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令和5年賃金構造基本統計調査を年収で分析してみた。Part4(ChatGPTでデータ分析)


はじめに

令和5年賃金構造基本統計調査から見る職種別年収ランキングを手作業では面倒なので今回からChatGPTを利用してデータ分析を使ってやりました。本筋ではないため最下部にコメントしています。
なお職種については令和2年から変わっており以下のリンク先を参照ください

令和2年以降の職種一覧 20200214-03.pdf (mhlw.go.jp) 
例えば職種が建築技術者の場合は
代表例は建築士、建設設計技術者、建築現場監督、 建築施工管理技術者
といった感じに聞きなれない職種名は一覧から参照願います。

厚生労働省

前提条件

・企業規模は10人以上すべて
・年収は「所定内給与額」×12+賞与
・職種は全年齢平均です。

職種別年収ランキングトップ20(男女計)

  1. 航空機操縦士: 年収 17,323.6 千円

  2. 医師: 年収 12,676.3 千円

  3. 法務従事者: 年収 11,171.2 千円

  4. 大学教授(高専含む): 年収 10,700.3 千円

  5. その他の経営・金融・保険専門職業従事者: 年収 8,981.6 千円

  6. 歯科医師: 年収 8,946.6 千円

  7. 管理的職業従事者: 年収 8,749.7 千円

  8. 大学准教授(高専含む): 年収 8,583.0 千円

  9. 研究者: 年収 7,081.4 千円

  10. 公認会計士,税理士: 年収 7,007.7 千円

  11. 高等学校教員: 年収 6,914.2 千円

  12. 大学講師・助教(高専含む): 年収 6,659.6 千円

  13. 小・中学校教員: 年収 6,508.8 千円

  14. システムコンサルタント・設計者: 年収 6,471.1 千円

  15. 輸送用機器技術者: 年収 6,454.2 千円

  16. 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く): 年収 6,365.6 千円

  17. 不詳: 年収 6,071.0 千円

  18. 企画事務員: 年収 6,046.8 千円

  19. 機械器具・通信・システム営業職業従事者(自動車を除く): 年収 5,867.1 千円

  20. 金融営業職業従事者: 年収 5,825.9 千円

これらの職種では、性別を問わず年収が特に高いことがわかります。高い専門性や資格が求められる職種が多く、その分年収も高くなる傾向にあります。


男性の年収が高い職種トップ20

  1. 航空機操縦士: 年収 17,543 千円

  2. 医師: 年収 13,470 千円

  3. 法務従事者: 年収 11,732 千円

  4. 大学教授(高専含む): 年収 10,799 千円

  5. その他の経営・金融・保険専門職業従事者: 年収 9,930 千円

  6. 歯科医師: 年収 9,834 千円

  7. 管理的職業従事者: 年収 8,868 千円

  8. 大学准教授(高専含む): 年収 8,770 千円

  9. 研究者: 年収 7,512 千円

  10. 公認会計士,税理士: 年収 7,383 千円

  11. 高等学校教員: 年収 7,200 千円

  12. 保険営業職業従事者: 年収 7,075 千円

  13. 大学講師・助教(高専含む): 年収 6,890 千円

  14. 小・中学校教員: 年収 6,851 千円

  15. 企画事務員: 年収 6,827 千円

  16. システムコンサルタント・設計者: 年収 6,693 千円

  17. 不詳: 年収 6,656 千円

  18. 輸送用機器技術者: 年収 6,588 千円

  19. 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く): 年収 6,513 千円

  20. 金融営業職業従事者: 年収 6,486 千円


女性の年収が高い職種トップ20

  1. 大学教授(高専含む): 年収 10,352 千円

  2. 医師: 年収 9,987 千円

  3. 法務従事者: 年収 8,540 千円

  4. 大学准教授(高専含む): 年収 8,068 千円

  5. 管理的職業従事者: 年収 7,570 千円

  6. その他の経営・金融・保険専門職業従事者: 年収 6,931 千円

  7. 歯科医師: 年収 6,599 千円

  8. 高等学校教員: 年収 6,258 千円

  9. 大学講師・助教(高専含む): 年収 6,168 千円

  10. 小・中学校教員: 年収 6,052 千円

  11. 研究者: 年収 5,648 千円

  12. 公認会計士,税理士: 年収 5,556 千円

  13. 船内・沿岸荷役従事者: 年収 5,507 千円

  14. その他の機械整備・修理従事者: 年収 5,493 千円

  15. 航空機客室乗務員: 年収 5,252 千円

  16. システムコンサルタント・設計者: 年収 5,174 千円

  17. 助産師: 年収 5,166 千円

  18. 薬剤師: 年収 5,124 千円

  19. 電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く): 年収 5,094 千円

  20. 企画事務員: 年収 5,003 千円

これらの職種では、年収が特に高いことがわかります。専門知識、資格、経験が求められる職種が多く、その分年収も高くなる傾向があります。

男女間の年収格差トップ20

  1. 航空機操縦士

    • 男性年収: 17,543 千円 (労働者数: 508名)

