見出し画像

『風景を考えるプログラム vol1』のご案内

『風景をつくる宿プロジェクト』では、2025年から5年くらいをかけて、風景についての新たな視点を学び、実践していく『風景を考えるプログラム』をはじめます。

昔の里山の人の手が入った風景が美しいのは、人々の暮らしが半径数キロで成り立っていたためだと思っています。(地域内で自給自足がある程度できていた)
一方で、現代は都市と田舎のインフラの普及差がどんどんなくなった一方で、身の周りの環境と暮らしが離れすぎてしまっているように思います。
風景を整えるはずの草刈りや剪定、道路清掃も、どこか視覚的な景観整備としての作業面が強く、時間をかけても何も積みあがっていかないようにも感じていました。

風景と暮らしが分離された現代だからこそ、風景を構成する要素(視点)を学び、自分たちでやれる方法(接続点)を探り、再構築していく。そんな時間をつくれたらと思います。

深めていきたいことは『目に見えていないものの視覚化』。
今、考えているテーマ(視座)は生物・空気と風・時間・お金です。
毎年、各テーマの専門家や共に学んでいきたい方たちと一緒に5日間ほどのプログラムを組み、実際に山や川に入り、見たり感じたりしながら五感を使い、どっぷり風景について考えていきたいと思っています。

始まりとなる初回は、このプロジェクトで関わるエリアの昔と今を知ること、そこからどういったアプローチがいいのかを一緒に考えていき、実際にフィールドワークや手を動かすということをしていきます。

【プログラムの詳細】
〇日時 2月1日から5日 ※1日の13:00スタート/5日の12:00解散
〇宿泊 WEEK神山 徳島県名西郡神山町下分字地野57
〇食事 1日2食付 10時と17時(おやつタイムあり)
〇定員 最大10名まで
※参加者の方とは、お互いのミスマッチがないように、事前にオンラインにて顔合わせできたらと思っています。

【行程予定】(12/25更新)
1日目:宿周辺の風景へ理解を深める/それぞれの自己紹介
(宿の大家さんの話を聞く、知る、歩く、考える、それぞれの活動紹介)
2日目:身体を使って風景を知る、手を入れる
(手を入れていく土地の開拓、木を切る、草を刈る、石を積む)
3日目:石川先生の話/一緒にランドウォークする
(石川先生に来ていただき、ランドスケープの話を聞く、一緒に歩く)
4日目:身体を使って風景に手を入れる
(土地の開拓、鳥瞰図をつくり、未来の風景を描いてみる)
5日目:5日間のまとめ
(全体のまとめ、木を植える)

流れとしては、1-2日目まではそれぞれの風景の共有、3日目に石川先生に風景についての知見を深めてもらい、4日目以降はそれを意識しながら手と頭を動かしていくという感じです。

【参加費用】 77,000円(税込) ・参加費には宿泊(4泊5日)、食事代、プログラム参加代、保険代を含みます。 ・食事と風景の繋がりを感じてもらう観点から、みんなで一緒にご飯をつくります。 ・他の方(同性の方)と同室になる可能性があります。

【応募フォーム】 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSegOyrc1RrQgTaJwm7w5hUHOhmp3Y_Nkw1UrctgLl7vSybw6w/viewform?usp=sf_link
締切り2025年1月24日(金)まで
※1泊や2泊のみ参加、宿泊なしでプログラムのみ参加、その他お悩みの方はお名前・所属先・連絡先・質問内容を添えて、こちらのアドレスまでご連絡ください。
※一旦の締め切りを1月24日(金)としておりますが、空きがあればご参加いただけます。気になる方は、下記のメールアドレスにお問い合わせください。
modern.satoyama.landscape.pjt@gmail.com

【こんな方におススメ!!】
前提として、このプログラムを通じて一緒に考えたり手を動かしながら、風景への理解を深めたり、関わり合いをもてる人をイメージしています。
 ・ランドスケープや建築を学んでいたり、興味がある人
 ・(自分が住む地域の)風景にモヤモヤを感じている人
 ・神山で一緒に風景をつくっていきたい人
 ・一緒に手を動かし、学んでいける人

実験的な取り組みのため、プロジェクトメンバーも毎週議論を重ねながら進めており、現時点でお伝えできる情報は少しふわっとしています。何をするかということはとても大切ですが、どんな人たちとやっていくかということもとても大切で、神山というエリアで今まで積み上げられてきた文脈を活かしながら一緒にチェレンジしていける人と繋がれると嬉しいです。
みなさまのご参加をお待ちしております!

いいなと思ったら応援しよう!