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梅と椿の散歩道@神代植物公園

梅が咲いて、桜が咲くまでのこの時期、神代植物公園で最もにぎわう一角が、うめ園と、つばき・さざんか園です。

「植物園のガーデンピクニック」のために訪れたのですが、今が盛りとなれば、是非、見に行かなくてはなりません。

うめ園には、早咲きから遅咲きまで多くの種類の梅が植えられ、長い期間花見ができるようになっています。この日は3月に入っていたので、早咲きの梅は終わり、遅咲きの梅が見頃でしょうか。

うめ園の入口に植えられた枝垂れの梅
梅と木瓜
紅梅
薄いピンク色がかわいい
白梅

白梅が好きです。少し寒い空気によく合うと思うので。

ピンクの花も捨てがたい・・・

けれど、ピンク色も良いでよね。たっぷりと花が咲き、見事なので記憶に留めたくて写真に。

紅白の梅の組み合わせ

梅の素晴らしい理由の1つに香りがあります。
小学生の頃、習い事から自転車で帰宅する途中、見晴らしの良い高台に梅の木が数本植えられていて、その場所を通るのが好きでした。夕暮れ時、少し暗い中でも香りで梅の存在が強く感じられるし、白い花びらがぼうっと浮かび上がって見えたものです。
香りは、そんな些細な出来事を思い出させてくれます。

椿の木は、常緑樹なので、冬も葉を落としません。しかも、葉の色が濃い緑ですから、茂っていると少し暗い印象があるかもしれません。
でも、今は花盛り。椿も数多くの種類があって、花の形、色、大きさのバリエーションが多いことに驚きました。

椿のイメージそのもの

つばき・さざんか園は、決められた通路がなくて、土の上を歩いて良いみたいです。見学者が多すぎたら、土が踏み固められてしまうから、許されないかもしれないけれど。今日は、程よい人数といった感じです。
ものすごく近くから観察ができるのです。

いっぱいの花、つぼみ

椿は背が高いですね。庭木にする場合、高くなり過ぎないよう剪定するのだ、と改めて実感します。見上げると、花が高い枝に咲いて、日差しと鳥や虫を呼んでいます。そうそう、若草色をした、きれいな小鳥を見ました。

華やかな赤
八重の花びら
1本の木に紅白の花が咲いています

つばきの園内の散歩も楽しい。これは、花の季節限定ですが、体験していただきたいです。

花が重そうで枝がしなっていました

奥には、「さるすべり・ざくろ園」があります。
花の季節ではなく、葉もない言ってみれば「裸の木」状態なのですが、青空を背景に輝く白い樹皮が美しい、と思いました。

白い木の肌が光ります

「さるすべり」は調布市の花なのです。街路樹にも使われていますが、その場合は大きくなり過ぎないように剪定されているので、こんなに大きく広く枝を伸ばしている姿に感動です。

林のようになっていて、不思議な光景

芝生広場へ向かう道に張り出していた木。名前は忘れてしまいましたが、まさに今、満開の黄色い花がこぼれんばかりです。

こんなに道に出ています
明るい黄色は早春の色

こちらの木、枝先、今年の若い枝が「サンゴ」のような色となるのだそうです。木の案内板に「上を見て」とありました。写真だとわかりにくいかもしれませんが、本当に青空を海に見立てたサンゴの林のようでした。

若枝がサンゴのような色

まだ花も少なく、若葉も出ていない時期ですが、本格的な春に向けて木々の準備はできているようです。
桜ほどに派手さはありませんが、木々の花だけでなく枝そのものまで楽しみを色々と発見することができました。

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