    • 女性年収: 4,880 千円 (労働者数: 9名)

    • 年収格差: 12,663 千円

  2. 医師

    • 男性年収: 13,470 千円 (労働者数: 9,823名)

    • 女性年収: 9,987 千円 (労働者数: 2,902名)

    • 年収格差: 3,483 千円

  3. 歯科医師

    • 男性年収: 9,834 千円 (労働者数: 1,351名)

    • 女性年収: 6,599 千円 (労働者数: 511名)

    • 年収格差: 3,235 千円

  4. 法務従事者

    • 男性年収: 11,732 千円 (労働者数: 2,007名)

    • 女性年収: 8,540 千円 (労働者数: 428名)

    • 年収格差: 3,192 千円

  5. 保険営業職業従事者

    • 男性年収: 7,075 千円 (労働者数: 4,813名)

    • 女性年収: 4,000 千円 (労働者数: 17,872名)

    • 年収格差: 3,075 千円

  6. その他の経営・金融・保険専門職業従事者

    • 男性年収: 9,930 千円 (労働者数: 2,007名)

    • 女性年収: 6,931 千円 (労働者数: 929名)

    • 年収格差: 2,999 千円

  7. その他の一般事務従事者

    • 男性年収: 5,965 千円 (労働者数: 34,808名)

    • 女性年収: 3,796 千円 (労働者数: 67,100名)

    • 年収格差: 2,169 千円

  8. 秘書

    • 男性年収: 6,436 千円 (労働者数: 135名)

    • 女性年収: 4,344 千円 (労働者数: 1,887名)

    • 年収格差: 2,092 千円

  9. はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者

    • 男性年収: 4,675 千円 (労働者数: 17,025名)

    • 女性年収: 2,691 千円 (労働者数: 1,359名)

    • 年収格差: 1,984 千円

  10. 総合事務員

    • 男性年収: 5,929 千円 (労働者数: 51,571名)

    • 女性年収: 3,950 千円 (労働者数: 70,093名)

    • 年収格差: 1,979 千円

  11. 研究者

    • 男性年収: 7,512 千円 (労働者数: 11,603名)

    • 女性年収: 5,648 千円 (労働者数: 3,488名)

    • 年収格差: 1,864 千円

  12. 公認会計士,税理士

    • 男性年収: 7,383 千円 (労働者数: 1,680名)

    • 女性年収: 5,556 千円 (労働者数: 434名)

    • 年収格差: 1,827 千円

  13. 企画事務員

    • 男性年収: 6,827 千円 (労働者数: 22,904名)

    • 女性年収: 5,003 千円 (労働者数: 17,131名)

    • 年収格差: 1,824 千円

  14. 著述家,記者,編集者

    • 男性年収: 6,150 千円 (労働者数: 3,514名)

    • 女性年収: 4,375 千円 (労働者数: 3,160名)

    • 年収格差: 1,775 千円

  15. 金融営業職業従事者

    • 男性年収: 6,486 千円 (労働者数: 10,357名)

    • 女性年収: 4,743 千円 (労働者数: 6,305名)

    • 年収格差: 1,743 千円

  16. 航空機客室乗務員

    • 男性年収: 3,573 千円

    • 女性年収: 5,252 千円

    • 年収格差: 1,679 千円

  17. 機械検査従事者

    • 男性年収: 4,858 千円 (労働者数: 6,427名)

    • 女性年収: 3,173 千円 (労働者数: 1,326名)

    • 年収格差: 1,685 千円

  18. 宗教家

    • 男性年収: 5,247 千円 (労働者数: 691名)

    • 女性年収: 3,567 千円 (労働者数: 94名)

    • 年収格差: 1,680 千円

  19. 営業・販売事務従事者

    • 男性年収: 5,663 千円 (労働者数: 38,779名)

    • 女性年収: 4,000 千円 (労働者数: 53,147名)

    • 年収格差: 1,663 千円

  20. 輸送用機器技術者

    • 男性年収: 6,588 千円 (労働者数: 21,994名)

