進むべき道…
2024年 11月22日(金)
今日の景色…
〈気になる記事・後半…〉
イスラエルによるガザの死者、間接死含め十数万人か 餓死6.7万人、米国も殺戮に加担
(2024年10月17日の記事…)
(記事本文抜粋…)
イスラエルの軍事行動によるガザでの直接的な死者は、現在までに4万人を超えると推定されている。ほとんどは、イスラエルの行動のきっかけになった襲撃を起こしたイスラム組織ハマスのメンバーではなく、ハマスの行為に対してなんの影響力ももっていない人たちである。この死者数だけでも受け止めるのは難しい。おぞましく、常軌を逸しているし、気が遠くなるほどの多さだ。だが、間接的な死者を含めると、事態はもっと陰惨でひどいものだとあらためて気づかされる。
この戦争が始まって以来、ガザの住民6万7000人超が餓死した可能性があり、さらに1万人以上がいまも瓦礫の中に埋もれているため死者数にカウントされていない可能性があると推定している。建物を瓦礫に変えた破壊には、米国が供与した航空機や爆弾なども使われている。 これらの犠牲者を加えると、この戦争の死者はゆうに10万人を超える。悲しいことだが、その数は今後さらに増えるだろう。
現地では清潔な水や衛生設備、医療アクセスが不足し、住民の間で病気が増えているからだ。仮にガザに対する空爆があす止まったとしても、住民が強いられているひどい生活条件を考えれば、戦争に起因する死者はしばらく出続けるに違いない。
イスラエルによるガザでの行為をジェノサイドと呼ぶか、戦時国際法の重大な違反の連続と呼ぶかは別として、この殺戮はいますぐ止めねばならない。イスラエルに資金や武器を供与する役割を果たしている米国は、イスラエルの行動に対してほかのどの国よりも大きな影響力をもっている。もし米政府にそれを行使する意思があるのであれば。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が何がなんでも現在の戦争を続けようとする可能性はある。それでも、米国から資金や武器の供与、兵站・整備面での支援を受けられなければ、ネタニヤフは軍事行動の範囲を限定され、現在進行中の地域戦争に拍車をかけにくくなるはずだ。
バイデンは事実上、戦争をエスカレートさせるかどうかの決定権をネタニヤフに委ねている。イスラエルがヒズボラやイランを攻撃すると、バイデン政権は避けられない反撃からイスラエルを守るのを助けると約束する。ネタニヤフの見境のない行動に一層の支援で報いる、この「ネタニヤフが正しくても間違っていても」政策はやめるべきだ。
政策を急転換しなければ、イスラエルの戦争を支援することに伴う米国の人的・経済的コストは容易に制御不能に陥るおそれがある。
バイデン政権がガザやその周辺での戦争に対する支援を続けていることに対しては、米国内で現に反対運動も続いている。最も顕著なのは学生による停戦運動だ。この運動は、大学が掲げている言論の自由と裏腹に学長らによる権威主義的な弾圧が相次ぐなかでも、全力で進められている。
米議会でも少数の議員が抗議の声を上げ、この戦争に対する米国の関与を改めさせようとしている。
より長期的には、米国はいまの道を進み続ければ、自国の信用や影響力を今後何年にもわたってみずから傷つけることになるだろう。ガザでの戦争を支援している国の高官が、どうして真顔で「ルールに基づく国際秩序」について語れるというのか。そのような国が、なぜ他国に対して組織的な人権侵害をやめるよう圧力をかけられるのか。
筆者のみるところ、米国は歴史的な転換点に立っている。今世紀、武力、あるいは武力による威嚇が悲惨な失敗を重ねているにもかかわらず、なおそうした手段によって影響力を保持しようとする、破壊的で混乱を引き起こす大国への道を突き進むのか。それとも、もっと建設的でしっかりした立場へとかじを切り、ほかの国々や人々と関係を築く手立てを見直し、本当に必要な場合にのみ武力や武器供与に頼る、より協調的な外交政策を採用できるか。
後者の方向に転換できなければ、世界の大国としての米国の衰退はさらに早まり、国内外に重大な悪影響をもたらすことになるだろう。
👉さて…
そんなバイデンさんからトランプさんに代わり、そこら辺の情勢はどのように変わって行くのでしょうか…。
以前のトランプさんのままでは…
イスラエル寄りのままで、いくらICCの今回の判断があったとしても、肝心のアメリカが変わらなければなかなかそのガザ情勢も厳しそうですが…
“またトラ”で中東どうなる? ~ハマス幹部が私たちに語ったこと【ロンドン子連れ支局長つれづれ日記】
(記事本文抜粋…)
アメリカ大統領への復権が決まったトランプ氏。今後の焦点の1つが「中東情勢にどう向き合うか」だ。人事でも駐イスラエル大使にイスラム組織ハマスに対して強硬な姿勢を示す人物を起用。再びイスラエル寄りの姿勢が鮮明になっている。
1期目に自ら「最も親イスラエルの大統領」だと語ったトランプ氏。
2期目もトランプ氏と蜜月関係を築きたいイスラエルのネタニヤフ首相は、当選後に電話会談を重ねている。
ハマスやガザの住民は、この状況をどうとらえているのだろうか?
