今年も一草粥と小豆粥
1月7日、七草粥の日。私的に、七草粥にセリだけは欠かせません。雪の中、水路に探しに行くのですが、前の田んぼの水路のセリは鹿に食べられるのと、田んぼをつくらなくなり、水路も流さなくなったので、あまりセリを見つけられなくなってしまいました。そこで頼みの綱、久一さんの獣害防止柵に囲まれた田んぼの水路にあるセリを千恵子さんに声をかけて採りに行きました。この水路の水はちょうど柵のある一角から湧き出していてきれいで、一緒にクレソンも生えています。
セリは採ってきましたが、他の葉野菜はありません。それで我が家の七草粥はいつもセリだけの一草粥です。モチロン、お餅も欠かせませんが、夫は煮たお餅は好きではないので、焼いたお餅を粥に入れます。どろどろになったお餅でないのは少し残念ですが、今年も我が家の一草粥が美味しく出来上がりました。
「鏡開きまでは小豆を炊いたらあかんのや。鏡開きで初めて小豆を入れて小豆粥を作るんやで。」とふじさんが言っていましたが、実家では正月2日の朝はぜんざいと決まっていました。年末、お餅つきの時に餡を作るので、その時に小豆をゆでておいたのでしょうか?ラジオを聴いていると、鏡開き、関東では15日ではなく、11日に行っているようですね。地域によって習慣が違うんだぁ‥。
関西医大付属病院に入職したころ、1月15日には労働組合事務所で「鏡開き」と言って、たくさんの「ぜんざい」が準備され、誰かが鍋をもって職場全員の分を貰いに行き、仕事が終わってからみんなで頂きました。枚方病院が出来、労働組合の勢いも弱くなってきて、「鏡開き」の習慣はなくなりましたが、懐かしい思い出です。
ということで、昨年畑で作った小豆を今年も14日、ストーブでじっくりと茹でておきます。15日の朝、ゆで汁ごと土鍋に入れ、ごはんを加えておいしい小豆粥をいただきました。