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Point Break
2024/9
バンクーバートリップ
Day 8
ホースシューベイからフェリーでバンクーバーアイランドに上陸。深い森や豊かな湖が尽きることなく続く大自然の中を、縫うように車を走らせること約3時間、島の西側の半島にあるトフィーノというポイントブレイクの町に到着した。森と海が融け合った天国のような場所....
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夕方、トフィーノから車で40分ほど半島を北に移動した。ユキューレットという小さなサーフタウンのキャビンに投宿する。キャビンが建つ小高い丘の上から森の中の小道を降りると、美しく野性的な入り江が目の前にひらけた。他に誰もいない。耳が痛くなるほどの静寂。引き潮の干潟を歩いても、聞こえてくるのは、断続的なカモメの叫び声とひたひたと寄せる小波の音だけであった。
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Day 9
昼食時に、小さなダウンタウンにあるカフェ、The Breakで目にも鮮やかなハーフヴィーガンミールをいただく。アボカドとキノコのトースト、スティールヘッドとリコッタチーズをサンドしたベーグル...あちこちに散らされたエディブルフラワー。オーツミルクのチャイ。
カウンターやテラス、思い思いの席でリラックスする客も、オープンキッチンで調理するスタッフもみな、陽に焼けた笑顔を見せる。毎日海に出ているのだろう。誰もがサーファーのようだ。
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この町に来てからずっと、何かが頭の隅にあった....。そう、キアヌリーブスとパトリックスエイジのPoint Break(邦題ハートブルー)を思い出していたのだ。サーファーだったあの人の、在りし日の面影と一緒に。