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小説攻強皇國機甲11

傷だらけで
立ち上がった

ライオが
側に立つ

自分に
言い放った

アルゴ

「向き合うんだ!
此処に来た意味を」

「何も出来ないまま
さよならなんて僕は
絶対に嫌だ‼︎」


ワニ
「何も出来ない?
それじゃ終わる
しか無いだろう
主砲でダウンさ」


ライオ
「お前達の主砲なんて
真下に撃てないだろ」


ワニ
ワン

「 」

ライオ
「アルゴ、君なら
ヴィジョンで
分かる筈だ!」
「叫ぶんだ!」


アルゴ
「 」

「キングさよな
ライオン‼︎」


ライオと共に
光に包まれる

直上から
黄金の
雷光が走る


うさ
「来たわ‥アルゴの
奇跡が」
リズ
「凄い力‥」
うさ
「もう一人で
戦わなくて良いわ」
リズ
「うん!」

雷光から

一気に舞い降りる
巨大な
ライオ


裂開して
裏返り
変形する

巨大な
両脚から
組み上がり

ワニとワンを
踏みつける

ワン
ワニ
「変形中に踏みつける⁈」

剛腕が
組み上がり

逆さまの顔が
高速回転して
ピタリと止まる



頭部が
迫り上がり

ライオが
叫ぶ


フェイスマスクに
覆われ


キング
さよなライオンの
変形が完了した

そして

アルゴ
「すぐに終わらせる」

「獅子の一貫」
「Consistency of the lion!」

2体の
ワンとワニの
機体の前方から
姿を消した
さよなライオンが
後方で
拳を突き出し
静止すると

パァン

弾けるように
2体のシールドが
破壊された

ワン


ワニ

うさ
「どう?」

まだやる?

うさの
問いかけに

ワンとワニは
青ざめ

大きく
首を
横に振った

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