小説攻強皇國機甲2
うさ
真っ白な
ワンピース
頭に冠
たらこ口
うさ
「準備できたわ」
「開けるわよ」
私
「え?」
うさが
玄関を開ける
衝撃で
吹き飛ばされた
黒い水の塊が
家の中に
入ってきて
それから
ずっと
真っ暗
それが
ずっと続くと
思ってた
だんだん
明るく
なってくる
うさが誰かと
何か話してる
「まだ低い」
「そんな事
分かってるわ」
「何がchildren of
algorithmsだよ
省略逆じゃないか」
「細かい事は
良いの。見て
起きるわ」
私
「うさ‥?」
「痛い痛い‼︎
死んじゃう‼︎」
うさ
「一度死んでるわよ」
私
「えっ?」
「あ、もう痛くない」
どうしちゃったの
私‥
外‥?
あ
私
「誰か倒れてる」
うさ
「あなたと同じよ」
私
「同じ?」
うさ
「ね、ライオ」
ライオ
「その子が君の、ね」
私
「此処、何処?」
ライオ
「ラグラ」
ラグラ?
知らない
場所
草原の
ど真ん中
雲が目の前を
横切っている
空を見上げて
驚いた
私
「島が浮いてる⁈」
「凄い!」
「う、ん」
私
「あ、気付いた」
「男の子だわ」
男の子
「‥何処?」
「思い出せない」
私
「私と同じ!」
男の子
「え?」
「君は‥あ、そうか
僕と同じで記憶が」
私
「ね、見て」
男の子
「空の上?」
「草原に、空の上に
島が浮いてる」
私と男の子と
はしゃぐ
うさと
ライオは
半分
呆れていた
みたいだった