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自分を客観視する!半年ごとのキャリア棚卸のすすめ
はじめに
自分のキャリアの棚卸していますか?
キャリアの棚卸とは、自分のこれまでの仕事や経験を振り返り、自分の強み弱みや興味があることを見つけ出す作業のことです。
毎年の年末年始、私は自分のキャリアについてじっくりと棚卸を行います。そして、さらに半年ごと(だいたい夏)にその進捗をチェックするようにしています。
この習慣は、自分自身の成長を確認し、将来に向けた計画を見直すための貴重な時間となっています。キャリアの棚卸を定期的に行うことで、自分のスキルや経験がどのように進化しているかを把握し、必要に応じて調整を加えることができます。今回はこのキャリア棚卸の重要性と、具体的な方法についてお話しします。
1. キャリア棚卸の重要性
キャリアを築くうえで、定期的な棚卸は欠かせないステップです。これにより、自分の仕事やスキル、目標を見直し、キャリアアップに向けた具体的な方向性を設定できます。半期ごとに自分のキャリアを棚卸することで、自身の強みや弱み、達成したこと、改善が必要な点を明確にし、具体的なキャリアプランを練ることが可能です。
1.1 キャリア棚卸とは
キャリア棚卸とは、自分の職務経歴やスキル、実績を再評価し、今後のキャリアプランを見直す作業のことです。これは、自分の経歴やスキルを「キャリア棚卸&発見シート」や「ジョブ・カード」などの専門的なツールを用いて体系的に整理します。
1.2 半年ごとの棚卸のメリット
半年ごとのキャリア棚卸は、自分の現在地を把握し、次の半年で達成すべき具体的な目標を立てやすくするメリットがあります。半年間の間に異動などのイベントや業務が変わることもあるかもしれません。私的にはキャリアの棚卸は目標立てたことに対するPDCAを回すこと(CAですね)と同意です。
2. キャリア棚卸の具体的な手法
2.1 職務経歴書の活用
私は20代のことからこれですね。職務経歴書を定期的に更新することで、新しいスキルや資格、プロジェクト経験を随時反映させることができ自分のキャリアの棚卸を効果的に行うことができます。これにより、自己の成長を定期的に評価し、キャリアアップのための計画を立てやすくなります。
ちなみに私の場合は20代からリクナビNEXT(当時は名前が違うかも)でレジェメを作成しておりそれをダウンロードしてずっと使いまわししています。先ほど確認しましたが今もバージョンアップしてあるのでフォーマットや書き方を参照ください。
2.2 マイジョブ・カードを利用した棚卸
マイジョブ・カード(ジョブ・カードは「キャリア・プランシート」「職務経歴シート」「職業能力証明シート」の3つの様式で構成)を活用することで、自分の経歴やスキルを一覧化し、客観的に評価することができます。半期に一度、このジョブ・カードを使用することで、自分の成長や課題を明確にし、キャリアアップのための具体的なアクションプランを考えることができます。こちらは作成補助サイトが厚生労働省支援でありますので今から作成する方はこちらを利用するのもありと思います。
2.3 5W1Hでのキャリア整理
5W1H(Who, What, When, Where, Why, How)を使用してキャリアを整理することは、自分自身のキャリアパスを明確にするのに役立ちます。この方法では、過去の職務を詳細に分析し、各プロジェクトや業務がどのように自分のキャリアに貢献したかを具体的に記述します。例えば、どのようなチームで(Who)、どんなプロジェクトを(What)、いつ(When)、どこで(Where)、なぜその業務を行ったのか(Why)、どのようにして達成したか(How)を記録します。これにより、自己のキャリアにおける成功パターンや改善が必要な領域を明確にすることができます。職務経歴書ではなくこちらを作成しておいてためておくのもありと思います。
3. 半年ごとのキャリア棚卸を続けるコツ
3.1 無理をしない。
私自身も忙しい年とかは年末年始しかしないことがあります。
ただ多くのビジネスパーソンは朝礼や週定例なり、月定例なりをして自身の実施したことや予定など業務報告をしていると思います。それを上手に使えばさほど困ることなく振り返りができます。あとは計画的に時間を割り当て、日々のルーティンに少しの時間をキャリアを振り返る時間として取り入れることで、継続して棚卸を行うことが可能です。
3.2 持続可能な方法での進行管理
大きな目標は立てないこと。目標を小分けにして設定し、ジョブ・カードやキャリア棚卸シートを活用しながら、キャリアアップに向けた計画を具体的に立てることが、持続的な成長につながります。定期的な振り返りを通じて、新たな目標や方法を見直すことも重要です。
4.まとめ
キャリア棚卸は、自己成長と将来計画の見直しに役立つ重要なプロセスです。この記事を例にして、自己のスキルや経験を定期的に評価し、適切な行動計画を立てることができます。毎日の業務に忙殺されがちですが、自分自身のキャリアに主体的に向き合うことが、プロフェッショナルとしての価値を高め、市場での競争力を維持する鍵となります。
最後に、キャリア棚卸は自分自身への投資であり、その努力が将来の成功につながります。皆さんもこのプロセスを通じて、自己実現に向けた一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。
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