個々の成長
2024年 3月21日(木)
今朝の景色…
〈気になる記事・後半…〉
【採点&寸評】森保ジャパン、再起の一戦で白星 1点止まりは課題、後半立ち上がりのヒヤヒヤも余計
👉やはりアジアカップの時からのその「悪習慣」とも言える「後半の立ち上がり」というのがよろしくない…。
かなり北朝鮮にそのペースを握られる時間帯が長かったです…。
ただアジアカップの時と違い、その森保監督によるベンチワークとその切り替えの早さが、今回は功を奏したようでした…。
でも…
今回はちょっと日本代表チームのその「層の薄さ」というのを感じてしまいました…。
やはり…
三笘選手と伊東選手がいないと、ちょっと不安になってしまいますよね…。
それでは…
この記事による各選手の採点を基に、そこにちょっとわたしなりの見解を付け加えさせてもらいたいと思います…
(記事全文…)
◆26年北中米W杯アジア2次予選▽第3戦 日本―北朝鮮(21日・国立競技場) 森保ジャパンは北朝鮮を1―0で下し、アジア杯8強からの再起の一戦を勝利で飾った。決勝点は前半2分のMF田中碧。
採点と寸評は以下の通り。
森保一監督【5・5】再出発の一戦で勝利。それなりに攻めたが1点に終わった点は課題。ホームならば3点は取らないといけない相手
👉できれば後半の頭から何らかのメンバー交代をして入ってもらいたかったです…。
逆に北朝鮮が後半頭から選手交代のカードを切って来たので、ちょっと先手を打たれて、苦しい状況と時間帯が作られてしまいました…。
ただ…
その後の選手交代とシステムを変えた後は、だいぶんそのペースを取り戻せたので、森保監督が斬ったカードの中身は間違ってなかったのでは…。
次回は粘らず後手を踏むことなく先手を打って、後半のはじめから勝負に出るような采配も観てみたいですね…
GK鈴木彩艶【6・0】ポスト直撃シュートはヒヤリとしたが無失点。飛び出しのタイミングも良かった
👉アジアカップ時よりはだいぶん落ち着いた感じはありましたが、まだ洗練さに欠けている感じはします…。
あと何回かその足元のプレーの不安定さはありましたね…
DF菅原由勢【5・5】アジア杯の時ほどではなかったが、クラブでの好調ぶりをそのまま発揮できたとは言い難い
👉だいぶん相手のラフプレーに腹を立てていたようですが、その挑発に乗っていてはイケませんね…。
あとやはり…
伊東選手とではなく堂安選手とのコンビネーションでは、なかなか前に飛び出す回数が少ない感じがしました…。
それと…
彼の持ち味であるパスの精度正確さが全然狂っているようです…。
それは前半のフリーキックを観ても分かりますし、たくさんあったコーナーキックも、今回は全然精度が悪かったです…。
やはりまだアジアカップの時の不調を引きずっているようです…
DF板倉滉【6・0】後半はピンチも増えたが落ち着いた対応で完封。散々なアジア杯後の初戦でキャプテンマークを任された信頼に応えた
👉今回の試合は危なげなかったですね…。
ただこのレベルでは当たり前というべきかもしれませんが…。
それにしても…
まだまだロングボールを蹴り込まれた時のDF全体の不安定さは否めませんね…
DF町田浩樹【6・0】速攻特化の布陣を組んだ相手のカウンターを冷静に対応。左足の精度は高めたい。右利きの冨安の左足に負けている
👉アジアカップではあまりチャンスのなかった町田選手…。
この試合ではとても落ち着いた良いディフェンスが出来ていたと思います…。
その長身を活かしたセットプレーに期待したいところですが…
DF伊藤洋輝【5・0】攻撃は物足りなくても目を潰れるが、守備で安定感がないと使われている意味がない
👉やはり良くないですね〜。
何が…?