    • 女性年収: 4,978 千円 (労働者数: 1,977名)

    • 年収格差: 1,610 千円

このデータから、同じ職種でも男女間で年収差が存在することがわかります。特に「航空機操縦士」の年収格差は非常に大きいですが、女性のサンプル労働者の数が少ない参考値です。
全体的に女性より男性の方が高い傾向であります。


次に、年収と賞与の関係、勤続年数と年収の関係について解説します。


年収と賞与の関係

以下は、労働者数が5000人以上で、賞与割合が異なる2つの職種の例です。

賞与の割合が低い例

職種: タクシー運転者

  • 年収: 3,610.3 千円

  • 賞与: 127.9 千円

  • 賞与割合: 3.5%

  • 労働者数: 16,445名

賞与の割合が高い例

職種: その他の機械整備・修理従事者

  • 年収: 5,651.5 千円

  • 賞与: 1,711.9 千円

  • 賞与割合: 30.3%

  • 労働者数: 6,074名

考察

賞与の割合が低い例(タクシー運転者)

タクシー運転者の場合、年収のうち賞与が占める割合は3.5%です。これは、基本給や歩合給が年収の大部分を占めていることを示しています。タクシー運転者は、日々の運賃収入が主な収入源であり、企業の業績や個人のパフォーマンスによる賞与の影響が少ないことが特徴です。

賞与の割合が高い例(その他の機械整備・修理従事者)

その他の機械整備・修理従事者の場合、年収のうち賞与が占める割合は30.3%と非常に高いです。これは、基本給に加えて高額な賞与が支給されていることを示しています。賞与が年収の大部分を占める職種では、企業の業績や個人のパフォーマンスが賞与に大きく影響し、その結果、年収にも大きな影響を与えることが特徴です。

その他の機械整備・修理従事者 :電車修理工、自転車修理工、時計修理工

まとめ

賞与の割合は職種によって大きく異なり、その理由は職種の特性や企業の報酬体系に依存します。賞与の割合が低い職種では、基本給や歩合給が主な収入源となり、賞与の影響は小さいです。一方、賞与の割合が高い職種では、企業の業績や個人のパフォーマンスが賞与に直接影響し、その結果、年収にも大きな影響を与えます。このように、賞与の割合を考慮することで、職種ごとの年収の特徴を理解することができます。


次に、勤続年数と年収の関係について解説します。


勤続年数と年収の関係

勤続年数の影響

勤続年数は、一般的に年収にプラスの影響を与えます。企業は経験やスキルの蓄積を重視し、長期間勤める従業員に対して昇給や昇進を提供する傾向があります。以下に、いくつかの職種の例を挙げて勤続年数が年収に与える影響を説明します。

例:管理的職業従事者

  • 平均勤続年数: 21.9年

  • 年収: 8,749.7千円

管理的職業従事者は平均で21.9年の勤続年数があります。長期間の勤続により、管理職に昇進し、高い年収を得ていることが示されています。

例:システムコンサルタント・設計者

  • 平均勤続年数: 12.5年

  • 年収: 6,471.1千円

システムコンサルタント・設計者の場合、平均勤続年数は12.5年です。管理職ほど長くはないものの、専門的なスキルと経験が年収に反映されています。

勤続年数の変動要因

勤続年数が年収に与える影響は以下の要因によって変動します:

  1. 昇進の速度: 昇進の速度が速い場合、年収の増加も早くなります。

  2. スキルの向上: 専門的なスキルや知識の向上が年収にプラスの影響を与えます。

  3. 企業の評価制度: 企業が従業員の勤続年数をどのように評価するかによって年収の増加が異なります。

まとめ

勤続年数は年収に大きな影響を与えますが、その影響は職種や企業の評価制度によって異なります。長期間の勤続は一般的に年収の増加につながりますが、昇進やスキルの向上も重要な要因です。年収を向上させるためには、これらの要因を総合的に考慮し、戦略的にキャリアを築くことが重要です。


ChatGPTで分析をしてみて

ChatGPTがデータが扱いやすいように正規化をする必要はあります。またきちんと指示をしないとデータとは違う数字を持ってくるなど、指示文には工夫が必要。今回のデータの数字は自分で確認したがこれも経験で次回から楽しよう。あと、GPTからGoogleドライブにアクセスできるようになったのは楽ですね。比較的シンプルのものでやってみましたがもっと複雑な内容でもうまく使いこなしてみたいです。


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