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小説「チョコレートゲーム」

中学生の頃に小説好きな母からオススメされた作品。
小説がずっと苦手やったから、読むのに15年もかかってしまった。

チョコレートゲーム(岡嶋二人)
あらすじ
まだ中学生の息子をもつ近内。
ある日、息子の同級生が殺害された。
近内は最近様子のおかしかった息子のことを調べることにした。
とあるクラスメイトから聞いた「チョコレートゲーム」と言う単語。
チョコレートゲームとは何か、息子には関係あるのか。
大人の知らないところで繰り広げられる子供たちの秘密。

(5点満点中の5点
※あくまで自分メモ用なので参考にしないでください)

調べても調べても真相が見えない。
子供達は皆、口を噤む。
大人には立ち入る事ができない子供の世界は、私の小さい頃にも確かにあった。
それが大人になった今みると不安と奇妙さと、少しの恐ろしさを感じさせる。

大人が思うより子供は子供ではないのだと、改めて感じる。
昔私も、大人が思っているよりちゃんとわかってるんだよ、と思った事がある。
分かっていても聞こえていても、口に出さない事だってあった。

なんだか少しだけ懐かしいような、そんな気持ちになる作品やった。

最後の追い上げがすごく、考察を挟む暇なく気がつけばラストを迎えていた。

また子供ができたら読み返したい作品!

(Fさんの「蛇口のバルブは誰のもの?」を思い出した。あの作品も大好き)

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