちらも経験しましたが、どれもダメでした。
・定規を当てながら教科書を読む(刺激に弱い)
→高校に入ると教科書などの行間が狭いものが一気に読めなくなりました。正しくはどこを読んでいるのかが追えないということです。
普段の授業は、定規や下敷きを充てることによって刺激を隠せばなんとかなりましたが、大学共通テストなどでは持ち込みが出来なかったので、問題用紙の背中を一枚とり、定規代わりにして取り組みました。未診断の高校生で苦しんでいる子がいたら良かったら参考にしてみてくださいね。
※現在は診断書などを提出すれば、持ち込みに関しては申請可能であるそうです。この時は、診断が出てなかった時の話なので、若干内容が異なります。(下記参照)
・気合いで乗り切った高校受験(過集中)
→家庭環境が良くなかったこともあり、中学2年生で荒れてしまった過去があるため、中学3年生時点で5教科の偏差値が32ぐらいしかなかったと思います。ただ、プライドの高さと、絶対に行きたい高校(偏差値60)があったこと、過集中の特性を活かして毎日狂ったように勉強しました。なんだかんだ偏差値を75ぐらいにまで上げて見事第一志望の高校に合格しました。これに関しては特性に感謝しています。ありがとう過集中〜〜〜。
・マシンガントークで話を遮る(衝動性・多集中)
→これは大学に入って、心理学の先生に指摘された話で、どうやら私は人の話をめちゃくちゃ論点をすり替えて喋っているらしい。頭の中が常にマジカルバナナ状態だから起こる現象だろうけど、人間関係にも影響が出そうなのでこれに関してはさっさと辞めたい。
【ASD編】
・好き嫌いがとにかく多く、給食で吐き戻す。(味覚過敏・嗅覚過敏)
→給食がとにかく嫌で、仮病を使ってサボろうとしていたのに本当に熱を出すぐらいに給食が嫌でした。完食指導がとにかくきつかった。小中学生の時に多かった気がします。
・スタッフやお客さんの香水・柔軟剤の匂いが無理でバイトを辞める。(嗅覚過敏)
→ストラテラを飲み始めてからADHDの特性が比較的落ち着き、ASDの感覚過敏が今までより目立つようになった気がします。(あくまで主観ですが…)
・毎日同じご飯を食べる(味覚過敏・こだわり)
→自閉っ子にとってのこだわりは、いわば命綱らしいです。(なんかの本で読んだ)変化や刺激によるストレスがとにかく辛いので、中学生の時ですら固食が続いており、3,4ヶ月は同じものを毎日食べていました。
私がハマっていたのは、醤油ベースの出汁がかかった、シンプルなかけうどんです。笑
・大きい音が苦手(聴覚過敏)
→高校時の生物の授業で、ペットボトルに入ったビーズを先生が振った際に大パニックになったことがあります。とにかく吐き気と涙が止まらず、先生もそれが原因だとは思っていなかったようで「嫌いな子に何か言われた?!」と聞かれたのを今でも覚えています。笑
・お気に入りのタオルケットがないと寝れない。(こだわり)
→移行対象という言葉があるように、必ずしも特性由来だとは言えないですが、洗濯をすると発狂するぐらいに泣いていたようなのでおそらくこだわりの一種かなと思っています。もちろん修学旅行にも持って行っています。
・耳からの指示が入ってこない(視覚優位)
→視覚優位であることから、先生が話していた内容を上手く聞き取ることができなかったように思えます。毎回友達に聞いたり、先生が箇条書きでリスト化したものをくださり、乗り切りました。
ざっくり書きますね〜とか言いながらも色々書き過ぎてしまいました。笑
側から見ると、わがままだと思われるような内容ばかりですよね。本当に申し訳ないと思いつつ身体が適応していかないので、毎日ジレンマと葛藤しています。
未来に向けて動かなければならない
診断を受けてから、「苦手なことは努力でカバーしようとせず、出来るだけ避けるもしくは、苦手という壁と直接向き合わないように」とある日先生に言われました。今まで私の口癖は、「できるできないではなく、できるまでやる」だったので、今までの自分にない考えで、新鮮な発言でした。そしてそれと同時に自分が将来どう生きていくのかというのを考えるきっかけとなる発言でした。
今のところ、進路については大学院の進学を希望していますが、金銭面など様々な問題も抱えているため未定です。ただ、自分は一つの分野に捉われず、多くの分野に触れ、情報をピックアップし、物事を考えることが好きだと思っているので、将来的にはそれを活かせる職業に就きたいなと思っています。
私は診断を受けてからの自分は、新しい自分と捉えています。
カウンセリングを受けることによって長年の癖であった思考や、行動などともう一度しっかりと向き合い、将来的にはどのようにして、社会と適応していくのかを模索しなければならないと感じています。
おわり
ここまでかなり長い文章でしたが、読んでくださりありがとうございました。当事者の方、友達が発達障害の方、学校の先生、親御さんなど様々な方に読んでいただいて、こんな子もいるんだなと思っていただければ幸いです。