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小説攻強皇國機甲10


ワンが
跳躍で
突っ込んで
来た

尻尾の
パーツが
三節棍へと
変わり
振り回す

近接格闘
ソードを手に
構えた

その時

ワニが
肩から
砲撃を
開始する

辛うじて
回避する

うさ
「リズ!」
リズ
「はい!」
ワン
「伸びるよ」

三節棍の
関節が
ビーム状に
伸びると
うさに絡まる


地上に
落とされた



衝撃に
みんなが
叫ぶ

うさ
「 」
リズ
「う‥動いて」
「キャッ!」

絡まる
三節棍を
振り回す

奇岩へと
叩きつけられた

身動きが
取れない

緑の
眼光が
消えかかるように
点滅した

ウナギ
「これで終わりかね?」
リズ
うさ
「 」
アル
「嫌だ‥」
「‥諦めるもんか」
ライオ
「アルゴ‥」
リズ
「アル‥ゴ?」
アル
「此処で変わるんだ‥
変わらないまま
終わる訳には
いかないんだ」

ライオ
「‥!」
「うわ!」


再び
叩きつけられ
ワンの
足元まで
引きずられる

ワニ
「あと一撃かな?」


胸部の
主砲発砲



着弾の
衝撃で
シールドが
破壊された

うさ
「まずいわ」
アル
「僕達は‥変わら
なきゃいけない」
「リズ!もう一人で
戦わせない!」


此処から
出してと
強制退場する

高低差より

弾き出され
地べたに
転がった

起き上がれない

リズ
「アル!大丈夫⁈」
「どうして⁈」

ウナギ
「変わろうとしている
自らの意思で」

ライオ
「今だ」
うさ
「ライオ⁈」

ワニ
「子供がこんな所に
いたら危ないよ」

ワニの
巨大な腕が
僕に向かい
伸びて来る

その時だった

ライオが
機体から
強制退場する
勢いで
スピンアタックを
かます

剛腕を弾き返す

ライオ
「アル!」
アル
「君が‥連れ
出してくれた」
ライオ
「アル‥」


意識が
朦朧と
する中

僕は
立ち上がった


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