(NNNロンドン支局 鈴木あづさ)
■ハマスの幹部に単独インタビュー「私たちが白旗を掲げることはない」
――トランプ氏の大統領1期目をどのように評価するか。次の任期については?
「彼の1期目は私たちパレスチナ人にとって悲劇的でした。なぜなら、彼は完全にイスラエル寄りの過激な政治家を任命したからです。彼らはこの地域の状況についてよく分かっていません。彼らは、対立をイスラエルの視点からのみ見ており、イスラエルによるエルサレムのユダヤ化や西岸地区の併合を支持しました」
エルサレムはユダヤ教・イスラム教・キリスト教の聖地で、イスラエルとパレスチナが帰属を争っている。イスラエルは首都と主張しているが各国は認めず、最大の商業都市テルアビブに大使館を置いている。
しかしトランプ氏は第一次政権の際、各国の反対を押し切りアメリカの大使館をエルサレムに移転し、“イスラエルの首都”と認めた。また、イスラエルが実効支配するゴラン高原についても“イスラエル領だ”と認めてもいる。 今のところ、トランプ氏は戦闘の終結や中東の和平プロセスについて、何ら具体的なプランを示していない。
――トランプ氏の“自分なら戦闘をすぐに止められる”という発言をどう見るか?
「“戦争を終わらせる”という自身の主張に、トランプ氏が本当に責任を持って関わっていくことを願います。そして戦争を終わらせる際、イスラエルへの偏った支持に基づくのではなく、正義と国際法に基づくことを望みます」
――ハマスとイスラエルの停戦交渉は、なぜ止まっている?
「アメリカ大統領選挙前の数日間に出された提案には停戦が含まれておらず、ガザ地区からの部隊の撤退も含まれていませんでした。また、家を追われた人々が家に戻る権利も含まれていませんでした。これらはすべて双方で捕らわれている人たちの交換についてのみ言及していたに過ぎません。私たちは常に準備ができていて、今でも直ちに囚人交換の合意に向けて準備ができていますが、この合意には『恒久的な停戦』が含まれなければなりません」
去年10月7日のハマスによる奇襲が発端となり、イスラエルはガザ地区でハマス掃討を目的とした戦闘を続けている。
――去年10月7日に行ったイスラエルへの攻撃を後悔していないか?
「もし誰かに攻撃されたり嫌がらせを受けたりした場合、自分たちを守ろうとして、それで傷ついたとしても後悔することはないと思います。失敗しても、自分たちを守ろうとしたことに誇りを持つはずです」
――“イスラエルによる占領”が続く限り、同じことを繰り返すのか?
「もし国際的な視点でこの紛争を、正義と国際法に基づいて解決する意思があるのであれば、それが私たちの望む方法です。それが私たちの選択です。しかし、もしそうでないなら…その通り、私たちは占領に対する抵抗を続ける準備ができています」
――イスラエル軍は「ハマスは最高幹部だったハニヤ氏やシンワル氏を失って弱体化している」と主張しているが?
