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一橋MBA 経営管理 小論文入試(2025年度4月向け入試)

2025年度 一橋MBA 経営管理プログラム(通称SBA)の一次小論文試験を10月20日一橋国立キャンパスにて受験しました。
書類作成を除き実質、最初のMBA受験であり緊張してましたが、無事終わりました。
当日は気持ちの良い秋晴れと中央線に乗る同じような受験生の方を見て「あ!同じ参考書読んでる!」「なんかあの人もぽいな〜、意欲高そうだな〜」「一緒に勉強したいな〜」とか考えていたら緊張は解れました。
一方で、独学で受験を行なっている自分としては研究計画書以上に、情報がない小論文に対して不安があり、試験5分前まで参考書読んでいた程だったので、この場を借りて当日の状況を共有したいと思います。

前提情報

一橋MBAは経営管理、経営分析、ホスピタリティ等複数コースがありますが、私は平日夜間、土曜開講の経営管理を志望しました。以下経営管理についての情報です。
秋採用と冬採用の2回に分けて専攻が行われますが、私は秋採用を受講しました。
私は30半ばの年齢、MBA受験を7月に志し、予備校に通わず独学で受験しております。

試験当日情報

試験時間は14時〜15時半の1時間半。経営管理はホスピタリティ専攻と同時間です。どうやら経営分析は同日の午前のようです。
受験者人数は177名。ホスピタリティ専攻は21名。合計198名でした。
要項記載の合格者は経営管理、ホスピテリティ合わせて53名。
試験会場は中央線国立駅徒歩10分の一橋大学 西キャンパスです。西キャンパスの中のどこかは事前にわからず若干焦りますが、当日入場すると張り紙と明らかに受験生とわかる人の流れがあるので、イワシの気分になって付いていけば大丈夫です。
集合時間は13時45分であり、この時間以降、参考書やトイレ外出、スマホ操作が基本できません。
トイレは近く、快適で、落ち着きます。
廊下各所に大学の新歓のチラシが貼ってあり和みます。
試験開始後30分まで遅刻が認められ受験可能です。ただ私の周りでは1人もいないようでした。なお欠席も見当たらず集中できる環境です。

試験当日のここだけ気をつけとけばOK

時間と筆記用具と受験票

私は13時国立駅到着。13時20分に教室到着。のスケジュールでした。
同じ電車に受験生らしい人も何人かいる印象で、教室まで迷わず来ることができました。
やはり、試験に焦りは禁物ですので、時間に余裕もって来られることおすすめします。国立駅周辺には、スタバ、タリーズ、ドトールらカフェもありますし、コンビニ、ファミレス、マックや牛丼系のファーストフード店も多いので、国立駅でお昼を食べるつもりで来られるぐらいの方が良いかもしれません。
カフェで勉強してそうな人もたくさんいました。

筆記用具は今更ですが、シャーペン、消しゴムが良いかと思います。
ボールペンで臨んでいる方もいましたが、特に一橋は字数制限ありの試験のため、書き直し可能なシャーペンが良いかと思います。

受験表は事前印刷の上で持参です。会場で当日忘れた方向けに対応してくれるそうですが、当時焦りは少ない方にこしたことないので、注意です。

一橋の小論文てどんな感じ?

本題です。
分量はA4 5枚分で約4000文字程度。
内容は社会への影響力というテーマでの論説文。
年度によって異なるかと思いますが、取っ付き易いテーマかつ説明が非常に丁寧で新聞の社説くらいな印象です。ウェルテル効果。というキーワードが出てきましたが、文中で解説もあったため事前知識は不要でした。
設問は全4問。全て文字制限有りの本文に引かれた下線部に対しての設問です。
設問毎の内容
 1 キーワードの要約の上での文言説明。200文字。
 2    筆者の結論と異なる、本文中で説明されている2つの仮説に対しての要約と筆者が指摘している不十分さについての説明。350文字。
 3   下線部の筆者の仮説の根拠とその立証方法についての説明。250文字。
 4   下線部の筆者の仮説の根拠とその立証方法についての説明。200文字。

選考でここを見られてるのでは?予測

読解力、字数に収める要約力、答案を意識した明瞭な表現力、タイムマネジメント力が見られている印象です。
社会学、経営学の知識や日頃の課題意識、課題解決力を問うものではないです。
印象としては小論文というより大学受験の現代文に近い印象でした。

また、おそらく納得のいく完全解答をした人が大多数と想定されるので、時間配分を誤り書き終わらない等があると差がつく印象です。
ついては、尚更、時間や文字数を意識した事前準備が肝心な試験だと感じます。

実施した試験対策と振り返り感想

私は対策として、社会人MBAを受験された方の過去のnote等を参考に3冊の小論文参考書を買い準備しました。
 それぞれ感想を下記に書きます。
1  「全試験対応!直前でも一発合格!落とされない小論文」 今道 琢也著
 結論、一橋の対策に一番役立ったと思います。
私のような独学受験者にとって、基本的小論文のお作法を学ぶ機会となりました。
 内容は大学受験生向けのため、小論文の入門書の位置付けです。
 手書きで文字数制限のある文書を書くのは久しぶりという方は立ち読みでも十分かと思うので、明確な減点をもらわない為にも一読した方が良いかと思います。

2  「大学院・大学編入学 社会人入試の小論文 改訂版 思考のメソッドとまとめ方」吉岡 友治著

  結論、一橋においてここまでやる必要はないかと思います。
ただ、問題数も豊富、解説も順を追って丁寧に記されているので、小論文の練習や他大学院含めて受験される場合は良いかと思いました。
  私は、半分程を自分で解いてみて、残りは読書として読みました。
  正直、この参考書の方が一橋より表現力を問われる問題があるので自信喪失します。試験直前まで読んでおり、気が気でありませんでしたので、注意かと思います。

3 「論理トレーニング101題」野矢 茂樹著
  結論、時間があれば取り組まれると記述力が上がるかと思います。
単純にクイズのようで楽しいです。ただ明確な小論文対策書ではないので、時間に余裕があり読み物感覚で取り組みたい方向けかと思います。
  私は、半分程取り組み、残りは後回しにしました。
  個人的にはフェルミ推定本のような、コミュニケーション力の基礎の向上に役立つ印象です。

終わりに

感想としては、試験前は緊張で思う余裕がありませんでしたが、久しぶりに意欲ある方々と一緒に勉学に励む体験ができて楽しかったですし、また大学という場で勉強できる機会が得られたら嬉しいなと素直に思いました。
合格していれば11月に面接となるので、引き続き頑張りたいと思います。
この記事がどなたかの参考になれば幸いです。


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