とにかくバックパスが多過ぎる…。
安全パイが過ぎます…。
そして前線に出すパスの成功率が低過ぎます…。
中にはいくつかは良いパスもありましたが、まだまだトッププロの精度確率には達していないようにわたしは思います…。
これでは左に長友選手を使っても良いようにも思われるくらい…。
もっとボールをもらう時の身体の向きを改善する必要がありますね…
MF守田英正【6・0】細かいポジショニング修正を繰り返し、田中や前4枚の良さを引き出した
👉さすがの判断とボールさばきでしたし、前線に出て行くことも出来ていました…。
今回はどちらかと言うと田中碧選手の良さがより際立ったイメージ…。
それだけその影での仕事を守田選手がしてくれていたということでもあるのでしょうね…
MF田中碧【7・0】第2次森保ジャパン8戦5発。チームのやり方にあっているという意味では、遠藤守田の牙城を崩す可能性も全然あり
👉やはりこの森保ジャパンとの相性というか、代表になるとよりその能力が発揮出来る選手のようです…。
代表での得点の確率も高いですしね…。
今回の試合では、特にそのちょっとしたボールキープの間合いとタイミングをずらしながらの落ち着いたキープの見極めが、その日本チームの溜めになっていて有効でした…。
それが出来るということは…
それだけ“自信”が戻って来たということでしょうね…
MF堂安律【6・0】決めたかったがアシストマーク。決めたかったが周りを使う動きも秀逸。決めたかったが
👉いくつか決定機がありました…。
ただそれを決める決めないの問題もありますが、わたしはそれよりも、彼はその決定機をパス回しのコンビネーションの中からは作れるのですが、自身の縦へのドリブル勝負からは作れていません…。
また…
この試合全体を通しても、ほとんど一度も縦への勝負を仕掛けていなかった様に見受けられました…。
それは即ち…
相手DFにとってはあまり怖くない選手でもあります…。
ただボールをキープして、ただパスを回しているだけの選手…。
チャンスになるかならないかは、味方選手の動き次第…。
それなら…
やはり三笘選手や伊東選手のほうが縦へのスピード勝負に軍配があがります…。
粘り強いディフェンスは出来るようになったのですが、あとはその1対1での縦へのスピード勝負が出来るような選手にならなければ、やはり今後のこれから先のレベルでは難しくなって来るのではないでしょうか…。
体力的には…
粘り強いディフェンスをして、しかも縦への勝負を何回もするのはかなりシンドいところですが、よりもっと怖い選手となる為にはそれが必要です…
MF南野拓実【6・0】トップ下で先発。守から攻の切り替えで持ち味。久保にはない良さを出した
👉今年はそのプレーにさらに磨きをかけて、そのトップ下での彼のプレーはより一段と進化して来ています…。
また少ないタッチ、特にダイレクトプレーも使ったクサビ役のプレーもこなしていて、頼もしい限りです…。
後ろの選手からしてみると、パスを出しても取られてしまう選手にはパスを躊躇しますが、これだけ彼への縦パスが出されているということは、それだけ彼のプレーの質が上がっているという証拠なのではないでしょうか…。
そこにさらに周りの選手たちとの意図的なコンビネーションが加わり、そのバリエーションが増えれば、とても面白い戦術と成り得ます…。
今の彼は…
キープ、パス、シュート、ドリブル、そしてディフェンスとすべての面においてバランスが良くまた完成度が高い選手となって来ました…。
楽しみですね…
MF前田大然【6・5】所々に三笘っぽさも感じさせる技術の高さを披露。速いのは言わずもがな
👉この試合では…
ただ追い掛け回すディフェンス面のみあらず、そのパス回しにボールキープ、そして前を向いての縦へのスピード勝負も何度か仕掛けていました…。
そこは評価に値します…。
それをするしないで、だいぶん相手DFの警戒心も変わって来ます…。
それを何度かすることで…
また逆に、パスもキープもやりやすくなって行きます…。
今年はセルティックでもサイドでのプレーもしているようですが、そんなところのプレーの進化も遂げているのでしょう…。