「ハマスは指導者を失った後も、常にさらに強くなっています。次々と若い人々が出てきて創設者たちと同じ目標を持ち、やる気に満ちて活動しています。ですから、イスラエルが私たちの指導者を暗殺することで一時的に運動を弱体化させることはあっても、長期的にはハマスの進むべき道やその目的を変えることはありません」
さらに、こちらをひたと見据え、強い口調でこう続けた。
「私たちは決して降伏しません。白旗を掲げることはありません。私たちの国家目標である自由、尊厳、独立を達成するその日まで、闘い続けます」
👉とても微妙で難しいところです…。
確かに理不尽に虐げられている事は、世界的に見ても間違いないと思います…。
ただ…
一部のハマスの上層部のその強い意志とその思想とその判断を…
一般市民・大衆に押し付けているところはないか…。
いつも擬制と被害を被るのは罪のない人たち…。
そしてこれはウクライナにも言えることかもしれません…
■ガザ住民「子どもたちを第二のハマスにはしたくない」
「ガザ地区の大多数の住民は、去年10月7日の前であろうと後であろうと、ハマスに反対しています。闘う方法や時期について、ハマスが成功したとは思えません。それどころか、17年以上にわたってガザ地区で私たちを支配下に置き、“イスラエルへの抵抗”という口実で私たちの首を絞めようとして失敗したのです」
「ガザ地区の大多数は今、どんな犠牲を払ってでも、停戦を望んでいます」「(戦闘開始から)1年2か月以上経った今、ほとんどの人が破壊の影響を受けています。殺されて通りを引きずり回され、子ども、女性、男性、民間人の何万という遺体を目の当たりにし、家も破壊されました。私たちはもう、ハマスの考え方から抜け出したいと思っているんです」
「戦争を止めるのは人々の責任ではなく、ハマスの責任です。ハマスが戦争を始め、実行したのですから。パレスチナ人のためにどんな方法、どんな犠牲を払ってでも、この戦争を止めなければなりません」
「トランプ氏にとって戦争を終わらせることは殺戮を止めることにすぎませんが、ガザ地区の私たちにとっては、その後にまだ多くの“戦争”を生きることになるんです。食料、仕事、住まい、教育、健康…」
「私たちは、子どもたちを学校に戻し、人々を家に戻し、生活を取り戻したいと思っています。それこそが平和をもたらすのです。しかし、路上で眠る人々の姿はさらなる暴力や過激主義を招き、さらなる危機を生み出すでしょう」
「トランプ氏は本当に紛争を終わらせ、大量虐殺を止めたいと思っているのでしょうか? その気になれば、紛争を止めることができるはずです。しかし、もしトランプ氏がそれを望まないなら、紛争や移住など、私たちパレスチナ人にとっての困難が続くでしょう」
👉トランプさんにすべてを期待するのも酷なのかもしれませんが、それでも今のトランプさんなら出来る可能性があるし、今のトランプさんにしか出来ないことなのかもしれません…。
それに応えるようなトランプさんであって欲しいと願います…。
いずれにしても…
アメリカやトランプさんにだけでなく…
その他の国のその他の世界の人たちによって、今のその世界で苦しむ人たちを何とか救い助け支えることが出来るようにならなければ、いつまで経っても世界の平和はやって来ません…。
そういう意味でも…
今回のそのICCによる判断がその第一歩となることを期待します…。
「戦争を終わらせることは殺戮を止めることにすぎない…」
「その後にまだ多くの“戦争”を生きることになる…」
「食料、仕事、住まい、教育、健康…といった問題が…」
できることなら…
戦争を終わらせるだけでなく…
戦争を二度と起こさないようにするのが…
これからの時代のこれからの世界に必要な“絶対優先事項”なのではないでしょうか…。
そこに…
わたしたち日本国と日本国民にも…
その“責任”は絶対にあります…。
他人事ではありません…。
そしてそのためにも…
わたしたちはしっかりとその我が日本国の政治を動かす政党・政治家たちの動向をしっかりと見張り、そしてその危険な兆候を見逃してはなりません…。
イスラエルやハマスのごく一部の人間が…
このような悲惨な状況を招いているという事を肝に銘じて…。
わたしたち日本国民は…
今その最も優先しなければならない事を学ぶ過程にあります…。
何故…
この今の選挙ラッシュがあり…
その選挙戦でその「SNSとメディアの対決」のような現象が起きていて…
そしてその「真実」と「正義」そして権力者ではなく「市民パワー」というものを見せつけられているのか…。
この流れは…
すべてこの先にある…
“最優先事項”に繋がっています…。
わたしたち世界市民が進むべき道に…
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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