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小説「アリアドネの声」
今月3冊目の本。
漫画よりコスパがいいからって、流石に買いすぎるとお金が厳しい💰
1ヶ月4冊までと決めよう!
「アリアドネの声」この作品もけんごさんの紹介。
アリアドネの声(井上真偽)
〈あらすじ〉
ある事故で兄を亡くした高木ハルオ。
救えるはずの兄を救えなかった高木は、贖罪の気持ちから災害救助用ドローンを開発しているベンチャー企業で働いている。
ある日巨大地震が発生し、地下5階に女性が取り残された。
彼女は「見えない、聞こえない、話せない」の三重障害を抱えている。
一台のドローンを使って救助を試みることになり、高木が操作を任された。
困難だと思われる救助活動の最中、兄の口癖が聞こえる。
「無理だと思ったらそこが限界だ。」
(5点満点中の3点
※あくまで自分メモ用なので参考にしないでください)
けんごさんの「どうやって救出するか、考えてから読んでください」って言う一言に惹かれて読んでみた。
そして表紙が抜群にいい!!
小説内に出てくる「WANOKUNIプロジェクト」は近未来の地下都市構造を実現したもの。
地上1階の住宅施設、教育施設を除いて
オフィス、商業施設、インフラの設備はすべて地下1階から5階までに集約されている。
そんな地下都市からドローンで救出すると言う設定から、小説の中でもゲームをしているような感覚があって楽しかった。
個人的に少し残念だったのは、エリアが変わるたびにトラブルが起こるから、3回目以降はまた何か起こるんやろうな、と少し冷めた視線で物語を進めてしまったところ。
こう言う構成のコンテンツいっぱいあるけど、
どのようにしたらそう思わせないのか、言語化できれば楽しいのに。
もちろん、人によって感じ方は違うから、自分の中だけでもいいんやけども。
この物語、私からするとやや胸くそ悪かった。
共感してくれる人はいるやろうか。
近未来都市やドローンをつかった、ゲームをしているような感覚・次々と起こる問題をどう乗り越えていくのか、
そう言うのが好みな方におすすめの小説です!