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ゆめにっき 会食

漫画の
主人公の様

エノクと
並列し

時代の
最先端へと
躍り出た

そこで
眼鏡をかけた
若人と
出会う


牧之原の
会場

会食場での
お手伝いを
する事に

執事の様に
振る舞う

牧之原から
眺める
風景に
違和感を
感じている

こんなに
標高が

あっただろうか?

遠い目で
眺める
展望の
会食場

幼い
姿では
立ち回れない
私は
姿を変えず
奉仕した

阿部元総理の
若い頃の
姿と出会う

眼鏡の若人と
会食‥?

阿部
「紹介します。新しい総理です」

「え?」
眼鏡
「宜しく」

「え?本当に?」
眼鏡
「本当」

「冗談抜きで?」
眼鏡
「冗談抜きで」

覗き込む様に
二度聞いたが

彼の様

阿部元総理は
私の手を
見つめている

「禊師」の手

屍の
不愉快さが
感じられない辺り

本物だと
感じた

平らげた筈の
皿には
にんじんが
残されている


「好き嫌い無いんですよ私」
眼鏡
「無いんですか」

「人類は支配から分断される」
「ワサビの様な辛口は、今後の時代に合わない」
眼鏡
「なるほど」

眩しい

街を眺める

遠い目で
照らし続ける
ママを
見つめた

視線を変え
振り向くと

メイド姿の
少女が立つ


阿部
「‥君の相方かね?」

「はい。自慢の相方です」

エノクが
真っ赤になって
私を見ていた

そんな
彼女に

私は
微笑んで
返した

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