そういう意味では今回の左サイドは見応えはあったと思います…
FW上田綺世【6・0】W杯予選3戦連発は逃したが、中央にドッシリ構えて攻撃を潤滑化。無得点試合の出来がとことん悪い傾向にあったが、これぐらいの質が出せれば十分
👉今の日本代表の中でのもっともFWらしいFW…。
その存在感は唯一無二です…。
そろそろ…
彼を第一先発候補として中核に置き、彼を軸にした攻めの戦術を具体的に組んで行っても良いのではないでしょうか…。
そしてその第二第三候補として、他のFW選手を起用した場合のバリエーションも加えて行くことが、チームとしての安定感につながるような気がします…。
これからそのようにある程度選手を固定していくことも、チームとしてのひとつの決まり事として有効であるように思います…
MF遠藤航【6・0】後半13分IN。クラブでの多忙ぶりを考慮されての途中出場。しっかり締めた
👉やはり観ていて安定感と安心感がありますね…。
そして…
ただゆったりまったり後ろでボールをまわすだけの日本代表チームの中で、彼がボールを奪いボールを持った時は、その瞬間から素早い攻めへの切り替えになっている…。
それはまさにリバプールで得たプレーの早さと感覚なのでしょう…。
そんなプレーを少し垣間見れたような気がします…。
これから日本代表チームにもそのような変革をもたらしてくれることを願います…
FW浅野拓磨【6・0】後半29分IN。シャドーの位置でプレー。あと一歩のスルーパスもあり、及第点のパフォーマンス
👉途中交代から常にあれだけの安定したパフォーマンスが出せるのは、それなりの経験と自信が必要です…。
その短時間で、少ないチャンスで、それが発揮出来るようになるということは、ほんとは凄く難しいことです…。
そういう意味では…
彼のレベルはかなり上がっていると見て良いように思います…。
ただタイプ的に周りとのコンビネーションによる崩しというのはあまり得意ではないので、どうしてもスーパーサブの働きのほうが向いているかも…。
でもいつどこでどんなスーパーなプレーが出てくるか誰も読めないところもあるからこそ、ひとつの隠し駒として森保監督は手元に置いておきたいところなのでしょう…。
そう思います…
DF谷口彰悟【6・0】後半29分IN。3バックの中央へ。釣り出された時にしっかり処理してから戻る姿勢、あれは大事
👉5バックでの働きはピカイチかもしれません…。
彼も欠くことのできない存在だと思います…
DF橋岡大樹【6・0】後半29分IN。右ウィングバックで出場。身体能力は、やはり高い。短い時間でアピール成功
👉今回のこの試合でのいちばんの収穫は彼だったように思います…。
彼の縦へのダイナミックな勝負は見応えがありますね…。
相手選手にしてみたら凄く怖くて嫌な選手でしょうね…。
あのような1対1での場面でガンガンに仕掛けて行くことで、試合の流れやペースを、日本代表チームに引き寄せることが出来ます…。
あのような場所であのような働きを、本当は堂安選手もしなければなりません…。
とにかく…
この橋岡選手の存在はまたレギュラー争いに食い込んで来そうですね〜
菅原選手もチャラチャラしていられませんね…
FW小川航基【―】後半36分IN。上田に代わって最前線へ。出場時間短く採点なし
👉わたしは彼のプレーを観るのは初めて…。
でもほとんど彼の彼らしいプレーというのはなかなか今回観ることは出来ませんでしたが、新たな可能性となることを願います…
※平均は5・5~6・0点。
いずれにしても…
今回の日本の国立競技場で行われたホームゲームでの代表戦…。
やはりまだまだ完成形には程遠かったですが、とにかくそれでも、ちゃんとしっかり勝点を重ねて行くことが大事…。
そのうち…
ホームゲームで圧倒的なパフォーマンスを見せてくれることを願いつつ、次回のアウェーでも、どのような秘策で対応していくかも楽しみにしたいと思います…。
がんばれニッポン…!!
〈気になる記事・前半…〉はこちらから…
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